(写真はクリックで拡大します)
アイスフォール -ナイアガラ&アルバニー- 1985.2.24~25
氷結したナイアガラの滝
日曜日の早朝、荷物をホテルに預け月曜日訪問するニューヨークの州都ALBANY(アルバニー、発音はオーバニーに近い)に向う。今日はNEW YARK空港からバッファローに飛び、ナイアガラの滝を見物する。あいにくバッファローは小雨。ピチピチのジーンズに身を包んだインディアン娘の運転するマイクロバスでナイアガラに向かう。
(左)滝の上流は氷塊を巻き込んだ激流 (右)滝の裏側の覗き穴から見た滝の流れ
ナイアガラ川の橋を渡る頃になると遠くに水煙を見ることが出来る。滝の上流からアプローチしているようだ。川の流れは刻一刻と速さを増し、氷塊を巻き込んだ激流が轟々と流れている。国境を越えカナダに入国、カナダ側からアメリカ滝、カナダ滝を見ることになる。スケールの大きなカナダ滝は、水煙にその全貌を隠しながら、地を轟かせる音と共に54mの滝壷に落下していく。滝壷は氷結して一面の氷である。夏には霧の乙女号で遊覧できるらしいが、白一色の滝も悪くない。
(左)迫力ある流れが我々を圧倒する (右)氷結した白と水煙の白と滝壺の水沫の白と周囲は白一色の景色
滝の裏側にエレベーターで降り、滝を覗くことの出来る穴が3ケ所ある。しかし、この時期開いている窓は1ケ所だけで他は氷が穴を塞いで何も見えない。アメリカ滝は表面上の流れはほとんどなく、一見おとなしく横たわっている。閑散としたナイアガラの町。ここには春は何時やってくるのだろう。
(左)滝の下流の屈曲ポイント、多くの水死体があがるとか。(右)米国&カナダの同規模・同タイプの発電所
滝の下流に川が90度曲がる所がある。多くの水死体がここにあがるという。更に下流に行くと川の流れを利用した水力発電所がある。米国とカナダの電力会社が夫々等量の水を引き込み、全く同規模、同タイプの発電所である。確か100万kwクラスと記憶してるが、等しく水利権を持っているのだろう。下流の橋を渡って再び米国に入国し、バッファローからアルバニーに向かう。
アルバニーはニューヨーク洲政府のあるこじんまりとした美しいが、それでいてあまり特色のない街である。州の公益委員会訪問の段取りをしてくれたO氏とホテルで落合う予定であるが、なかなか現れない。1時間ほど遅れて例によって大好きな車での到着した。
(左)ホテルから見たアルバニーの街(中央が州議会堂、右がシティホール)(右)シティホール全景
政治都市の演出は難しい。日本の官公庁の建物よりははるかに洗練されたデザインの近代建築が、緑の広場に囲まれて美しい景観を醸し出している。また、各建物は地下でネットワークされ機能的にも優れているが、ダウンタウン周辺の息抜きの場が余りにも日本人の目から見ると少ないのである。多分そのような場の提供が必要ないのであろうか、ビジターにとっては何の楽しみもない街になっている。O氏と夜遅くまでホテルの部屋で歓談したアルバニーの夜であった。
ダウンタウンにあるヒルトンホテル
アルバニーからN.Y.への便は、ローカル線の20人乗り小型機である。こんな飛行機は今まで乗ったことがない。一抹の不安は隠し切れない。左右窓際に2シートずつ並んでいるが、席の幅の狭いこと。小生が窓側席に座り終えると向こうからビヤ樽もどきのおばさんがやって来る。いや~な予感。こういうのはよく的中するものである。2mはあろうかと思われるヒップを小さな椅子に平然と下ろす。ああ、神様。何とか離陸出来ますように!
Albany-N.Y.便は遊覧飛行のようにマンハッタン上空を飛ぶ
セスナはプロペラをフル回転させ、それでもマンハッタンの宝石をちりばめた様な夜景の上をゆっくりと超高層ビルの先端をかすめるようにサービス精神一杯の飛行で無事ニューヨークに戻る。
アイスフォール -ナイアガラ&アルバニー- 1985.2.24~25
氷結したナイアガラの滝
日曜日の早朝、荷物をホテルに預け月曜日訪問するニューヨークの州都ALBANY(アルバニー、発音はオーバニーに近い)に向う。今日はNEW YARK空港からバッファローに飛び、ナイアガラの滝を見物する。あいにくバッファローは小雨。ピチピチのジーンズに身を包んだインディアン娘の運転するマイクロバスでナイアガラに向かう。
(左)滝の上流は氷塊を巻き込んだ激流 (右)滝の裏側の覗き穴から見た滝の流れ
ナイアガラ川の橋を渡る頃になると遠くに水煙を見ることが出来る。滝の上流からアプローチしているようだ。川の流れは刻一刻と速さを増し、氷塊を巻き込んだ激流が轟々と流れている。国境を越えカナダに入国、カナダ側からアメリカ滝、カナダ滝を見ることになる。スケールの大きなカナダ滝は、水煙にその全貌を隠しながら、地を轟かせる音と共に54mの滝壷に落下していく。滝壷は氷結して一面の氷である。夏には霧の乙女号で遊覧できるらしいが、白一色の滝も悪くない。
(左)迫力ある流れが我々を圧倒する (右)氷結した白と水煙の白と滝壺の水沫の白と周囲は白一色の景色
滝の裏側にエレベーターで降り、滝を覗くことの出来る穴が3ケ所ある。しかし、この時期開いている窓は1ケ所だけで他は氷が穴を塞いで何も見えない。アメリカ滝は表面上の流れはほとんどなく、一見おとなしく横たわっている。閑散としたナイアガラの町。ここには春は何時やってくるのだろう。
(左)滝の下流の屈曲ポイント、多くの水死体があがるとか。(右)米国&カナダの同規模・同タイプの発電所
滝の下流に川が90度曲がる所がある。多くの水死体がここにあがるという。更に下流に行くと川の流れを利用した水力発電所がある。米国とカナダの電力会社が夫々等量の水を引き込み、全く同規模、同タイプの発電所である。確か100万kwクラスと記憶してるが、等しく水利権を持っているのだろう。下流の橋を渡って再び米国に入国し、バッファローからアルバニーに向かう。
アルバニーはニューヨーク洲政府のあるこじんまりとした美しいが、それでいてあまり特色のない街である。州の公益委員会訪問の段取りをしてくれたO氏とホテルで落合う予定であるが、なかなか現れない。1時間ほど遅れて例によって大好きな車での到着した。
(左)ホテルから見たアルバニーの街(中央が州議会堂、右がシティホール)(右)シティホール全景
政治都市の演出は難しい。日本の官公庁の建物よりははるかに洗練されたデザインの近代建築が、緑の広場に囲まれて美しい景観を醸し出している。また、各建物は地下でネットワークされ機能的にも優れているが、ダウンタウン周辺の息抜きの場が余りにも日本人の目から見ると少ないのである。多分そのような場の提供が必要ないのであろうか、ビジターにとっては何の楽しみもない街になっている。O氏と夜遅くまでホテルの部屋で歓談したアルバニーの夜であった。
ダウンタウンにあるヒルトンホテル
アルバニーからN.Y.への便は、ローカル線の20人乗り小型機である。こんな飛行機は今まで乗ったことがない。一抹の不安は隠し切れない。左右窓際に2シートずつ並んでいるが、席の幅の狭いこと。小生が窓側席に座り終えると向こうからビヤ樽もどきのおばさんがやって来る。いや~な予感。こういうのはよく的中するものである。2mはあろうかと思われるヒップを小さな椅子に平然と下ろす。ああ、神様。何とか離陸出来ますように!
Albany-N.Y.便は遊覧飛行のようにマンハッタン上空を飛ぶ
セスナはプロペラをフル回転させ、それでもマンハッタンの宝石をちりばめた様な夜景の上をゆっくりと超高層ビルの先端をかすめるようにサービス精神一杯の飛行で無事ニューヨークに戻る。