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旅行記、世相独言

フォックス・リバー - ミルウォーキー - (異文化体験3 コージェネの旅3)

2010年03月08日 09時54分57秒 | 異文化体験_北米
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フォックス・リバー -ミルウオーキー- 1982.10.25~26

 ミシガン湖に面したウィスコンシン州ミルウォーキーは、10月の末ともなれば日本の気候と一致してくる。札幌、ミュンヘン、ミルウォーキー、世界の3大ビール産地として小学校の社会で習ったものである。

  マリオットホテル

 サンノゼからデンバー経由7時間。夜の10時40分にミルウォーキーに到着。マリオットホテルにチェックインして一息つくと、もう日付が変わっているという気ぜわしい旅である。

 翌朝、郊外の機械工場のコージェネレーション設備を視察する。
 酪農が中心のこの辺りは、地平線の果てまで一面のトーモロコシと小麦畑が広がり、所々に集落が点在している。突然田舎の真っ只中に来て捉えどころのない景色に、アメリカを実感すると共に、見たことのない風景に少し戸惑いをおぼえたものである。
 昼食に連れて行ってもらったところは、恐らくこの辺りではとびきり上等のレストランなのであろう。精一杯の歓待を受ける。

  広大な畑に農家が点在する郊外の風景

 点在する集落も広大な土地柄だけに、2階建ての家は滅多にお目にかからない。家と家の境界も定かでない。そんなおおらかな景色の中に、小さな小川が風景画のように流れている。名を「フォックスリバー」という。先住インデイアンが名付けた小川だそうだ。
何故か郷愁を誘うこの川の名前だけが強く印象に残るミルウオーキー郊外である。

 
                先住インデイアンが名づけたと言う「フォックスリバー」(Wikipediaより)

 帰国後気になってこの川のことを少し調べると、結構有名な川のようである。小生が見た小川はミルウォーキー市内では大きな川になってリバーフロントは賑わい空間になっているようだ。郊外では「South Elgin Riverfest by the Fox River & Village Hall」というお祭りが開催され、フォックスリバーの畔で音楽を聴きながらの夏祭りには花火も上がるようだ。

 また、シカゴ周辺の穀物地帯には、様々な農場体験・遊園が可能なものがあり、とうもろこし畑を利用した「The Richardson Farm cornmaze(リチャードソン農場のとうもろこし迷路)」が有名とか。

 「The Richardson Farm cornmaze(リチャードソン農場のトウモロコシ迷路)」 

 今度は、広大な風景を背景にゆったりと時間が流れる旅をしてみたい