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小説のレビュー、家族の出来事、趣味の事、スポーツ全般など、日々の出来事をつづりながら、一日一日を心豊かに過ごせれば・・・

物悲しい短編集「嘘をもう一つだけ」by東野圭吾

2016年02月27日 | 小説レビュー
~バレエ団の事務員が自宅マンションのバルコニーから転落、死亡した。
事件は自殺で処理の方向に向かっている。だが、同じマンションに住む元プリマ・バレリーナのもとに一人の刑事がやってきた。
彼女には殺人動機はなく、疑わしい点はなにもないはずだ。ところが…。人間の悲哀を描く新しい形のミステリー。「BOOK」データベースより


今回は珍しく短編集を読んでみました。

やっぱり短編は短編で、普通の小説に比べて、若干深みは足りないものの、何かを守るために付いてしまった嘘(犯罪)を隠そうとする人間の心理がとてもよく描かれています。

さすがは、東野圭吾で、どの物語もキッチリと読ませてくれますね。

なんか身につまされる話もあって、それなりに楽しめましたよ。

★★★3つです。