下総野田愛宕神社の本殿 11年の歳月をかけて1824年に再建、三間社の社殿で彫刻が美しい。入母屋造りの三間社 正面千鳥破風付 向背一間 銅瓦葺きで壁や柱の至る所にに精巧な彫刻か透かし彫リて描かれています。
大工の棟梁は、武州川俣村の三邑吉左衛門正利と野田町の荒川喜兵衛正幸 彫物師は上州勢多群花輪の石原常八主信といわれています。江戸時代末期の社寺建築の特徴を遺憾なく発揮された重要な建造物で千葉県有形文化財に指定されています。
まず最初に正面の彫刻 桟唐戸 羽目板の彫刻
束側面 桟唐戸 天の岩戸の前で踊る天宇受売命・岩戸を開く手力雄命 西側面 桟唐戸 逃げる熊襲・草薙剣で熊襲を払う大和武尊 背 面 竜を頭にのせる仙人・弾琴の弁天と竜・神宮皇后三韓征伐
尾垂木 (下段) 獏(上段)竜 鼻 鳳凰
腰羽目板の彫刻
西側面 相撲をとる唐子・魚取りをする唐子・獅子舞をする唐子
背面 軍鶏を籠に追いやる唐子 闘鶏を見る唐子・鶏に餌をやる唐子
下総野田愛宕神社の本殿と彫刻
現在の本殿は、文政七年(一八二四)11年の歳月をかけて再現されたもので、入母屋造りの三間社 正面千鳥破風付 向背一間 銅瓦葺きで壁や柱の至るところに精巧な彫刻か透かし彫リて描かれています。大工の棟梁は、武州川俣村の三邑吉左衛門正利と野田町の荒川喜兵衛正幸 彫物師は上州勢多群花輪の石原常八主信といわれています。
江戸時代末期の社寺建築の特徴を遺憾なく発揮された重要な建造物で千葉県有形文化財に指定されています
透かし彫り彫刻群について
1 羽目板の彫刻
正面 桟唐戸(さんからど))x3 束側面 桟唐戸 天の岩戸の前で踊る天宇受売命・岩戸を開く手力雄命 西側面 桟唐戸 逃げる熊襲・草薙剣で熊襲を払う大和武尊 背 面 竜を頭にのせる仙人・弾琴の弁天と竜・神宮皇后三韓征伐
2 脇障子の彫刻(表)雲に滝中の鷲 束脇障子(裏) 滝に竜 匹脇障子(表)牡丹に孔雀(裏)牡丹に唐獅子
3 組物の彫刻 尾垂木 (下段) 獏(上段)竜 鼻 鳳凰
4 腰羽目板の彫刻
東側面 展書の唐子・囲碁の唐子・弾琴夫人と唐子
西側面 相撲をとる唐子・魚取りをする唐子・獅子舞をする唐子
背 面 軍鶏を籠に追いやる唐子 闘鶏を見る唐子・鶏に餌をやる唐子
5 蹴込板の彫刻
6 縁下組物の彫刻 持 送 波に亀の籠彫(隅行は竜)
7 向拝の彫刻 柱の懸鼻 獅子(正面向き)組物 竜
平成十六年三月三十日 千葉県指定有形文化財 下総野田愛宕神社氏子 資料 野田市教育委員会文化財
愛宕神社境内
愛宕神社 千葉県野田市野田725
アクセス ・東武野田線「愛宕駅」より徒歩6分
駐車場 無料駐車場あり