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高級ホテルはラブホテル? -シカゴ- 1982.10.26~28
ミシガン湖岸道路とシカゴの街
ミルウオーキーの南、ミシガン湖に面するイリノイ州の中心都市シカゴ。オヘア空港に着いたのは夕刻。ホリディ・インの「シティ・セントラル」が今日の宿、レートは今回のホテルの中で最高値。ホテルリムジンを空港で探すが、待っているのは他のホリディ・インのリムジンばかり。タクシーは沢山客待ちしているが、ここは節約しなきゃ、と客のいない他のホリディ・インのリムジン運転手に声をかける。少し考えて、「10$イーチでOK」と言う。タクシーより少し安い程度だが、安全でかつ広いということもあって、商談成立。
(左)キングサイズベッドの枕の上部も、ベッドサイドにも大きな鏡が (右)掃き出し部からガラスの窓、下を見ると怖い
「シティ・セントラル」はダウンタウンに出来た新しいホテル。最上階に近いフロアーの部屋に通されてビックリ。3人が余裕で寝れるジャンボベッド、そのベッドの頭の方と側壁がなんと鏡張り。独り寝の私に何の価値もないこの鏡。我が裸身を見つめて何としよう。カーテンを開けるとこれまた掃出し部から全部ガラス窓。ここはラブホテルか?
この部屋から1969年竣工のオフィス兼住宅ビルとしては世界最高(343m)、100階建てのジョン・ハンコックセンターやミシガン湖の眺望は最高。女性同伴であれば・・・と想いがめぐる。
1969年竣工のジョン・ハンコック・センタービル(343m)
1973年竣工の世界最高442mのシアーズタワー(2009年7月よりウィリスタワーに改称)を見ながら、車で1時間ばかり西に走るとペオリアという町がある。石炭火力の発電所に隣接してキャタピラー社の工場があり、大型ガスエンジンのコージェネレーション設備が稼動している。
更に車で走ること1時間。見渡す限りのトーモロコシ畑の中に全寮制の学校がある。コージェネが独立電源として稼動している。
今日の宿舎は国道沿い「Pheasant Run」というモーテル
シカゴに近いジョリエットにあるPheasant Runというモーテルが今日の宿舎。ここでもコージェネが独立電源として稼動しており、地下の機械室に機械の事なら俺に任せろと言うおじさんが一人、運転員として頑張っている。
ホリドームともいうこのホテル。ドームの下に温室プールとレク施設がある。夕食にフランクフルトで難儀したオニオンスープに再チャレンジ。所変われば品変わるという格言があるがこれは嘘。日本のようなグラタン・オニオンスープは世界標準ではないようだ。しかし、ウエイター氏にくれぐれもチーズは少しと言ったのが良かった。何とか食える代物であった。
排熱利用の温水プール
翌朝、オヘア空港のすぐ側に立地するヒルトンホテルのコージェネ設備を視察する。キャタピラー社はしっかり勉強できるようスケジューリングしてくれたものだ。もっとも我々が電力会社の送配電系統から独立したコージェネ・システムを見たいというリクエストに忠実に応えてくれたのだが。ここのヒルトンも客商売ではあるが電気は自給自足である。商用電源は送電線すら来ていない。ほんとに大丈夫?という私の質問に、運転員は何をぬかすかと怖い目。
これがアメリカなのだと感心させられる。もっとも電力会社に対する不信感がその根底にあるのだが。至る所でコージェネは独立電源として機能しているようだ。
ずっとアテンドしてくれたキャタピラー社の若い米国人の新婚社員さんともここでお別れである。随分と英会話の勉強をさせて貰った。
高級ホテルはラブホテル? -シカゴ- 1982.10.26~28
ミシガン湖岸道路とシカゴの街
ミルウオーキーの南、ミシガン湖に面するイリノイ州の中心都市シカゴ。オヘア空港に着いたのは夕刻。ホリディ・インの「シティ・セントラル」が今日の宿、レートは今回のホテルの中で最高値。ホテルリムジンを空港で探すが、待っているのは他のホリディ・インのリムジンばかり。タクシーは沢山客待ちしているが、ここは節約しなきゃ、と客のいない他のホリディ・インのリムジン運転手に声をかける。少し考えて、「10$イーチでOK」と言う。タクシーより少し安い程度だが、安全でかつ広いということもあって、商談成立。
(左)キングサイズベッドの枕の上部も、ベッドサイドにも大きな鏡が (右)掃き出し部からガラスの窓、下を見ると怖い
「シティ・セントラル」はダウンタウンに出来た新しいホテル。最上階に近いフロアーの部屋に通されてビックリ。3人が余裕で寝れるジャンボベッド、そのベッドの頭の方と側壁がなんと鏡張り。独り寝の私に何の価値もないこの鏡。我が裸身を見つめて何としよう。カーテンを開けるとこれまた掃出し部から全部ガラス窓。ここはラブホテルか?
この部屋から1969年竣工のオフィス兼住宅ビルとしては世界最高(343m)、100階建てのジョン・ハンコックセンターやミシガン湖の眺望は最高。女性同伴であれば・・・と想いがめぐる。
1969年竣工のジョン・ハンコック・センタービル(343m)
1973年竣工の世界最高442mのシアーズタワー(2009年7月よりウィリスタワーに改称)を見ながら、車で1時間ばかり西に走るとペオリアという町がある。石炭火力の発電所に隣接してキャタピラー社の工場があり、大型ガスエンジンのコージェネレーション設備が稼動している。
更に車で走ること1時間。見渡す限りのトーモロコシ畑の中に全寮制の学校がある。コージェネが独立電源として稼動している。
今日の宿舎は国道沿い「Pheasant Run」というモーテル
シカゴに近いジョリエットにあるPheasant Runというモーテルが今日の宿舎。ここでもコージェネが独立電源として稼動しており、地下の機械室に機械の事なら俺に任せろと言うおじさんが一人、運転員として頑張っている。
ホリドームともいうこのホテル。ドームの下に温室プールとレク施設がある。夕食にフランクフルトで難儀したオニオンスープに再チャレンジ。所変われば品変わるという格言があるがこれは嘘。日本のようなグラタン・オニオンスープは世界標準ではないようだ。しかし、ウエイター氏にくれぐれもチーズは少しと言ったのが良かった。何とか食える代物であった。
排熱利用の温水プール
翌朝、オヘア空港のすぐ側に立地するヒルトンホテルのコージェネ設備を視察する。キャタピラー社はしっかり勉強できるようスケジューリングしてくれたものだ。もっとも我々が電力会社の送配電系統から独立したコージェネ・システムを見たいというリクエストに忠実に応えてくれたのだが。ここのヒルトンも客商売ではあるが電気は自給自足である。商用電源は送電線すら来ていない。ほんとに大丈夫?という私の質問に、運転員は何をぬかすかと怖い目。
これがアメリカなのだと感心させられる。もっとも電力会社に対する不信感がその根底にあるのだが。至る所でコージェネは独立電源として機能しているようだ。
ずっとアテンドしてくれたキャタピラー社の若い米国人の新婚社員さんともここでお別れである。随分と英会話の勉強をさせて貰った。