住みこみ*著書:『住みこみ』(2007年/ラトルズ刊) 戸田家の一年を写真とエッセイで綴った本のタイトルです。

人の暮らしは時間と共に変化します。それを調整しつつ自在に手を入れられる、ゆるやかな設計を心がけています。

虎杖

2013-05-13 09:13:59 | 
  

「虎杖」で「いたどり」、、読めませんよね。

かの清少納言もその読み方を題材にしている程。平安時代からすでに不思議だったんだ。そもそも傷口に塗ると効果がある、痛みを取るから「いたどり」だそう。ふーん。

斑入り虎杖をバックに,手前に咲いている小さい花はたぶん風露草。たぶんと言ったのは、植えた覚えがないから。真上のブナの木にいつも止っている小鳥たちの贈り物かな?

=戸田晃建築設計事務所=

蜻蛉池

2013-04-26 14:50:33 | 


我が家の駐車場の横にある通称「自由研究の池」その名もズバリ、小5の夏休みの自由研究でトンボが来る池がいいという話になり、娘と一緒に創った池です。完成して4年め、厳密にはまだ未完成。随時ちょっとずつ手を入れてます。去年ヤゴの姿も見ました。孵ったかどうかは解りません。現在アメンボウも居ます。どこからか飛んできたのです。そう、飛ぶんです。しかしなんといっても一番の住人はヒキガエルのオタマジャクシです。たくさん居て酸欠にならないかと久し振りにモーターで水を循環させると、オタマジャクシまで一緒に循環してしまい、中央に見える吐水口よりオタマジャクシ出ちゃいましたので、スイッチを切りました。酸欠だと自分で水面まで空気を吸いに来るので、あまり必要ないみたいです。住宅密集地にある小さな池ですが、見ていて飽きません。

今朝のNHK朝のTV番組「あさイチ」で、以前ご自宅を設計させていただいた吉谷桂子さんが出演しておりました。
そう言えば、この池のほとり、斑入りのシダは以前、桂子さんから戴いたもの。今年も元気よく出てきました。この斑入りシダ、名前は忘れてしまったのですが、何でも希少な種類だとか。。我が家にあるとそうは見えませんが。。。笑

=「花と庭の家」=


冬物

2013-04-22 17:15:09 | 


冬物の洋服をそろそろしまおうかな、というような午前中のポカポカしていて、すがすがしい天気でしたので、一気にエマールしました。

昨日の沼津アルプス登山で濡れた洋服たちも、気持ちよさそうに風になびいてました。

と思いきや夕方になると肌寒い。

じっくり手洗いで、とひとつだけ残していたカシミアのセ-タ-があって助かった。

=戸田晃建築設計事務所=

樹形

2013-03-30 10:25:50 | 


沢沿いの楓のイメージです。
山から降ろしてきた樹木の、その独特の樹形には一本一本その形が出来上がった生い立ち(ストーリー)があります。
もともと南斜面にあって、何年か何十年か前に、倒木とか何かの外的要因で主幹が抑圧され、それでも枯れる事なく生きようと、さらに光の方向に伸びてゆく・・・ 

樹木を目の前に、いろいろ想像するのは楽しいことではありますが、いざそれを庭に使う段になってそれを見誤って使うと、さぁ、とんでもないことになってしまう。

うーん何だか違うな~ということになりかねない。その「何だか・・・」が実は一番怖い言葉だと思う。これは庭のみならず、建築でも絵画でも同じだと思う。

住宅設計は、楽しくもあり、また怖さとは違うかもしれませんが一種の緊張感があります。

(仮称)k-ホワイト邸 庭の二期工事 画面左側に沢の基礎が見えています。

=戸田晃建築設計事務所=