映画さんぽ シスタマゴの徒然日記

映画大好きな姉妹が、最近観た映画のレビューや日々の出来事を気の向くままに綴っています♪

35年目の野性の証明

2014年01月03日 | 映画
今年初めての映画は深夜テレビで観た『野性の証明』を幼い薬師丸ひろ子見たさに観てしまったのが始まり。
今思うと(何が言いたいんだ、この映画は?)という内容でしたが。

あまりにも都合の良い時にばかり現れる夏八木勲(当時は夏木勲)に呆れ、「あいつのすることをよく見ておけ」と、今にも目の前で殺人が行われようとしてるのに止めもしない夏八木勲にも呆れ…
(いや夏八木勲さんが悪いわけではないのはわかってるんですよ
その他ヤクザや自衛隊や新聞記者にも言いたいことはいろいろあるんですが、極めつけは(当時は)感動的だったラスト。

実父を殺した高倉健の記憶がよみがえり、それ以来健さんに心を許さない薬師丸ひろ子。
トロッコで逃げている途中ヘリコプターから狙撃され、トンネルの中でトロッコを止めて、「ヘリコプターの音が消えたら、逃げろ」とトロッコの操縦を薬師丸ひろ子に教える健さん。
一人でヘリコプターと闘う健さんの背後に、「お父さ~ん」とトンネルから走り出してくる薬師丸ひろ子。
薬師丸ひろ子は撃たれて、健さんはヘリコプターを撃ち落とす。

ヘリコプター一機と戦っていたはずなのに、いつの間にか大勢の自衛隊員と軍隊が迫ってくる。健さんは拳銃一丁で軍隊に向かって歩き出す。
ああ…感動的…

なわけがない

もともと、ヘリコプターさえ撃ち落とせば助かるシチュエーションだったのに、なぜ軍隊が来るまでぼやぼやしてるのか。
トロッコで逃げればよかったんじゃん
自分一人生き残ってもしょうがないという思いもあったのかもしれないけど、「お前たちは生きのびろ」と車ごと戦車に体当たりして死んだ夏八木勲のことを思うと、釈然としないのです…

いやいや、『明日に向かって撃て』的なラストを狙っていたのかも

素直に感動できた昔の自分が懐かしいですな~
コメント
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