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我家の日陰の庭に欠かせない山野草のひとつにこの擬宝珠(ギボウシ)がある。ガーデン好きの人にはHosta(ホスタ)の名前で知られているかも知れない。シーボルトらによってヨーロッパに紹介されて、近年ではオランダで交配され、日本でもブームになり、日本に逆輸入されたのものの総称が「ホスタ」であった。
擬宝珠は、花の形が橋の欄干のてっぺんにある、たまねぎを逆さにしたような(銅か何かで出来ている)装飾物に似ている事からついた名前といわれる。古くは江戸時代から園芸品種として存在し、また食用としても知られている。
この擬宝珠(写真)はことのほか小さい。葉っぱは2cmぐらいで、花茎は11cm足らず。背景の黒竜の花と比べても、その小ささはお解りであろう。はっきりとした種類はもう忘れました。植えたかさえもよく解らなくなってきました。我家では「苦しい時の擬宝珠ちゃん」といっているぐらい、日陰の庭にも、大きな木の根元にも使えるオールマイティーな存在。我家には解るだけで6種類ほど植えてある。
ただし、冬は休眠して地上からは姿を消してしまうので、景色作りには困ってしまう。
擬宝珠(ギボウシ):ユリ科(APG植物分類体系ではリュウゼツラン科に入れる)の多年草、ギボウシ属(Hosta)の総称である。山間の湿地などに自生し、また花が美しく日陰でもよく育つため栽培される。花言葉は「落ち着き」「沈静」「静かな人」。
=戸田晃建築設計事務所=
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