いろはに踊る

 シルバー社交ダンス風景・娘のエッセイ・心に留めた言葉を中心にキーボード上で気の向くままに踊ってみたい。

花咲かに

2006年09月01日 09時06分31秒 | 兎に角書きたいの!
昨日、隣家から「花咲かに」1ッパィを頂いた。朱色と言うか真っ赤と言うか
鮮やかな色をした花咲かに。余りの見事さにカメラに収めてから試食した。
二人の胃袋はたっぷりと満たされかつ蟹飯でその味を味わった。美味い。少々
塩気が強かったかな。
 もう30年ほど前になろうか。青函連絡船があったころの初めての北海道旅行
であったので汽車でのんびりと出かけた。北海道三泊目に花咲に宿泊を取っ
た。目当ては、花咲かにである。花咲港で陸揚げされた蟹を港に設置されてい
る大きな鉄釜でゆであげる。それを買って食べるのである。花バサミで蟹を解体
しながら食べた「花咲かに」の味は今も忘れない。うまいのひと言。これを空輸
し翌日食べてもこの味は味わえないと地元の人は言う。
 よくTVで「うまいいも食べ歩き」が放映されているが、現地で食べるからその
美味さが実感される。大分県佐賀の関で獲れる「セキさば」「セキあじ」も地元
の人は空輸されてはこの味は味わえないと言う。
 日本には、旅行記には無い隠れた地元の美味いものが無尽蔵に存在してい
る。その意味で国内旅行をじっくりと時間に追われず自分の足で不思議発見を
したいと思っている。
 北方領土で、ロシア警備艇に狙撃され亡くなられた方が「花咲かに」漁での
出来事であったことに忘れ得ない事件として私の脳裏に留まる。 合掌
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする