娘の遺稿集の巻頭の言葉は
書きとむる 言の葉のみぞ
水茎の
流れて止まる 形見なりける
新古今和歌集 按察使公道(あぜちのきんみち)
(意味) 今となっては、折々に書き留めておいた言葉だけが、いつまでも
消えない筆の跡としてこの世界に残りとどまっている、あの人の
形見なのだな。
◎ 言の葉「葉」と「水茎」の「茎」は縁語
◎ 水茎は筆跡の意。水を暗示し、その縁で「流れてとまる」
と続ける。
◎ 言……こと
◎ 水茎…みずぐき
書きとむる 言の葉のみぞ
水茎の
流れて止まる 形見なりける
新古今和歌集 按察使公道(あぜちのきんみち)
(意味) 今となっては、折々に書き留めておいた言葉だけが、いつまでも
消えない筆の跡としてこの世界に残りとどまっている、あの人の
形見なのだな。
◎ 言の葉「葉」と「水茎」の「茎」は縁語
◎ 水茎は筆跡の意。水を暗示し、その縁で「流れてとまる」
と続ける。
◎ 言……こと
◎ 水茎…みずぐき