blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

2月3日・4日の行状

2017-02-10 19:57:21 | 旅行
旅行中の睡眠不足から、やや旅行記が遅れてしまった。
札幌でさんざん遊んだこともあり、今週末はおとなしくしているつもりである。

さて、2月3日から5日という北海道旅行ではあったが、名古屋を出たのが3日の午後という日程で実質は2日半、旅行記としては2回で済ませることにする。

千歳から札幌に入り、ホテルでしばし休憩して、最初の目的地は夜景の名所・藻岩山であった。
藻岩山はかつて学生時代に男ばかりの集団でクルマで上がった記憶があり、それからもう四半世紀も経ったとは早いものだ。
今回は市電とシャトルバスを使い登山口まで行って、ロープウェイ+ケーブルカーで山頂にたどり着いた。
着いた頃にやや雪が舞ってきて、観光写真のようなスッキリした夜景は見ることができず、本欄に載せられるような写真は残念ながらない。
しかし、クルマではなくてもアクセスは意外に便利だと分かったのは収穫だった。
市内に戻り、夕食はジンギスカン、その後は前々からお誘いのあったスポーツバーでしばし過ごして3日は終了。
すすきの交差点の写真、今回はニッカのおじさんの顔も切れずにうまく撮れた。



翌日4日は、メインの目的地の一つである「ニッカウヰスキー余市蒸溜所」にまずは向かうことにした。
気の向くまま体の動くままのスケジュールで小樽駅までは簡単に着いたが、それから先の列車まで1時間近くの待ちがあった。
改札を出るにも出られず、ホームの列車や小樽にゆかりのあった故・石原裕次郎さんの等身大パネルなどを撮影して何とか時間をつぶした。



JR函館本線も、小樽より先は複線電化から単線非電化のローカル線に変わる。
2両編成の気動車に揺られて30分足らずで余市駅に到着。
駅前には朝ドラの舞台であったことを宣伝する看板が。





ニッカの蒸溜所は駅から歩いてわずかに3分くらいのところにあり、入場も無料で誰でも手軽に行くことができる。



敷地が広大なのでどの建物が何かもハッキリ覚えていないが、印象に残ったものを少し。







ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝翁の胸像。



試飲コーナーやおみやげ屋さんもあって、昼からいい気分にさせてもらい、再び札幌市内に取って返した。

大通公園では、今月6日からスタートしている「さっぽろ雪まつり」の準備が着々と進んでいた。
一部ロープが張られていたりして見にくい場所はあったが、大きな雪像はあらかたできていた。

いまだかなわぬ日本調教馬の凱旋門賞制覇を願うかのような雪像。(JRA札幌競馬場も協賛)



日台友好をコンセプトに作られた氷像。
個人的にはこれが最も印象に残った。



大通公園の東端まで歩くと、あまりにも有名なテレビ塔。
今回は展望台まで上がり、札幌の市街地を高いところから楽しむことができた。



この日はニッカの工場がメインで雪まつり直前の様子はオマケ、これでまた明日、と思っていたらこの後は知らず知らずのハシゴ酒となり、午前様も通り越えて「未明様」になるまで楽しんだのであった。
翌日の行状は次回に。

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10周年か…。

2017-02-07 20:30:18 | 日記
今月の3日から5日までの北海道旅行では、雪まつり直前の様子や余市町のニッカウヰスキー蒸溜所見学、はたまた昼以上に長い夜(?)など有意義に過ごした。
写真の整理も何とかついて、本来なら旅行記をあげていきたいところではある。
しかし、2007年2月7日の本欄立ち上げから今日でちょうど10年という節目にあたるので一言所見を申し述べたい。

開設当時、もともとチャチなホームページを持っていて(これも継続中ではあるが今はほぼ放置状態)、その中の日記コーナーを独立させて誕生したのが本欄である。
本当に最初から読んでいけば分かることだが、この10年の間には無職・無収入の時代もあるし、今でいうところのブラックな職場に引っかかっていた時間もある。
必ずしもしなくても良かったような経験までし、幼少の頃はぶつかることなどなかった両親との葛藤も多くなり、経済的にも精神的にも非常に苦しい時期もあった。

2010年の5月から今いる会社に籍を置くこととなったが、それは30歳で体調の問題から最初の会社を離れて以来、正味10年ぶりくらいの安定した環境であった。
それでも入社当初は1年契約のいわゆる非正規の立場、約4年間そこに甘んじた後、ようやくにして正規雇用という立場を得ることができた。
しかしそれもつかの間、2014年の秋口からの半年余りは部署異動に伴う業務の急激な変化に苦しみ、その結果数ヶ月もの間会社を空けることになった。
幸いにして2015年の秋から当地で再出発の機会をもらって、おかげさまで長期離脱はせず、またそうなる気配もなく今日まで元気に過ごせていることは再三書いている通りである。

社会的な地位や信用をほぼ失っていた時代に本欄を立ち上げたのはなぜなのかよくよく考えてみると、未来の見えない状況にあって、大げさかもしれないが「この世に残せるもの」の一つとして、ということではなかったろうか。
どこへ行っても何をやってもうまくいかず、生きることそのものに疲れかけていながらも、駄文雑文を連ねるという、私にとっては「苦ではない」形で、これまた大げさだが「生きた証し」を若くして残そうとしたのではないか。
故郷のご当地ソングを考案して自作ながらレコーディングまでしてしまったのも本欄開設当初の時期である。
決して人間をやめる方向には走らず、不安ばかりの中でも一筋の光を求めてなりふり構わず動いていたことが本欄の初期のエントリーには記されているはずだ。

現在は本当に恵まれた環境の中で特別な不安を抱えることなく生活できているのは、一時期を考えれば奇跡にも近い。
今ある環境は決して「当たり前」ではなくまさに「有り難き」ものであり、そこへの感謝だけは忘れることなく、ただただ日々を悔いなく大切に積み上げることで、おそらくはもう後半に差し掛かった一度限りの人生をどうしても実りあるものにしたいと願うのである。

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北へ

2017-02-02 20:11:01 | 日記
今週の勤務は今日で終わりである。
明日は休みをもらっていて、土日をくっつけて今年初めての旅に出る。
えてして休む日に限って自分の担当に関係する入荷物がやたらに多いようだ。
しかし、入荷物の予定よりもずっと前に決めていた休みなので仕方がないしどうしようもない。
職場の人に礼を尽くして「明日お願いします」と言って家路についた。

私とコンビを組んでいる某ベテラン氏は、最近は仕事に関する指示やお願いをこちらにまったくしてこなくなった。
大事な情報も1人で抱え込むようになり、私の知らないところで私の知らない仕事が進んでいることもある。
同じことを2人でやれば早く終わるしラクなはずなのだが、どうしても私の協力を得ることがイヤなようなので放っておくしかない。
私も変わった人間なので変に意識されるのは一向に構わないが、アイドルの追っかけやら何やらで有給を使いすぎて年度末まではおちおちインフルエンザにもかかれない人間に対し、私自身はこれっぽっちもライバル意識など持っていない。

さて前回、遠出の行き先をもったいつけたような格好になったが、この寒い時期にあえて北海道に向かう。
札幌市の雪まつりは今年は2月6日から12日までなのだが、私はその直前を狙っていくというわけだ。
当然ながら多くの巨大な雪像が短期間で完成するわけもなく、すでにほとんどはできているだろう。
明日の夜の時点ではイベントのリハーサルなどのほうが主眼となっているに違いない。
仮に雪像が何かで覆われて本番まで見られなくなっていたとしてもそれはそれ、私にとっては一つの経験となる。
あらかたの準備が整っているであろう会場を本番に近い形で見られればラッキーという程度の話である。

実質的に2日半の旅行ではあるが、雪像よりも見たいものは他にあって、現地での動きはすでに大体は固まっている。
半年前にご縁のあったススキノの某スポーツバーから再度のお誘いがあるのも有難いことである。
単独行ではあるが、せめてその時くらいは大いに話して笑って楽しい時間になればよい。
また、当地にいると案外魚を食べる機会が増えないため、故郷である富山を思い出して北海道でも魚中心のメニューといきたい。

若かりし頃は名うての雨男であった私だが、近年は不思議と悪天候には遭っていない。
土砂降りはおろか台風まで呼び寄せてしまった過去のある私にして、去年の6月、梅雨時と知りながら訪れた九州でも雨に降られたのは3日間のうち1日だけだったし、8月の北海道も4日間ずっと晴天だった。
そして今回、北日本の強風は今日までで、明日からの3日間、予報ではあるが雪だるまマークがないのである。
幸運に大いに感謝をして、充実した旅にするつもりだ。

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