聴覚しょうがい者 あろの独り言

生活の中で感じた事を書きます

春の夢

2010年01月29日 | 俳句、短歌
春になれば
桜の花咲くころ
あなたを思い出す
 

軽やかに 舞い散る花
春の雪のようだね 
あなたと歩いた 会下山の小道
そよぐ風に木漏れ日 きらめいて

再び もどることない 今日
永遠に この時間を止めてよ
あなたの手のぬくもりを感じていた
はるかな昔

はかない春 会下山の思い出
もういちど、会いたくで たまらない

桜の花さいて 
雪のように散りゆく
あなたの面影よ
いつも心の中で思い続けて


忘れもしない 
思い出に帰る
さくらの花がさいて
さくらの花が舞い落ちる








静かな 世界

2009年06月06日 | 俳句、短歌
  静かな 世界に生まれて
  風の音 鳥のさえずりさえも
  感じられない 
  孤独な 地球の上で生まれて
  何も当ても無く、心は沈む

  
  静かな 世界に生きて
  誰かと関わろうとするたびに
  通じ合わず 孤独に生きる
  音の無い 地球の上で生まれて
  暗い 光の届かない海の中に
  私の心と体を沈めて 悲しみにたえる

  
  静かな 世界に生きて
  本当の音を
  何も分らないままに 生きて
  悲しみにたえて
  
  生きるしかない 人生
  静かな世界の中
  
  
  
  

一枚の写真

2009年05月31日 | 俳句、短歌
   古い写真のあなた
   私を見つめて 
   微笑んでいる
   あの頃に 戻りたくでも
   戻れないと 分かっているけれども
   恋しくて たまらない
   
   古い写真のあなた
   優しい顔で微笑んでいる 
   心の中に 思い続けて
   はるかな 昔
   帰らない あのころ
   もう一度 戻りたい   


   あなたの時間が止まっても
   私の時間は流れる 川のように
   よどむことなく
   ただ、過ぎていくだけ
   写真は色あせて ゆくだろうか
   一枚の写真のあなたは
   いつまでも 微笑んでいる
   
   

   
   
   
   
   

2009年03月10日 | 俳句、短歌

 

  あなたの春が来た  

  永遠の春が来た 

  どこを見ても 思い出す    

  あなたの面影  

  花は咲いて  

  やさしき 風がふいて    

  花をそっと揺らして  

  雪のように 降らせて   

  涙 こぼれてゆく   

  永遠の春よ  

  どこを見ても思い出す  

  いつまでも こよなく  

  なつかしい 人よ   

  あなたの春が来た  

  永遠の春が来た