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インド マーケティング基礎講座動画をアップ

2020-09-21 18:18:29 | インド
インドってなかなかわかりずらいですよね?というわけで、自分の勉強も兼ねて、動画でインド のマーケティングに必要な基礎知識をまとめてみました。こちらがその動画になりますが、長くなってしまったので、前半と後半に分けて、それぞれが10分前後になるようにしてみました。

まずこちらが前編です。4つの切り口で分けたなかの、都市で把握する、そして年齢層で把握するという二つをカバーしました。



インド は13億8000万人の人口で、中国に次ぐ人口の国なのですが、実は大半が農村部に住んでいます。



農村部と言っても、境目は人口5000人ということですね。

都市部の人口比率は年々高まっているのですが、こちらが都市を分類した図です。



一番左がティア1(ティアX)の8大都市(8メトロ)です。他の国ではティア1、ティア2、ティア3という呼び方をしています。しかしインド では最近、ティアX、ティアY、ティアZという呼び方をしようという動きもあります。ですが、そんなに一気に浸透はしていません。いろいろな呼び方が混在しています。100万人以上の都市は現在、40あるんですが、これはあっという間に増えていくと思われます。

こちらの図は、平均年齢と出生率をグラフにしたものです。



左上にある日本は、少子化と高齢化の両方のダブルパンチです。インド は、平均年齢が30歳以下、出生率も2以上ありますので、少子化の問題もなく、高齢者人口は労働人口が十分に支えられる状況なので、非常にバランスのよい状態です。中国は日本の状況にやや近くなってきています。遠からず人口規模ではインド に抜かれていくのでしょう。



人口ボーナスを国別に比較したものがこちらですが、インド は2018年から人口ボーナス期に入っています。これは2055年まで続くので、大きく経済発展していくことが一目瞭然です。人口ボーナス期というのは、労働人口が、従属人口を上回る期間のことです。ちなみに日本は1964年から2004年の間でした。中国は1994年から2031年までと言われています。中国はあと10年くらい、インド はまだ35年くらいあります。

で、こちらが、後編の動画になります。



インド の言語に関しては、こちらのブログのインドの言語の迷宮にようこそという記事で触れたことなので、そちらを参照いただければと思いますが、そこでカバーされていなかったのが、こちらの英語に関するデータです。



英語を母国語とする人はほとんどおらず、だいたいが第二、第三言語になりますが、1億人くらいの人が英語を話すことができます。



都市部で、高所得者で、学齢の高い人が英語が話せる率が高いということがわかります。

あと動画でも触れたSECですが、生活レベルの高さをA、B、Cというふうにランク付けしたものなのです。A1, A2はあまり変わっていませんが、下のほうが減り、中から上が増えているという感じですね。



インド でマーケティングをする際に基本となる情報をざっとまとめてみましたが、皆様のお役にたてたら幸いです。
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