森岡 周のブログ

脳の講座や講演スケジュールなど・・・

お母さん ぼくが生まれてごめんなさい

2007年07月10日 23時03分14秒 | 過去ログ

 

お母さん ぼくが生まれてごめんなさい

ドラマ化

著者は奈良県で障害児に対するお仕事をされていた。

 

いずれにして、この十数年、子ども(脳性まひ児)の運動障害に対するリハビリテーションは進歩したのか? 奇跡を求めているのではない。ただ、少しの前進かもしれないが、数歩でも良いから進歩している、と胸を張っていいたい。

脳卒中で見られる回復は、見かけかもしれない。

脳性まひの運動障害の回復が、現状のリハビリテーションの介入の無力さを露呈しているし、脳卒中の運動障害の回復は見かけであることを間接的に証明している。

何が欠けているのか? その解決の糸口を、脳のリハビリテーションを研究しているものは考え続けなければならないと思う。

成人と小児は違うと言って、成人中枢神経疾患に対峙しているセラピストは逃げてはならない。それは、「運動障害」にはお手上げだといっていることになる。

そのような厳しい状況に置くかが、セラピストの思考力を上げることになるし、研究者の創造力を上げる事になる。

リハビリテーション科学者たるもの、その運動障害に焦点を置いて研究するべきだと思う。

臨床のセラピストでも出来る研究テーマをわざわざ大学の研究者・科学者が選択する理由はない。絶え間ない、仮説を創設し、その検証作業に生涯を捧げる。そういう理学療法学(理学療法を研究しているのでない)を研究している者を早く、多く生産するべきである。

誰かの焼き直しの研究はもういらない。

 


第8回日本認知運動療法研究会学術集会

2007年07月10日 18時30分56秒 | 過去ログ

第8回日本認知運動療法研究会学術集会

テーマ:La palestra nel cervello" 脳の中の訓練室 ―臨床の夢に架ける橋―

日時:平成19年7月14日(土)~15日(日)

会場 名古屋市公会堂(〒466-0064 名古屋市昭和区鶴舞1丁目1番3号)


会長 荻野 敏(国府病院)


準備委員長 千鳥司浩 (中部学院大学)

 

荻野先生、千鳥先生、準備万端!? どのようなイメージが生成されているでしょうか? 大脳皮質の賦活の極みだと思いますが、奈良からエールをおくります。

 

僕は、特別講演2「ヒトの身体像の脳内再現と身体運動制御」

内藤栄一先生(情報通信研究機構 未来ICT研究センターATR脳情報研究所

の司会でお手伝いします。