blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

こんな日もある

2013-04-16 21:26:23 | 日記
今日は一日通じて何となく気持ちが乗らなかった。
仕事がらみで何かイヤなことがあったわけではない。
与えられた役目はいつも通りこなしていたから、はた目には少しテンションが低い状態は分からなかったかもしれないが、今日はメッタにやらない自室での一人飲みをしたいくらいの気分だ。

私はお酒そのものよりも雰囲気を楽しみたいタイプで、苦手な日本酒を除いては気分で何でもという感じなのは何度か書いた。
自室で飲むことがあるとすれば、今までの少ない機会をたどるとかなり気持ちが落ち込むようなことがあった時だ。
しかし、そういう気分の時に飲んでも気がまぎれるどころか後で激しい自己嫌悪に襲われることの方が多い。
話し相手もなくお酒も知らず知らず進むから、「限界超え」も早い段階で来てしまい楽しむどころではなくなってしまう。
ひとりで飲むと結局そうなってしまうのが分かっているから、あまり気分が上がっていない今もお酒を買い込んだりはせずシラフで本欄を書いている。

ひと頃の私を思えば、今こうしてフルタイムで仕事をし、応分の給料をいただき、好きなものには投資をし、時には街に出てバカ話に興ずることができる生活はありがたいの一言である。
幸運にも性格にフィットする仕事に出会い、人間としての自信も40を過ぎてようやく付いてきて、今の職場に入った当初から比較しても人格が明るいほうに振れてきた実感はある。
プライベートでは、街で出会ったいろいろなメンバーから多くのことを教わり、もともと話しベタを自認していたものが少しずつではあるがこなれつつある。
この3年ほどでずいぶんモノの考え方も変わり、二言目には元気がないとか暗いとか言われていた私の姿はもうない。

それでも今日のように何となくタメ息をつきたくなるような日はある。
生活がよくなったらなったで、人間にはどうしても欲というものがあるから悩ましい。
人付き合いと言えるものをほとんどできなかった苦しい時期があったのに、メール一本の返事が遅いだけでイライラしたり、度々の「お誘い」がうっとうしく感じられたりと、いつの間にか気持ちがゼイタクになっている自分に気づく。
今の恵まれた生活など「もともとなかったもの」と思って、少しは気持ちに余裕を持ち、失うことを恐れないようにしたい。
たとえ今の人間関係の一部が壊れたところで仕事や住むところ、まして命まで取られるわけではないのだから。

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