坂と高低が多いストックポートの、高い丘の上にあるこの大型店舗の広大な駐車場からの眺めが格別です。
午後3時半ごろ、日暮れ前の太陽がギラギラ低く照りつける冬の夕暮れです。
ディーアイワイ(DIY=DO IT YOURSELF)の概念が日本でも知られているかどうか知りたくて検索してみたら、意外なことに言葉としては定着しているらしいのが分かりました。
かつて混同されていた「日曜大工」、「手作り」とは違うという意味のことがていねいに解説されていました。
どちらも趣味的要素が強いイメージだけど、DIY はもっと実用的なことをプロではない人がやること云々...と。
その通りなのですが。
日本ではそうなのでしょう。
英語のDIYはたぶんちょっと違います。
私は自分の観点から、英語の DIY を定義づけをしてみました。
たんに「(おもに自宅の)改良作業」、これでどうでしょうか。
全国展開の DIY ショップ、B&Qのストックポート支店は本当に大規模です。
タイルをひと箱、ペンキとベースコート(下塗り)、木の板、それに家具の布はりかえ用のステープル(ホッチキス)...その他こまごましたものを買いました。
木工用のペンキ売り場で...
ヘンな色の名前のペンキのシリーズを見つけました。
B&Qの自社ブランドのようですが、なぜか(たぶん)その色と全く関係ない響きの好い都市の名前がついています。
トロントとかフルハムとかチェルシー、サンホセ、ブルックリン...。
でもヒョーゴ(薄いピンク)とホッカイドー(青みがかったグレー)って何でしょうか。
コーベとかサッポロじゃなくて?
30分ほど中で買い物をして、駐車場にもどったら、日が暮れていました。
街灯がともり、半月が出ていました。
この大型 B&Q は、建築、配管、電気、内装.、.屋根ふき、造園...その他諸々、家具つくり(木工)など日本のDIYとも重複する分野をふくめたありとあらゆる「不動産の改良工事」の材料や道具を販売しています。
プロの職人さんたちが資格証明などを提示して登録すればプロ価格(卸値プラスアルファ)で販売してもらえる店としても知られています。
いつも店開きしている、肉体労働をする「ガテン系」のいかつい男性たちがしっかりと食事ができるフード・トラックからはベジタリアンの夫が眉を顰める、ベーコンサンドウィッチやハンバーガーなどの脂ぎった匂いがしています。
もう日暮れだけどあいている、屋号はランチ・ボックス the Lunch Box(お弁当箱)。
ストックポートのもっとも知られたランドマーク、ストックポート日報ではすっかりおなじみのストックポート・ヴァイアダクト (鉄道橋)Stockport Viaduct の壮大さが一望できる稀有なスポットの一つです。
19世紀の土木建築技術の優れた例であるのみならず、公認!!世界で2番目に大きいレンガ建築なのです。
大きさの基準は長さでも高さでも幅でもなくて、「使用されたレンガの数」であることに納得できない巨大レンガ建築を保持する街があるようですが。
わが家の DIY 事情についてまた、おってご報告します。
この大型 DIY ショップよりも一段低い位置にある、大型スポーツ用品店にも帰りにちょっと寄りました。
大型スポーツ用品店の駐車場から見た、少し低い位置からのストックポート・ヴァイアダクトです。
あまり知られていないもう一つのランドマーク、ガラスのピラミッドのシルエットも遠くに見えています。