「忍たま」キャラと同じ地名、女性ファン尼崎に「萌え」 2009年7月24日(金)16:02
人気テレビアニメ「忍たま乱太郎」のキャラクターの名前と同じ地名を目当てに、若い女性らが次々に兵庫県尼崎市を訪れている。
市内各地で、地名が記された公園などを訪れて銘板の写真を撮ったり、神社で絵馬にキャラクターを描いたり。
地名に愛着を覚える〈地名 萌 ( も ) え〉はインターネット上でブームになっているとされ、降ってわいたような現象に、関係者は戸惑いながらも「新たな観光のきっかけになれば」と期待も高まっている。
アニメは同市在住の尼子騒兵衛さんの漫画が原作。忍術学園で学ぶ忍者のタマゴたちの物語で、1993年からNHKで放映している。多くのキャラクターの名前に、猪名寺、下坂部、 富松 ( とまつ ) 、 久々知 ( くくち ) 、 潮江 ( しおえ ) 、立花、 七松 ( ななまつ ) 、 食満 ( けま ) など市内の地名が使われている。 同市七松町の七松八幡神社では昨年8月頃から、若い女性が数人で訪れ、神社名が記された数種類のお守りのうち、緑色だけを買っていくように。
不思議に思った宮本聖士宮司が尋ねたところ、女性らは「忍たま」のファンで、キャラクターの「七松小平太」が緑の衣装を着ているため選んでいたとわかった。 訪れるのは10歳代半ばから20歳代が中心。ファンがネット上のブログに訪問記を書き、広まったらしい。ネットを通じて知り合った数人で訪れるケースが多く、市内各地を歩いて「潮江公園」「七松小学校」など地名が書かれた道路標識やバス停、駅などの写真を撮って帰るという。 同神社では今年に入り、1か月に約100人が訪れたこともあり、案内用に市内地図を配り始めた。社務所で数時間かけて絵馬にキャラクターを描くファンもいて、境内はこうした絵馬約100点がずらり。 ネットで話題になっているのを知り、同神社を訪れた大阪市の高校1年の女子生徒(15)は「地図で地名を見ただけでも『ここから名付けたのか』と感動する。来られてうれしい」と興奮気味。10回以上訪れたという宝塚市の高校3年の女子生徒(17)も「尼崎の地名を聞くだけでテンションが上がる」と説明する。
ファンの“聖地”になっている同神社は尼子さんに依頼し、5月から七松小平太を描いた絵馬を用意。宮本宮司は「いまだに『なぜ』という思いはあるが、普段は閑散とした神社に参拝し喜んでもらえるだけでうれしい」と話す。
尼子さんは「尼崎は古い歴史を感じさせる地名が多く、キャラクターの名前で残せればと名付けた。尼崎に遠くから来てくれるのは新鮮で、いろんな場所に訪れてもらえれば」と期待していた。 忍たま乱太郎 (NHKアニメワールド) 七松 八幡神社 (尼崎市神社案内)
関西住民である、私でも尼崎市を知って
いますが、遊びに行ったり、ショッピングに
行きたいと思ったことは、ありませんでした。
イメージ的に公害の町と言うのが強かった
からです。(市民のみなさん、ごめんなさい)
忍たまのアニメのお蔭で若い人が訪れるよう
に、なってイメージ的にも良かっただろう。
漫画、アニメこれは、ある意味では、観光誘致
になっただろう。日本人はこういう文化を
当たり前のように、受け入れられているんだな