住みこみ*著書:『住みこみ』(2007年/ラトルズ刊) 戸田家の一年を写真とエッセイで綴った本のタイトルです。

人の暮らしは時間と共に変化します。それを調整しつつ自在に手を入れられる、ゆるやかな設計を心がけています。

とうた

2010-03-22 11:45:28 | 我が家の庭
植物には繁殖力の強いもの弱いものがあり、我が家のような狭い庭の場合、放っておくとある種の植物に占拠されかねない。

そこで人間の手によって意識的に淘汰する-つまり引っこ抜く。



その抜かれる立坪菫(タチツボスミレ)は生粋の日本産で菫の代表的存在。可憐な花であるが、如何せん増えすぎる。数を制限しないと忽ち増える。抜かれる前のワンショット!!



升麻(ショウマ)の新芽です。確か一葉升麻だったと思う。アスチルベと言ったほうがピンとくる人も多いかも知れませんね。



常盤忍(トキワシノブ)常緑の植物。背後に見える、毛に覆われた触手のような茎が伸び、その先で新芽を出す。その茎の生命力・勢いがちょっと怖い。



先日の吉野躑躅。朝のまだ暗い中庭に赤紫の色のかたまりが浮かぶ。



淘汰というか、こちらは雑草であるが、花は以外にかわいいのです。こっそり解放区を作って鑑賞。



佐渡朱鷺保護センタ-か朱鷺佐渡保護センターかごっちゃになる、今話題の朱鷺の名がついた大輪朱鷺草(タイリントキソウ)去年のシワシワの球根から芽が出る。



朝日を浴びて、まだ薄暗い中庭に、すっと立つ岩八手。

=戸田晃建築設計事務所=