散歩者goo 

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昨日記130316土(14/4晴 西天満 古代学研究会)

2013年03月17日 11時53分43秒 | 日記(昨日記・今の思い考え・行動・情況)
昨日は、古代を偲ぶ会からの3月例会「松岳山古墳(まつおかやま)について」の案内を貰っていて、興味があったので行くつもりだったが、食事の準備その他に手間取り、すっかり遅くなりかなり遅刻するので出席をあきらめた。

その後、西天満を回る予定だったので、その間PCで予定やリンクの整理をしていた。
以前出席した、古代学研究会の例会が気になりHPを見ると、昨夜開かれることになっていて、テーマも前回の記念大会で行われた古墳時代集落と関係したテーマだったので、行くことにした。

夕方、偲ぶ会には行けなかったが、予定通り西天満のギャラリーを回った。
西天満で最後に訪問した、ギャラリーwksの個展「此方彼方」(こなたかなた)<田中智子の乾漆立像展>のインスタレーション的作品群とその世界は、非常に興味深かった。
過去の作品を有機的に展示したというが、深い精神性を感じさせる。
現場で見ないと、その感覚は伝わりにくい。
見る人に、乾漆立像の表情や全体像が、憂いややさしさや希望とも取れる表情を作っている割に、どことなくユーモラスな面もあって、単純に見るだけでなく、いろんな受けとめ方のできる奥深さもありそうだ。
近く、この展覧会を特殊技術で撮影した映像がFBに公開されるようなので、期待したい。
(この展覧会は3月30日まで)

西天満の画廊まわりの後は、天満橋に寄りコーヒを飲んでから、会場の法円坂のアネックスパル法円坂(旧大阪市立中央青年センター)に行った。
テーマは「南丹波における中期古墳時代集落の動態」で興味深い話が聞けた。
この講演(シンポジウム)は昨年12月に行われた拡大シンポジウムの「集落から探る古墳時代中期の地域社会―渡来文化の受容と手工業生産」の未発表の一部ということらしい。
12月と同様、遺跡データを基礎にした、実証的研究発表であった。
ここでは韓式土器と馬の生産(牧)についての研究であったが、馬周辺の遺物はあるが(馬具等9馬の骨が出ていないので、その根拠に疑問が出た。
また渡来人の定住に関しても長胴型土器は出土していない。
ただ韓式軟質土器や石組みのかまどが出土していて、朝鮮でも特定の地域の特徴を持つ形かもしれないという話もあった。
印象的な話では、司会者が終始注目していた、製塩と木材の経済交流ということであった。
山東町柿坪遺跡で、大きな豪族の居館が出土していることは、知らなかった。
結局結論らしきものは出なかったが、学問的には多くの学術的問題に付いて意見交換がされて、面白かった。

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