映画さんぽ シスタマゴの徒然日記

映画大好きな姉妹が、最近観た映画のレビューや日々の出来事を気の向くままに綴っています♪

シン・ゴジラ

2016年07月30日 | 映画
日本人だというのに、恥ずかしながら『ゴジラ』映画はハリウッド製のしか観たことありませんでした

そういうわけで今回の『シン・ゴジラ』も正直まったく観るつもりがなかったはずなのに、なぜかじわじわと観る気にさせられ、ついに映画館に足を運んでしまったのでした

前回アメリカで制作された、ギャレス・エドワーズ監督の『GODZILLA ゴジラ』は、当初思ってたのと違った設定のせいもあって、心底満足した映画ではなかったのですが、まあゴジラ映画の中ではなかなか現実性がある方かな、なんて思ってました。

ところがどっこい、今回の庵野総監督版『シン・ゴジラ』の現実性は、アメリカのそれを凌駕するほどでした。
実のところ、私たちが思い描いていたイメージの“怪獣映画”というものではなく、あくまで、正体不明の巨大生物による“大災害映画”という視点だったのが驚きです。



実際に現代日本でこういうことが起きたとしたら、政府はどう動くのかというのが、非常にリアルに迫ってきました。
ゴジラの動きも、従来の着ぐるみではなくモーション・キャプチャーを取り入れたCG映像。
(演じているのは野村萬斎さん)
少々ぽっちゃりしていた前ハリウッド版ゴジラに比べて、スレンダーなデザインで気に入りました。
しかも、尻尾が長い。この尻尾がなかなかによい役割を果たしているんですね。

映画が始まってから、なかなかゴジラが姿を現さないのもよかったと思いました。
そして、ついにはっきり姿を現したその時……!

あれ?ゴジラじゃない!?
と誰もが思ったはず
ギョロっとした目に、ズリズリと這いずり歩く姿はどう見てもゴジラではありませんでした。ギャレス・エドワーズ版“ムートー”が頭をよぎり、(まさか、この映画でもゴジラvs○○をやらかすのか?)と一瞬思ったのですが、それがゴジラ最終形態のひとつ手前の形態であることがわかってからは安心しました。と同時に、(わぁ~ゴジラって進化するんだ~)と楽しくなりましたね。



ついに最終形態で再登場したゴジラをスクリーンで見た時は、心の中で(待ってました!)という気分でしたね。

しかし、完全な究極の生命体と思われるゴジラの攻撃を見た時は、一体これどーやって倒すの?と本気で思いました。某国ならば、真っ先に“核攻撃”という手段に出るところだけど、やっぱりそれを日本でやるわけにはいかないでしょう。(その問題が作品内でも触れられていましたが)
ゴジラを倒すための作戦が実行される映像は、迫力満点なので、これは大画面で観るべきかと思います。

ところで、登場人物が非常に多い本作なのですが、名前のある人物だけでもかなり多いのに、ちょっとした脇役にかなり有名な俳優・女優さんを使ってるので、全部に気付くのにも至難の業です。
(前田敦子さん出てたの知ってたのに見逃した…

ただあまりの数の多さに、ついに登場人物の名前をまったく覚えることができなかったのが、残念でしたね(主役すらまともに覚えられなかった

初めて観た日本製『ゴジラ』ですが、ギャレス・エドワーズ版『ゴジラ』よりも面白かったです
タイトルや音楽が、従来の雰囲気を残してるのもよかったですね。
コメント
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