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豫園と玉仏寺 & 祝 KIX開港 -上海- 1994.9.22~9.23
上海の名園「豫園」
上海と言えば「豫園」。明代に江南の豪族や高級官僚が趣向を凝らした豪華な庭園を造るのが流行し、豫園はその典型的な名園で国の重要文化財ともなっている。
周辺は上海の下町ならではの雑踏と、庶民的な店やレストランが集積する豫園商場と呼ばれるショッピング街。土産物屋をはじめ、豆屋さん、工芸品店等が庭園を取り囲むように並んでいる。
(左・右とも)「豫園」界隈の賑わい風景
「豫園」はおよそ150m四方の大きさでそれほど大きくはないが、内部にはいくつもの楼閣を配し、江南の名石をあしらった池水の間を遊歩道が導いてくれる。
園内は5つの風景区に分かれているが、北の万花楼付近は明代の庭園、南の内園は清代の庭園の面影を残していると言われている。適当な起伏を創り出し、楼閣にはそれぞれ趣のある彫物が見られる。
「豫園」湖心亭を背景に
池の中、九曲橋の中程に一際シンボリックな2階建ての中国風楼閣がある。「湖心亭」という。1842年英軍が上海を占領した際司令部が置かれた場所らしい。現在は趣のある茶館になっている。
(左)小籠包の元祖?「南翔饅頭店」 (右)16個7元の小籠包
迷路のような豫園商場の中に小籠包の店に長蛇の列が出来ている。きっと美味しいに違いないと並ぶことにする。「南翔饅頭店」と言って小籠包の元祖だそうで、2階席に座り16個7元の小籠包をたいらげる。商場の中の靴屋さんには、日本円で1000円程度で本革靴を売っている。デザインはいまいちだが、雨の日にはもってこいの代物。少し重いが購入。
(左)玉仏寺 (右)午後のお勤め? 読経中
食後は、その名が示す通り玉で出来た仏さんで有名な「玉仏寺」が必見の価値ありという情報で、市の北側に位置するお寺に向かう。丁度お祈りの時間で坊さんが読経の最中。確かに玉で作られた仏は見事。ご利益があるかもと本場の数珠を買う。実家がお寺の I 君は何やら専門道具にご執心。
今夕は昨夕のお返しに我々が上海煤気公司の面々をご招待。南京路に面した繁華街のレストラン(先方に選んでもらったのだが)で、大いに盛り上がり、再会を祈る。
(左)朝の外灘 「ポイ捨て」違反の切符切り問答があちこちで (右)南京路の風景
(左)南京路の風景 (右)「上海第一百貨商店」前の環状歩道橋で
翌23日は長かった今回の旅の最終日。新規開港間もない「関西国際空港」に午後の便で戻り、その後単身赴任先の東京に戻ることにする。
上海に来て「外灘」を散策していないので、午前中観光することにした。租界時代の魔界都市上海の面影を残すモダンなビル群と道を隔てた川沿いのデッキには、朝から大勢の人が散策している。どこやらからゴミのポイ捨てに服務員が罰金伝票を切るのを抗議する大声が聞こえてくる。同じ大阪に戻るU氏が会社の女性に絹の下着を買って帰ろうと「上海第一百貨商店」で買物。さすが男性客はおらず奥様土産ということで何とかクリア。
(左)ホテル近くの上海展覧中心 (右)上海虹橋国際空港利用券
9月5日に成田を出国し、欧州を周って中国への18日間の長旅。カルチャーショックをこれほど感じた旅もないが、逆に中国の勢いを肌で感じた旅でもある。
9月6日にスカンジナビア航空の機内で見た「祝!関空開港」のテロップ・メッセージが、今日の夕刻現実のものになるのだ。
無事、開港間もない関西国際空港に着陸
祝、KIX開港!
豫園と玉仏寺 & 祝 KIX開港 -上海- 1994.9.22~9.23
上海の名園「豫園」
上海と言えば「豫園」。明代に江南の豪族や高級官僚が趣向を凝らした豪華な庭園を造るのが流行し、豫園はその典型的な名園で国の重要文化財ともなっている。
周辺は上海の下町ならではの雑踏と、庶民的な店やレストランが集積する豫園商場と呼ばれるショッピング街。土産物屋をはじめ、豆屋さん、工芸品店等が庭園を取り囲むように並んでいる。
(左・右とも)「豫園」界隈の賑わい風景
「豫園」はおよそ150m四方の大きさでそれほど大きくはないが、内部にはいくつもの楼閣を配し、江南の名石をあしらった池水の間を遊歩道が導いてくれる。
園内は5つの風景区に分かれているが、北の万花楼付近は明代の庭園、南の内園は清代の庭園の面影を残していると言われている。適当な起伏を創り出し、楼閣にはそれぞれ趣のある彫物が見られる。
「豫園」湖心亭を背景に
池の中、九曲橋の中程に一際シンボリックな2階建ての中国風楼閣がある。「湖心亭」という。1842年英軍が上海を占領した際司令部が置かれた場所らしい。現在は趣のある茶館になっている。
(左)小籠包の元祖?「南翔饅頭店」 (右)16個7元の小籠包
迷路のような豫園商場の中に小籠包の店に長蛇の列が出来ている。きっと美味しいに違いないと並ぶことにする。「南翔饅頭店」と言って小籠包の元祖だそうで、2階席に座り16個7元の小籠包をたいらげる。商場の中の靴屋さんには、日本円で1000円程度で本革靴を売っている。デザインはいまいちだが、雨の日にはもってこいの代物。少し重いが購入。
(左)玉仏寺 (右)午後のお勤め? 読経中
食後は、その名が示す通り玉で出来た仏さんで有名な「玉仏寺」が必見の価値ありという情報で、市の北側に位置するお寺に向かう。丁度お祈りの時間で坊さんが読経の最中。確かに玉で作られた仏は見事。ご利益があるかもと本場の数珠を買う。実家がお寺の I 君は何やら専門道具にご執心。
今夕は昨夕のお返しに我々が上海煤気公司の面々をご招待。南京路に面した繁華街のレストラン(先方に選んでもらったのだが)で、大いに盛り上がり、再会を祈る。
(左)朝の外灘 「ポイ捨て」違反の切符切り問答があちこちで (右)南京路の風景
(左)南京路の風景 (右)「上海第一百貨商店」前の環状歩道橋で
翌23日は長かった今回の旅の最終日。新規開港間もない「関西国際空港」に午後の便で戻り、その後単身赴任先の東京に戻ることにする。
上海に来て「外灘」を散策していないので、午前中観光することにした。租界時代の魔界都市上海の面影を残すモダンなビル群と道を隔てた川沿いのデッキには、朝から大勢の人が散策している。どこやらからゴミのポイ捨てに服務員が罰金伝票を切るのを抗議する大声が聞こえてくる。同じ大阪に戻るU氏が会社の女性に絹の下着を買って帰ろうと「上海第一百貨商店」で買物。さすが男性客はおらず奥様土産ということで何とかクリア。
(左)ホテル近くの上海展覧中心 (右)上海虹橋国際空港利用券
9月5日に成田を出国し、欧州を周って中国への18日間の長旅。カルチャーショックをこれほど感じた旅もないが、逆に中国の勢いを肌で感じた旅でもある。
9月6日にスカンジナビア航空の機内で見た「祝!関空開港」のテロップ・メッセージが、今日の夕刻現実のものになるのだ。
無事、開港間もない関西国際空港に着陸
祝、KIX開港!
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