映画さんぽ シスタマゴの徒然日記

映画大好きな姉妹が、最近観た映画のレビューや日々の出来事を気の向くままに綴っています♪

『独裁者の部屋』を観ました

2016年07月24日 | 日記
NHK Eテレで放送されていた『独裁者の部屋』(全8回)を観ました。

これは、日本賞を受賞したスウェーデンのドキュメンタリーで、再放送されたものなのですが、偶然観てしまってから続きが気になって結局全話観てしまったものです。

いわゆる、独裁体制に置かれた人々がどうなっていくのかを実験したものなのですが、これを観てまず思ったのは、これがもし全員日本人なら脱落者はいなかったんじゃないだろうかということですね。

単調な仕事に、みな同じ服、外出禁止令などなどの不満から番組内では3人の途中脱落者が出たのだけど、(いや、これってそんなにたいした規則じゃないんじゃない?)なんて思ってしまいます。

同じ制服(作業服)を着て、もくもくと単調な仕事をし続けるなんて会社、日本ではよくありそうだし。
なんでその程度のことで不満を持つかななんて思ってたのですが、最終回を観終えて、いや日本人はこの独裁体制に馴染むように昔からそう教育されてきたのではないか?なんて考えてしまいましたね。

実際この実験を受けた人たちも、最初は文句ばかり言っていたのに、いざ外へ出られるとなると「この暮らしがだんだん快適に思うようになった。この部屋を出るのが淋しい」なんて感想をもらしたりするぐらいの変化があったし。

そう思うと、この状況下でも苦を感じることもなくすべてクリアできるであろう人たちというのが、果たして幸せなのかどうなのかわからなくなってしまいます

このドキュメンタリーは、結末が明確ではありません。誰が勝者になったのか、途中で消えた人はいったいどこに行ったのかなど不明なままです。
だけど現実の独裁体制下では、そういう情報すら知らされないだろうということさえ、このドキュメンタリーで再現したのかもしれないですね。

もしこの実験を同時にいろんな国々で行えば、国民性の違いを垣間見ることができるのではないかと思うと興味深いです。

ところで、この番組で脱落したのはすべて男性だということを考えると、いざとなったら女性の方が強いというのを示唆してて面白いですね
コメント
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