住みこみ*著書:『住みこみ』(2007年/ラトルズ刊) 戸田家の一年を写真とエッセイで綴った本のタイトルです。

人の暮らしは時間と共に変化します。それを調整しつつ自在に手を入れられる、ゆるやかな設計を心がけています。

穴太衆

2013-03-20 10:17:21 | 


石垣の工事がほぼ完成しました。
これから沢の流れと植栽の工事に入ります。

この自然の石を積み上げた石垣を穴太(あのう)積みともいわれ、一般的に原石を加工しないで積んでゆく石垣の事をさしますが、はっきりした定義はなさそうです。元は農家の人が手が空いた時や、自分の田畑のメンテナンスに自然の石を積んだのが評判となり、城や寺院の石垣も手掛けた その人たちが穴太(滋賀県)の出身だからそう呼ばれたらしい。

=戸田晃建築設計事務所=

これから

2010-03-01 13:18:02 | 


これから、我が家の庭も忙しくなりそうです。

今春紹介の第2段の花、三椏(ミツマタ)

何もこんなに団子状に咲かなくても・・・と、ついおもってしまう。

ごらんのように、一つ一つの花はフエルト状でけばけばしていてかわいいのに、こんなに固まりになっていると、グロテスクにさえ見えてしまう。

これが玄関付近にあって「いらっしゃいませ」的に咲いてても、、ねえ~

三椏:ジンチョウゲ科ミツマタ属の落葉低木。中国中南部、ヒマラヤ地方原産。和紙の原料としてあまりに有名(?)。

=戸田晃建築設計事務所=

輪切り

2010-02-25 20:23:14 | 


あ~あぁ~。ディスプレーをはずすまもなく、打ち合わせに事務所に人が来てしまった。。

先日、講師をしているデザイン学校の研究助手の、一年終了お疲れパ-ティ-で、なぜかうちの娘が乗り乗りになって飾っていたその残骸。書類の中からクラッカーのくるくる巻きが出てきたりするから厄介だ。。



その打ち合わせの、サンプルのひとつ。真砂土(マサド)という土を固めた入れ物が、竹の輪切りであるのは何とも心憎い。

話は違うが、ニュースなどで特別な言い回しってある気がする。

「機体のやりくり」 羽田で飛行機が霧で欠航が相次いだ今日も使っていた。やっぱり「やりくり上手」とか言うんだろうか?
「遺体の搬送」 遺体は、manじゃあなくBODYだから、搬送。ちとグロイ。

そういえば、登山をしていた北アルプスでのこと、遭難して死亡した人はヘリコプタ-の中に乗せてもらえない。網に吊り下げられて、青空の中、われわれのテントの上を飛んでった。

それ以来、岩場などを危険なところを歩く時などは、「網の人」にならないように・・・とはわれわれ仲間内の言い回しになった。。ニュースとは関係ないか。。。

=戸田晃建築設計事務所=


いよいよ

2010-02-24 15:38:06 | 


この陽気につられるように、三角草の花が咲きました。葉っぱの形がトランプのクラブに似て三角だから三角草。

我が家に、春の到来を真っ先に知らせてくれる花です。

「いよいよ来たか~」そんな気持ちになりました。



打ち合わせに向かう途中。富士川PAからの富士山の眺めは壮大といえます。

こんなところでお茶をしながら建物の設計の事を考えたりしたら、スケール感が狂ってしまって危険です。。(笑)

春のにおいがします。。



そして露地に咲くクリスマスローズです。日本の里山の庭とか言いながら、こんな外来種があるのも我が家の特徴。。

というような事を、「和くらしの本」(PHPムック)で紹介されてます。詳しくはHPで・・・

三角草(みすみそう):キンポウゲ科多年草。常緑。雪割草で呼ばれる場合があるが、正確にはサクラソウ科の仲間を指すらしく、正しい言い方ではないらしい。。。

=戸田晃建築設計事務所=



秋の草木(花編)

2009-11-09 20:09:03 | 
(10/16)
沼エリアに咲いている(た)野菊です。
派手さは全くなく、山野や路傍に普通にありそうな花であるが、かといって荒っぽさや、がさつさは無く、可憐でもって品がある。これぞ”日本の野草”といった感じ。。つまり、私はかなり気に入っている。 関東近辺で一般に「野菊」と呼ばれるものは、カントウヨメナ、ノコンギク、ユウガギクがあるらしいが、図鑑を見ていると野紺菊(ノコンギク)のように思える。でもこの花、どうして家に来たんだっけ??

野紺菊(ノコンギク):キク科シオン属の多年草

(10/27)
先日我家で開催した、[緑と共に暮らす家]のオープンハウスに駆けつけてくれた、デザインプロデ゛ューサーの萩原修さんのお母さんに、去年の夏だったか?株分けしてもらった、杜鵑草(ホトトギス)。ホトトギスというと鳥を思い出されるかもしれませんが、この名前は花びらにある紫色の斑紋がホトトギス(小鳥)の胸の斑紋と似ていることから、付けられた名前とされている。シュウさんのお母さんによると、原種のホトトギスらしい。図鑑で調べてみると”山路の杜鵑草”(ヤマジノホトトギス)によく似ている。小さいながら可憐な花。

ヤマジノホトトギス:(ユリ科ホトトギス属)ホトトギスは花被片(花びらとがくが区別がつかないものの一片)が斜めにひらいていますがヤマジノホトトギスは平らに開いています。紫色の斑点が特徴。

(10/16)
小川エリア(中庭)に咲いてる、筑紫岩沙参 (ツクシイワシャジン)です。ただし、これは鉢(といっても、空き缶に水抜きし穴開けた簡素なもの)植え。実は岩沙参の地植えは、過去何度か挑戦したものの、ことごとく失敗。さすがに”地植え恐怖症”状態なのである。
1cmぐらいの小さな花ですが、その特徴的な形は遠くからも目立ちます。薄紫色の花は何とも惹かれます。いつかは中庭で群生、しかも地植えを夢見ていますが、10年早いか。。。

筑紫岩沙参 (つくしいわしゃじん) :Adenophora hatsushimae Adenophora : 桔梗科ツリガネニンジン属
Adenophora(アデノフォーラ)は、ギリシャ語の「adenos(腺)+phoreo(有する)」が語源。
植物全体に乳液を出す腺細胞があるところから。

(10/23)
最後にちょっと関係ありませんが、沼エリアのビオトープ(トンボ池)が、自分達で言うのはなんですが、かなりいい感じになってます。妻には”死の池”となじられた(笑)が、ご覧の通り、買ってきためだかも生き生きと泳いでいる。めだかって不思議なんだが、ビニールから放した瞬間から、群れで上流に向かって遡上を試みているようだった。ただし、この池に本当にヤゴが来てくれたら、このめだかたちは”餌”になっちゃうのですが・・・

=戸田晃建築設計事務所=