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前回「インド と中国はこんなにも仲が悪い」 という記事をこのブログで投稿しましたが、インド と中国は国境での緊張関係が続いています。前回は、3D政治アニメのPolitoonを中心に紹介したのですが、今回は今月衝突が続いているこの地域中心に書いてみたいと思います。
このところ揉めているのは下の地図の赤い実行支配線(LAC=Line of Actual Control)の周辺です。
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左上にガルワン渓谷というのがありますが、ここは2020年の6月15日に、インド 側の死者20名(中国側の死者は未発表)となる軍事衝突のあった場所です。インド と中国の国境紛争で死者が出たのは45年ぶりとのことで、インド では大きなニュースになっておりました。相互の取り決めで、火器は用いないとのことなので、戦いは、取っ組み合いの喧嘩で、せいぜい使うとしても石や棍棒という原始時代かと思える状況。ガルワン渓谷は4300メートルの高地にあり、空気も薄く、険しい地形なので、こんなところでの肉体線は想像を絶するものがあります。崖をずり落ちて死亡した兵士もいたそうです。
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上の図の星印が付いているあたりが6月15日の衝突の場所です。
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India Goes All In On ‘Boycott China’
これを受けて、インド国内では「ボイコットチャイナ」という中国への反発が強くなっており、6月29日にTikTokなど中国製の主要アプリ59本を禁止、その後、47本が追加され、9月2日には新たに118本が禁止されるという事態に。
9月になっても国境での睨み合いは続いていますが、最近は、パンゴン湖の近辺です。
パンゴン湖は、インド映画の名作『きっとうまくいく』のラストシーンで、主人公たちが再開する美しき青い湖です。ここでも高度は4300メートルほどあります。
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映画の中では、何とも平和な世界の象徴として登場するこの場所なのですが、現在は、武力行使はないまでもお互いに戦車部隊を背後に控えさせての睨み合いを続けております。何とも悲しいですね。トップの写真は、この近くの高地で中国軍の侵入を見張っているインド の兵士です。
また、この湖の近辺に、こんな看板が建てられたようです。
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インド 兵向けのメッセージですが、"NEVER GIVE UP"と書かれています。
9月10日にモスクワで中印外相会議が行われました。
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しかしながら、すっきりした結論は出なかったようです。「きっとうまくいく」のようなハッピーエンドになってほしいものです。
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