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ベイビーはジャンボ -クリーブランド- 1981.10.28~29
エリー湖に面したオハイオ州クリーブランド。湖面に吸い寄せられる様にNW機が下降する。ホテルに電話すると今から迎えに行ってやると言う。ホリディ・イン Strongsvilleは、またまた国道に面したモーテルに近いホテル。周りには何もなく今夜も又PAY TVのみがお慰みかと田舎の旅にいささか不満感を覚え始める。
(左)機窓から見たクリーブランドの街 (右)今日の宿舎「Holiday Inn Strongsville」
1時間後にN.Y.駐在のO氏が合流。野中の一軒家、他に食いに行く所もなく、ホテルのレストランでやや遅い夕食をとる。機内食で若干お腹の足しになるものが出たので、少し軽めにいこうとメニューと相談する。あるある、ベイビーステーキ。これだとばかしに、念のため「これはミニサイズか?」と聞くと、そうだと言う。
ホテルのレストラン、ジャンボなベイビーステーキ
待つこと、10分。 ん? ん? ウエイター殿が持ってきたのは何とお皿一杯のジャンボステーキ。しかもよくよく見ると通常のビーフステーキではない。この代物は日本で言うレバーステーキである。「これがベイビーか?」と聞くと「そうだ!」と答える。どうなっているんだろう。
クリーブランドの郊外には美しい森が広がり、この時期丁度色づき始めた木岐の間をハイウエイが走る。美しい川、それがオハイオという意味だそうな。農業州であり、また五大湖沿いは工業も盛んな州でもある。EAST OHIO GASという同業の会社を訪ねる。コージェネとCNG自動車(天然ガス自動車)の見学であるが、先輩達の交流のお蔭か、我々を大いに歓待してくれる。
(左)クリーブランド郊外の紅葉、黄葉 (右)訪問した研究所のガス燈
紅葉の木々に囲まれた森の中を更に車を走らせ、アメリカガス協会の研究所を訪ねる。事務局長が自ら案内役をしてくれるが、このおやじさん、どことなく英国人風なしゃべり方としぐさで一見偉そうに見えるが、結構気はよさそうな人。もっとも日本からの来訪者も結構多いので手馴れたものである。この研究所のエントランスゾーンには左右の芝生の中に日本にはまだ少ないガス燈が誘導路灯のように設置されている。なかなか風情があって良いものだ。
(左)再生中のクリーブランド(1992年) (右)昔の面影を残す現在のクリーブランド(いずれもWikipediaより)
クリーブランド、鉄鋼の町と認識しているが、市内の火力発電所や製鉄所も、見た目にはそれほど汚らしく感じられない。紅葉の木々がうまくこれらの設備や煙突を人の目から遮蔽しているからであろうか。3年前の1978年12月、この街は全米の主要都市では世界恐慌以来初の債務不履行に陥り、The Mistake on the Lake(湖岸の過ち)と言われたようだ。(注、その後見事にダウンタウンの再建、都市再生がなされComeback City(復活の街)
としてメディアにも評価されている)。
ナイアガラのすぐ傍まで来ていながら行けないのは残念! でもまた太陽一杯の西海岸に戻るのだ!
ベイビーはジャンボ -クリーブランド- 1981.10.28~29
エリー湖に面したオハイオ州クリーブランド。湖面に吸い寄せられる様にNW機が下降する。ホテルに電話すると今から迎えに行ってやると言う。ホリディ・イン Strongsvilleは、またまた国道に面したモーテルに近いホテル。周りには何もなく今夜も又PAY TVのみがお慰みかと田舎の旅にいささか不満感を覚え始める。
(左)機窓から見たクリーブランドの街 (右)今日の宿舎「Holiday Inn Strongsville」
1時間後にN.Y.駐在のO氏が合流。野中の一軒家、他に食いに行く所もなく、ホテルのレストランでやや遅い夕食をとる。機内食で若干お腹の足しになるものが出たので、少し軽めにいこうとメニューと相談する。あるある、ベイビーステーキ。これだとばかしに、念のため「これはミニサイズか?」と聞くと、そうだと言う。
ホテルのレストラン、ジャンボなベイビーステーキ
待つこと、10分。 ん? ん? ウエイター殿が持ってきたのは何とお皿一杯のジャンボステーキ。しかもよくよく見ると通常のビーフステーキではない。この代物は日本で言うレバーステーキである。「これがベイビーか?」と聞くと「そうだ!」と答える。どうなっているんだろう。
クリーブランドの郊外には美しい森が広がり、この時期丁度色づき始めた木岐の間をハイウエイが走る。美しい川、それがオハイオという意味だそうな。農業州であり、また五大湖沿いは工業も盛んな州でもある。EAST OHIO GASという同業の会社を訪ねる。コージェネとCNG自動車(天然ガス自動車)の見学であるが、先輩達の交流のお蔭か、我々を大いに歓待してくれる。
(左)クリーブランド郊外の紅葉、黄葉 (右)訪問した研究所のガス燈
紅葉の木々に囲まれた森の中を更に車を走らせ、アメリカガス協会の研究所を訪ねる。事務局長が自ら案内役をしてくれるが、このおやじさん、どことなく英国人風なしゃべり方としぐさで一見偉そうに見えるが、結構気はよさそうな人。もっとも日本からの来訪者も結構多いので手馴れたものである。この研究所のエントランスゾーンには左右の芝生の中に日本にはまだ少ないガス燈が誘導路灯のように設置されている。なかなか風情があって良いものだ。
(左)再生中のクリーブランド(1992年) (右)昔の面影を残す現在のクリーブランド(いずれもWikipediaより)
クリーブランド、鉄鋼の町と認識しているが、市内の火力発電所や製鉄所も、見た目にはそれほど汚らしく感じられない。紅葉の木々がうまくこれらの設備や煙突を人の目から遮蔽しているからであろうか。3年前の1978年12月、この街は全米の主要都市では世界恐慌以来初の債務不履行に陥り、The Mistake on the Lake(湖岸の過ち)と言われたようだ。(注、その後見事にダウンタウンの再建、都市再生がなされComeback City(復活の街)
としてメディアにも評価されている)。
ナイアガラのすぐ傍まで来ていながら行けないのは残念! でもまた太陽一杯の西海岸に戻るのだ!