北、南。
荒れる世界のその中に艮金神、現の世の閻魔と現れて、三千年、この方の善と悪とを裁くぞよ。
世界の人類は、コロナコロナと恐れておるが、コロナより恐ろしいのは、神を下敷きにし、重い上がりた、今の人類の為しておる事であるぞよ。
経済を発展させ、金の力で、これまでに無い栄誉、栄華の楽な世の中を開かんと、世界の国々は、しのぎをけずっておるなれど、その経済の発展の元は、この地球の資源であり、その恵みを、争い貪り築き上げた今の文明であるぞよ。
人民は、我が身の都合の良い事を善となし、都合の悪い事を悪となしておるが、神から見た善と悪は、人間だけの損得で決める善と悪とはちと、違うぞよ。
この地球に人類を住まわせ、御魂の親神の願いのまにまに、それぞれの御魂の特技特性を持ち寄りて、地上天国(うましみくに)と開かせたいのが、神界の初発からの念願でありたが、今の人類は、あたえられた自由意志を良い事に、神意から段々外れ、今は地球の生命を吸い取る寄生虫の如くなりはてておるぞ。
しかし、是れも人類成長の段階でありて、大きな試練の後、その事に気付くぞよ。
本来、人(霊止)の身は、生命化育の神業に仕えるのが使命なれど、地球の資源、鉱物植物あらゆる物を貪りて、生態系の連鎖を人間だけの繁栄の為、大きく、狂わせて、動植物も、その末、人間も滅亡の、淵に追いやらんとしておるが、神から見た一番の悪事であり、その道は、その末、この地球の調和を欠き、大いなる、怒りの災いを受けねばならぬ事となるのであるぞ。
そんな先々の事などどうでも良い。
今さえ楽な暮らしが出来たら良いと思うのが人間の心であり、世界人類の幸せより、先ず我が身、我が国栄えを、願いそれが為に無益な戦争を起こすので、あるぞ。
人類の滅亡等、遠い先の事で、今の自分などには、関係無いと思うであろうが、刻々の積み重ねが千年となり、一万年となるのであり、今今の思いの積み重ねが、禍とも福とも現れるのであり、今後、十年の人類の有り様が、人類伸るか、反るかの二通りの分かれの上に立たされておる事を、それぞれが今から思い、少しでも地球の浄化につとめてまいらねば、今のまま、とんとん描写で経済の発展のみに走れば、取り返しのつかぬ事となるぞよ。
人民は知恵や学に思い上がりて、神等無くとも人間の力で、地球も宇宙も自在になると、のぼせ上がりておるが、この度の新型コロナウイルスでさえ、その対策に戸惑い、世界中がごたついておるでは無いか。
くどい程申してあるが、本ありて、末あり。
根のありて、幹や枝葉も栄ゆるが理。
土の中の目に見えぬ、根を忘れ、奇麗な花や実ばかり求めておるのが、今の人類である事に氣づかぬか。
本や根こそ、神の働きであるぞ。
神人和楽の世を開く神界の初発からの念願は今も変わりないから、天も地も裂けるような大禊がありても、残すべき御魂の者は、残して地上天国(うましみくに)を開きてまいるが、今、令和の世となりて、三千年の人類の犯した罪科の大禊ぎ(審判)の皮切りとなりておるのが、一つにコロナウイルスであり、これまで、平和に豊かにまいりたが、何かの間違いは、無かったか考えと試してあるぞよ。
山を崩し海を埋め、ジャングルの木を切り、金の儲る農園をいたし、経済を発展させ、人類だけの繁栄、結構な暮らしを善しとして来たのであるが、その大いなる自然の破壊は、その末に、動植物だけで無く人類の滅亡とつながりゆくのであるぞ。
何程、神が厳しく申しても、体主霊従(からたま)と化した人物は聞く耳を持たず、益々、この地球を汚し穢してゆく有様。
現の世を生みし神や佛も、人間の都合勝手の願いを聞いてくれるものにしてしまい、真の神は、封じられ、神社仏閣は、人間の我欲の固まり、思凝霊(しこりがみ)の巣となりておりた、三千年の歩みでありたが。
時節まいりて艮金神、国常立大神を始め世の元からの神々表に出て、睨みをきかす世となりたから、うつみ隠しておりた悪事は露見し、汚し穢した地球の浄化の為、風水火の荒神の浄化ま、厳しくなり世の中、段々、悪くなり行く如く見えて来るのじゃ。
神をうらみてくれな。
皆、人間の我欲で為して来た結果であるぞ。
浄化厳しき中でも、神人和楽の世を開かむとする初発の神の念願を忘れる事無く、勇気を出し、この節を越さねばならぬのであるぞ。
我が身勝手の願いで無く、天地弥栄、日本鎮国、世界平和、万民至福の祈りを重ね歩みゆくのじゃ。
必ず、闇は晴れ嵐も去り、日の出の守護の朝が来る事を忘れる事無く歩むのじゃ。
易くは終息いたさぬ、コロナであれど、日々の祈りの誠で歩めば、大難は小難にいたして守るぞよ。
この度のコロナだけでは無い。
人類はこれからも様々な試練を乗り越えねばならぬが、その度に髪の毛一本、作れぬ人間でおり、天地自然、そして、人々の恵みや助けあって生かされてある事を覚り、身魂を磨き、現の世の御用努め果たしては、御魂の親神のもとえ帰れる神人と育たねばならぬぞよ。
日々新たになる生命の幸倍いかみしめよ。
祈りを重ね、魂の勢い弱らすなかれ。
言霊神也。
ン。
令和三年二月八日。
龍華斎 修聖拝写。