昔、姥捨て山で働いていました。
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その時、仕事はできるけど、大嫌いな、ハゲらくだのおっさんがいました。
本当に意地悪な人でね、好きな人には優しいけど、病弱な人、自分の好みの人ではない人に対しては、意地悪をしていました。
子供と孫に恵まれていたMさんをいじめて、仕事を与えようともしないで
他の人に回して、かわいそうだったので私の抱えている仕事をお願いしたら
手伝っていただいて、助かったのに、ハゲらくだに怒られたわ。
ハゲらくだ「Mに仕事を与えたらいかん、ほっとけ」
周りの空気が凍り付いて、課長も注意を言えばいいのに、聞こえないふりをして
新聞紙を読んでいたな。
私も仕方なく頭を下げるとMさんはいいんだよというように
寂しそうに、うなずいていました。
本当に腹をたてながら、仕事をすすめて昼休みになると、
別の係長のおじさんが、「昼ごはんを食べよう」と誘ってくれて
会社から遠いところで、昼ごはんを食べていました。
その時、ハゲらくだがMさんをいじめる理由を聞きました。
Mさんは子供と孫に恵まれて、楽しそうに過ごしているのが
面白くないようです。
ハゲらくだは子供ができていなくで、夫婦二人暮らしで、うらやましいかも
知れないから尺に触るだろうという話を聞いて、あきれました。
「でも弱いものをいじめても、周りは何もしないのは、おかしいでは?」と
聞いたら。ハゲらくだを除く、おじさんは分かっているから
陰でMさんを助けて励ましているから、心配しないでと言っていました。
そして2年後、やっと春が来ました。
ハゲらくだが定年退職を迎えて、うれしくで、たまらなかったな
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退職日、ハゲらくだから、一緒に働いていた人達、全員にどうでもいいものを
配りました。自分史の自費出版の本でした。
内容が気になるので、おやつの時間に更衣室に行って
ぱらぱら、少し読んだら、自分の子供の時からの自分語りと写真まで載せて
いました。
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でも昔ははげておらず、毛が生えていました。
でも、読めばアホらしくなって閉じました。
ハゲらくだの腰巾着のオババ、3人組みは「感動します」とか
歯の浮くような、寒ーい、お世辞を並べていました。
私は「家に帰ったら読ませていただきます」としかいえなかったけどね
本当にバカバカしくで、読む気にならず、
紙袋に入れて持ち帰って、その日の晩、鬱憤をはらすべく
友達と飲みに行って、店に忘れて帰ってそれっきりでした。
↓
月曜の昼休み、ハゲらくだが会社に来て
カンカン怒っていました。何のことか?分からずポカーンとしたら
他のおじさんがそっと教えてもらいました。
誰が駅のゴミ箱に捨てた本と居酒屋に忘れた本を自宅に落し物ですよと
連絡が来たようで、怒鳴り込みに来ていました。
その時、課長が何とか とりなして、外に連れ出して、
腰巾着のオババ3人組みが、一緒に外に出て慰めたようです。
あの本は誰が捨てただろう?
居酒屋に忘れたのは、私だけど、ばれなくで良かった。
Mさんとは違います。別の部署に移動していたから関係ないけど
でも捨てた人は誰だろうな?
自分語り史をもらっても、迷惑だけです。