映画さんぽ シスタマゴの徒然日記

映画大好きな姉妹が、最近観た映画のレビューや日々の出来事を気の向くままに綴っています♪

ウォルト・ディズニーの約束

2014年04月08日 | 映画
原題は“Saving Mr. Banks”(バンクス氏の救済)で、これが邦題だったらなんのこっちゃなので、わかりやすく『ウォルト・ディズニー~』としたのでしょうね。

バンクス氏は、メリー・ポピンズに出てくる家族のお父さんのことです。
なぜこのお父さんがタイトルになってるのかということは、映画を観ればわかるのですが…



とにかく、『メリー・ポピンズ』の原作者であるパメラ・L・トラヴァースを演じるエマ・トンプソンのあまりのくそばばあぶりに、イライラしてしまいました。

原作者が映画化権をゆずらない限り、ウォルトは『メリー・ポピンズ』を映画にできないわけで、その映画化への注文が多く、あまりのわがままぶりに「映画化なんてやめちまえ~」と勝手に思ってしまった次第です

打ち合わせは録音しろ、あれはだめ、これもだめ、「最近赤色は好きじゃないから映画に使うな」とかめちゃくちゃ言っておきながら、その口紅赤色じゃん!とウォルトが突っ込まなかったのが残念(笑)

たまに彼女の少女時代の回想シーンが挿入されるのですが、この女の子がなぜあんなくそばばあに…なんて思うのですが、物語が進むごとにその背景がわかってきます。



夢見がちな、でも現実では仕事もあまりできない父親をコリン・ファレルが好演しています。

メリー・ポピンズが子供たちを救いに来た話だと思っていたウォルトに、「わかっていいない」というパメラ。
メリーが誰を救いに来たのかが理解できたときに、パメラ自身も救われるのです。

あまりに頑なだったパメラが、ほんの少し譲歩した時に見せるかわいさが心に残ります。

ラストにテープレコーダーが映り、打ち合わせの会話が流れます。これは実際に録音したものなのでしょうが、一瞬エマ・トンプソンの声かと思うほど本人の声と違和感がありませんでした。

ところで、『メリー・ポピンズ』はテレビで観たことがあります。
明るいミュージカルでとても気に入ったので、3回は観ました。
物語と楽曲と映像がとても素晴らしいので、もしも映画館で観る機会があったら、一度はスクリーンで観てみたいと思うのです。
今観ても名作だと思います。
コメント
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