玄関を開けると、すぐに下駄箱があり、ホールの奥にそれぞれの部屋に行くドアだ並んでいる。どこにでもある光景である。リフォーム前のこのお宅もそうでした。
そのいわば当たり前と思われる光景を、もう一度見直してみて整理してみました。
向かって左側の壁はコンクリートのまま。ビニールクロス剥がしたら存在感があったのでそのままにした、いわば「剥がしっ放し仕様」
奥に見えるブラックの塗装の部分は、飾棚でもあり、洋室に入るドアにもなります。そしてブラックの部分はチョークボードでもあるのです。
右側の手前の一枚の板は、ただの板ではなく、下駄箱の扉であり、物入れの扉であり、寝室に入る扉でもあるのです。自分としては、扉だらけの空間から解放できた画期的な納まりと自画自賛なのですが、さて・・・
「忍者屋敷のようだね~」ある人から言われました。ふ~ん。。ちょっと言えてるかも・・・
その板の裏側にもうひとつの仕掛け?
この部分だけ玄関部分と入れ子状態で収納として使用でき、この板状の壁自体が玄関ホールと寝室の間仕切り壁の役割も担っているんです。取壊し再構築部分を最小限に抑え、コストを抑えたと自画自賛なのですが、 また~
南大沢・南風の家より