豚汁にゅー麺 ～豚肉と併せ味噌の風味を吸った麩が決め手～

ワシの出身地のお隣の市である奈良県桜井市には、手延べ素麺の産地である「三輪」があり全国的にも有名だ。皇室への献上もしている三輪素麺工業協同組合を始め、老舗の三輪山本（創業300年）や、池利（創業170年）や、マル勝高田（創業86年）などが有名どころだ。そんな折、素麺の新メニューを公募されている広告を見かけた。



夏場に集中して売れる素麺を、年間通して売れるようにするのが趣旨のようだが、ワシには応募する気はまったくない。自分の好みに作ってみる気はバリバリにあるので、口あたりの良い爽やか素麺に、敢えて豚汁の旨みと脂を追加してやるような‥‥‥若者に中年の持つ脂を乗っけてやるような雰囲気で「余計なことすんな！」と怒鳴られそうな感じだ。比較的オーソドックスな「豚汁にゅー麺」は、豚バラ肉をゴマ油で炒めつつ調理スタート。



煮えにくいお野菜は必要に応じてレンチンし、時短を目指して炒めているお鍋へと参加させて進めていく。だしの素はリケンの天然だしを使用し砂糖少々、グラッと煮えそうになれば超弱火に変えて、田舎味噌「８」八丁味噌「２」を溶かせて、ほぼほぼ出来上がり。水で戻した麩をギュッと絞って、豚汁の旨みを吸わせたアトにピリ辛唐辛子も忘れずに。



何気に見たメルカリで、三輪山本の手延べそうめん（５㎏）が出ていて、価格もお手頃4000円なので、思わず有利と見て買ってしまっていた‥‥‥本当は半田素麺を狙っていたのだが、今後は素麺メニューが増えるような予感がする。

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