天之橋立、真名井(〇七五)ヶ原は、世の元の神降る聖地と申してあるぞよ。
真名井神社の正遷宮も近まりたな。
世の元の神の四三返りであるぞ。
真名井神社の解体修理は、世界の立替立直しの型と申してありたぞよ。
平成元年から真名井神社の境内整備を始め平成の終わりのこの三十年、真名井の宮の建て替えが成りた事は目出度き事であると共に、大国を始め世界の国々が策謀をめぐらせ、乱れ荒げる世を、根底から厳しく立替立直しの始まる事も暗示いたしておるぞよ。
男島女島や天之橋立真名井ヶ原は丹波(田二八)の要の地場であり、田二八とは、この日本世界の始まりの地場であり、最初、国常立大神(豊宇氣神)が天降りた国であるぞよ。
三千年の昔、世の元の国常立大神が女島(沓島)に隠栖の砌、陸の真名井の磐座より、龍宮の因縁の海人族が豊宇氣大神の名で国常立大神を陰から祭礼(まつり)て来た大事な斎庭でありて、今大神は、磐座に鎮まりであるが、丹波の大本教を始めそれにつながる宗教の元の地場であるぞよ。
その事が段々ありやかに見えて来る時節とめぐりたのであり、日本だけで無く、世界の国常立大神、因縁の地場から、縁りある御魂の者等参り来て、真名井ヶ原で改めて、大神より御役の神命受けて、世の立直しの五用に働くのであるぞ。
今日迄秘めてありた真名井の神力が未だまだ、出てまいるぞよ。
昔から美濃尾張の四九三と申すのも、世の元の田二八(丹波)の真名井(〇七五)の地場を開く事でありて、真名井ヶ原より、新しき世を開く天地大元の神の光が発するのであるぞ。
これまでは、知る者ぞ知るでありたが、これから段々と、その事がありやかに世に知れる事となるのであるぞよ。
人民は知恵と学がつきたから、神なとそっちのけで、天地の運行も自然自然と申して済ませておるが、自然は神の御現れの姿であり、運行は神の力であるぞ。
高天原より、日月星辰、満天の星を神座と神々は現れ、この地球の海河山野に神氣を降し、万物を成らせ生命を恵みておるのであるぞ。
古代の人民はその事が判りておりたから、恵みだけで無く雨風嵐、地震、雷、噴火も津波も神の御現れと感じて、恵みに感謝すると共に、畏敬の念をもちて神々祭礼の神意にそうよう慎みの心を養いておりたのであるぞ。
今の人民は、始めから人間が居ったように思い上がって自然を我物顔の如く自在にいたしておるが、人の身も、神あって在らせられ、在りて在る身であるぞ。
在らせられた元初を忘れ、始めから在りて在るものと取り違え、慎みの心を忘れておる今の人民であるぞ。
その事氣ずかぬと人知人学で如何に華やかな物質文明を開きても、根の無き切り花の如く枯れてしまい、滅びてしまわねばならぬぞよ。
人類が滅亡し、元の泥海からやり直すのも、神はかまわぬが…人民が可愛いそうであるから、何としても人民を元の心に改心させるために、やむえず地球の荒事も厳しくせねばならぬのであるぞ。…
この年、地震、大雨台風と荒事重なりたのも、次の世を迎える為の警告であり、くれぐれも申しておく事は、平成の御世の様々の荒事の中でも、東北の大地震(東日本大震災)による大津波で福島の原発の損壊によりて、原発の安全神話が崩れた事であり、この事は、日本だけで無く世界人類に対する、艮金神国常立大神の平成の御世一番の警告であるぞよ。
広島長崎と原爆を落とされ、その上福島原発の損壊で核の恐ろしさを身を持って体験したこの日本の国は、世界に対し、人類滅亡の因となる核の無き世を開かねばならぬ大使命がある事を決して忘れてはならぬぞよ。
経済の発展も良いが、この事忘れては、長年苦労して築き上げた物質文明も…何もかも虚しき夢と消えてしまうのであるぞ。
人は誠の努力を積み重ね、無より有を生じ、その形ある物から又学びて霊性を高めてゆくのが、人類成長の道であるが…形に現したものでも悪しき事は早く改めねばならぬのも人の世の大事であるぞ。
扨ても、この度の真名井の宮の解体修理、神の図りを、人の誠の積み重ねにより事成らせたのであり、神人和合の業であるが、その事から覚るべきは世界の解体修理の厳しさも示す型である事も忘れてはならぬぞよ。
新しき世へ渡るには、人民も世界の国々も、我が我がの利己主義(われよし)の思いを捨てて、大宇宙の中この地球も一つの星である事を覚り日月星辰、満天の星より降る神の光りに、和する世の開くのであるぞ。
そして、それぞれに授けてある御魂の特技特性を発揮し共に補い助け合う世と開くのであり、それが出来て始めて地上の天国であるぞ。
世界は未だまだ強い者勝ち、利己主義の世であるぞ。
神意の実るまでには、人類様々な節を越えねばならぬが、この日本が世界平和の要の国とならねばならぬ、その一道忘れてならぬぞよ。
武器や弾薬未には核兵器を持ちて国を守るような思いは、国を滅ぼす因となるぞよ。
日本人民が先駆けて、天地弥栄世界平和を祈り、それに世界も順(したが)いて来るのじゃ…。
扨ても平成の三十年にして真名井の宮の建て替えは、目出度き事であれど、その裏には世の元からの神の御現れによりて、世界の解体修理、立替立直しも厳しさを益す事を忘れなと示しておくぞよ。
言霊神也
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本有末在
平成三十年十月八日
天橋道士龍華斎 修聖拝写