陶子の心の窓

今日わたしの心の窓は開いていたかな?あなたはいかがでしたか?

トムとジェリーに出てくるみたいな鍵

2018-04-18 03:52:24 | 旅行
旅の途中です。ロシア、ノボシビルスクに向かっています。
成田空港でウラジオストック行きに乗り継ぎます。

空港カウンターでチェックインするとき、やっぱり窓側を希望しました。
ウラジオストックまでは約2時間。これはもう、絶対窓側!



周りはロシア人の団体客でした。
みんなたくさんお土産をもって、デジカメの写真を見せながら思い出話に花を咲かせていました。
私もチラと写真を見たところ、浅草やお寿司屋さんなどのTHEニッポンというところだけでなく、どこかの牧場のような自然のあるところも楽しんだようです。どこに行ったのかなぁ。いいですね☆

到着後、入国審査を通り、預け荷物を受け取りました。
翌朝ノボシビルスクに行くので、スーツケースはスルーにしようかと思いましたが、ちょっと不安だったので、ウラジオストックで受け取ることにしたのです。

空港から市内中心部までバスで行くつもりでした。終点のウラジオストック駅まで。
宿泊は駅近くのアパートメントを予約しました。

なぜホテルではなく、アパートメント??

理由は、駅から近いから(笑)。
ウラジオストック駅前につくころにはもう夜の8時を回っているので、とにかく駅から近いところにしたかったのです。

で、空港でリュックを背負って大きなスーツケースを引いた女性(私)が一人で歩いていたら、絶対タクシーの客引きにあう。
これで声をかけられなかったら、「運転手さん、あまりにも商売っ気ないよ」ってことです。

声をかけてきた人は水色のジャンパーを着た40代くらいの男性。
2000ルーブルだという。
「ドーラガ!(高い)」と言うと、高くない、駅まで55㎞だよ。と言う。
「私、バスで行くの。じゃあね」と行きかけると、駅からホテルまで歩くよ。荷物もあるのに。と言われました。確かに。
「でも、高いから・・」と私。「じゃ、いくらならいいの?」ときかれて、ガイドブックを見せました。
ガイドブックでは、空港から市内まで1100~1500ルーブルと書いてあります。
実際のところ、古い情報だと思うので運転手さんの言う2000ルーブルはそんなに高くないのかもしれませんが、すんなり言い値でOKというのも、ね。
ガイドブックの値段を見た運転手さん、苦笑いして「じゃ1700ルーブルでどう?」と言いました。
そうね。アパートメントの前まで送ってもらえるし、もう遅いからこれでお願いしよう。
ということで、乗せてもらうことにしました。
ついでに、「明日の朝、7時半に空港に来たいんだけど、あなたにお願いできますか?」と聞いてみました。そしたら、いいよ、というので、すかさず「スコーリカ(いくら?)」と聞いたら「1500ルーブル」とのことで、お願いしました。

商談成立!

運転手さんは私のスーツケースをもって、駐車場に向かいました。
私も一緒に行きます。
車は8人乗りのワゴン車でした。助手席?それとも後ろ?と指をさして聞かれたので、私も「後ろ」と指さしました。
ロシアは道路に車線の白線がなく、スピードを出して運転するので、ちょっとこわい。
大丈夫だとは思いますが、後ろに座りたいのです。まあ日本でもタクシーはふつう後ろに乗りますよね。

私がカタコトながらロシア語を話せるので、運転手さんも「ウラジオストックは初めて?」とか「どうしてノボシビルスクに行くの?」とか質問して、会話らしいものをしながら過ごしました。

いい運転手さんでよかった~

アパートメントは駅からはたしかに近いのですが、住所の通り行ってみてもどこかわかりません。
運転手さんが電話をしてくれて、オーナーが外に迎えに来てくれました。

オーナーの女性は30代くらいかな、小学校の先生みたいなきちんとした、でも包容力のある雰囲気でとてもあたたかく迎えてくれました。

タクシーの運転手さんに場所を教えて、明日の出発の時間を確認してお別れしました。

そのあと、オーナーの女性にアパートメントの鍵を受け取り、一緒に中に入って電気のスイッチやキッチン、バス、トイレの場所や使い方を教えてもらい、部屋に案内してもらいました。
アパートメントはシェアハウスのようになっていて、一部屋にシングルベッドが2つありました。



写真では、ソファとベッドが写っていますが、一部屋が結構広くてもう1台のベッドは切れてしまいました。

今日、この建物に宿泊するのは私ひとり。ひえ~~!!
いいような、悪いような。でも、見ず知らずの、しかも言葉の通じない外国人と一緒に一晩過ごすのはかなり不安なので、良かったのでしょう。
乗り継ぎのための寝るだけの宿泊。割り切っていきます。

壁にかかっている絵に心が和みました。



このアパートメントの玄関の鍵と入り口の鍵が、トムとジェリーに出てくるような鍵で、開けたり閉めたりコツをつかむまでが難しかった!



ともあれ、ウラジオストックでの1泊が今回の移動の"山”でした。
タクシーの運転手さんのおかげで、迷子にならずにすみました。
ほんとにありがとう!スパシーバ!!








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