うおおおおおお
DEZERTの“楽しい食卓ツアー”初日、仙台MACANA! マカナって、アーケードの中にあるんですね。商店が立ち並ぶ通りに、さりげなくある。
ホールは地下なのですが、天井が高くて音が良かった。ステージも高いので、後方でもドラムまでばっちり見えました。
スタッフさんも土地柄なのか、気さくで穏やかな雰囲気でしたし、いいハコだなーと思いました。
開演前のBGMは、THE BEATLESの「Hello Goodbye」エンドレスリピートでした(これまでは「Yesterday」)。
18:44ごろ暗転。
シンフォニック要素のあるSEが流れ、メンバーが1人ずつ登場。SORAさんはターバンスタイル復活。Miyakoさんはツンツンヘア。千秋さんも全体的に髪を立たせていて、黒シャツ、ハーフパンツにハイソックス。SaZさんはヒッピーバンドを着けていました。
ちょっと話が脱線しますが、ツアー特設サイトのURLがこれ→ http://dezert.hippy.jp/dezertevent/tokusetsu2016a.html なんですけど、なぜゆえに「デザート ヒッピー ドットジェーピー」なのか(笑)。デザインもインターネット初期みたいになってるし、わざとなのかしら。
ライブの話に戻ります。
千秋さんが咳払いして「「あー。」」からスタート。最初はマイクスタンドを立てていたのですが、曲中に外して初っぱなから激しいパフォーマンス。「「君の子宮を触る」」は、2/7のアウトストアイベントのときもそうだったのですが、サビの“戻れない場所だとしても”の“しても”を、音程を下げてアレンジし歌っていました。指折り数える動きもあり。SaZさんとMiyakoさんが立ち位置を入れ替わっていたのも、たしかこの曲。スムーズな入れ替わりだったので打ち合わせてたのかなーとも思いました。「「殺意」」「大塚ヘッドロック」のヘドバン+モッシュのコンボでフロアはヒートアップ。
千秋さんが「おれが神か!? おまえが神か!? …ぼくが神だ!! 「ここにラブソングを」」とタイトルコールし、SORAさんの高速ドラム炸裂。ヘドバン→折り畳み→手扇子というめまぐるしいフリ展開が楽しい。
「「追落」」はMiyakoさんがギターをE-II TE-7からテレキャスにチェンジ。このときのみーちゃんのギタープレイ、スーパー良かった! 単音のメインフレーズの終わりに、歪ませたカッティングをかぶせるように入れていて、グッときた。カッコ良すぎてちょっと泣いた。SORAさんのバスドラの音の抜けもきれいで、これまで聴いた「「追落」」の中で一番良かった気がします。メンバー全員、丁寧に紡いでいました。曲の最初のほうの照明もきれいだった。Miyakoさんにイエロー、SaZさんにブルーが当たっていて、二分割されている感じ。
「「排泄物」」のサビは千秋さんがファルセットを出しづらそうにしていて、一部地声に近い声でがなるように歌っていました。曲が終わって静かになったところで、ドラム台のほうを向いて“明日にしよっ”とかわいくリピート。
「包丁の正しい使い方~実行編~」は、ほぼヘドバンな曲なので、千秋さんがオーディエンスに「バテてんじゃなーい」と一喝。でも、千秋さん自身も結構キツそう。続く「「おいしい脾臓は笑わない」」で、息がきれて歌えていない箇所もあったり。八つ当たり(?)なのか、フロアやMiyakoさんに水の入った紙コップを投げつけていたのも、たしかこのあたりでした。みーちゃんは笑ってましたけど。
そんな千秋さん、「包丁の正しい使い方~思想編~」の前に、「ぼく、もう、バテちゃったぁぁああ」「しんじゃう~~~」と自己申告(笑)。
「「秘密」」のイントロ部分では「しんじゃえー! しんじゃえー!」と矛先を外に向ける。この曲、モッシュ&土下座ヘドバンパートがあるのですが、フロア後方はぎゅうぎゅうすぎてホント死ぬかと思いました(笑)。ちなみにMiyakoさんとSaZさんは結構スタミナあって、崩れないんですよね。安定。
「「セイオン」」の前にも千秋さんがなにか叫んでいたんですけど聞き取れなかった。「ぼくたちの、正しい音で!」と、歌詞みたいなニュアンスだったんですが。それがすごくカッコ良くて、この曲からペースを取り戻してきた感じでした。4人の佇まいが堂々としていて、なんかロックだった。いいバンドだなーと思えた場面でした。
「「宗教」」の後半ではSaZさんとMiyakoさんがヘドバンしていて、みーちゃんがブンブンと縦ヘドバンしていたのにシビれた。男らしさを感じました。エフェクターの残響音を残して本編終了。
アンコール。
楽器陣はツアーTシャツ姿。千秋さんは白シャツで、髪はもう修復不可能なのかへたったまま登場。楽器陣に向かって、「なんだよ、いけしゃあしゃあとTシャツ着てきてさー」と言っていたのですが、どうして急に「いけしゃあしゃあ」なんて言葉が出てきたんだろう(笑)。あと、軽く風邪ひいたらしいです…。インフルではないそうですが。きみらに感染す!と言ってました。
「あんな、さっき『実行編』で歌詞間違えて。“もしもまた 生まれ変わり~”って2回歌っちゃって! もうそっからパニックでなんも覚えてない(真顔)。 楽屋戻ってからもおれ、それしか言ってなかったからね」
「(メンバーと観客に向かって、歌詞を間違ったこと)気づいた? 気づいてないでしょ? ほら、どうせぼくの歌なんか聴いてないんだ!」
ここで、わたし的本日のハイライトなんですが、この千秋さんの発言のときに、SORAさんが「そんなことない」と言わんばかりに、真顔で首を横に振ってたんですよね。大川くんこそが、ここにいる誰よりも千秋さんファンだ…!と思いましたね。千秋さんはまったくSORAさんのほうを見ていなかったけれども!!
すみません話に戻ります。
「仙台は嫌いです。あ、今は好きになりました。昔バードランドってところでやってたんやけど。鳥、住めるのか?っていうとこ。そのときは最前が近くて、こーんな感じで目の前で歌ってて(体をかがめて再現する)。ここ(MACANA)もね、柵をもっと前にもっていけるって言われたんだけど、『いや、そのままでいいです』って即答して。………SaZくんが」
SaZさん、めっちゃ首を横に振ってますけど(笑)。
「SaZくんが『いや、そこでいいです』って。おれはちょっとね、近いのダメなんで(←ゴメンね!って顔しつつ/一同笑)。誰のおかげでそこに立ててるんだ? 誰のおかげでベース弾けてるんだ? ……おれだろ!」
千秋:あー、もう実行編パニックだったから。♪なにげなくー!右手にもつー(自分に言い聞かせるように歌う) ……その刃物を取り戻しに行きたい!
他メンバー&客席:(お、おぅ…)
千秋:しーーーーん! (メンバーに向かって)煽れよ!
でも、Miyakoさんが前に出てジャーン!とやったらやったで、「煽るのヘタ」とディスる!
そんなわけで、アンコール1曲目は、千秋さんのために再び「包丁の正しい使い方~実行編~」でした。例の歌詞の部分は自分の言葉を確かめるように、しっかりとした発音で歌う千秋さん。でも、曲中にまた「ぼくの声なんて届かないんだ!」とも言ってました。
「ちょっと待ってて!」と、一瞬千秋さんが下手袖に引っ込み、赤いストラトタイプのギターを手に現れる。そして「脳みそくん。」へ。男も女もホモも!(ニュアンス)と叫び、なぜか照明さんのことも煽っていました(笑)。
「チョコレートクリームチェーンソー」は、バレンタイン前だっからやったのかな?とちょっと思ったり。曲中に千秋さんがドラムソロ!ギターソロ!ベースソロ!と無茶ぶりも。SORAさんはダメ出しくらって2回、みーちゃんは一発でばっちりキメました。SaZさんはそもそもタイミングを逃して「あ、あ…」みたいな状況になって床にへたり込む。
そこで千秋さんが、じゃーSaZくんはギターソロねという感じで、自分のギターとSaZさんのベースを交換しようと近づいていったのですが、さっちゃんのベースのヘッドが千秋さんの口元強打! その場に崩れ落ち悶絶する千秋さん。慌てるさっちゃん。手を引っぱって起こしてあげてました。で、SaZさんがギターソロをステージのセンターで弾いたのですが、プリングとパワーコードのハッタリソロ(笑)。
ワンマンのため、逆ダイパートをこれでもかと何度もリピート。千秋さんが「とべ! どうせ人生なにもつかめないんだ! でも、おれらが(それを見て)なにかをつかむかもしれない!!」「トンでる!?」と煽る。演説みたいなテンション感で、これこれこうだからとべ!と煽っているのですが、めちゃくちゃすぎて笑った。途中でSaZさんがフロアに乱入する場面も。
そして「doze.」を畳みかけ、千秋さんの「はやく!」の一言で徐々にテンポアップ。続けざまに「包丁の正しい使い方~終息編~」を投下し、フロアでは“絶望!”の合図でWODが。
アンコールらしく終始はちゃめちゃだったのですが、終息編のあとにひと呼吸おくような間があり、Miyakoさんのカッティングから「「ピクトグラムさん」」。
アウトストアイベントで披露したときは、イントロの出だし4小節のギターとドラムは同期だったのですが、みーちゃんのギターオンリーの生演奏になっていました。もうこの時点で鳥肌。ちょっと荒削りだけど、断然こっちのほうがいい。
さっきまで一緒に遊んでたのに、いきなり大人びてカッコ良くなった! ギャップ!みたいな感覚でした。4人の点と点が線でつながっていて、末永く続いてほしいなーと思った。
「またどこかで会いましょう」とつぶやいた千秋さんがゴトリとマイクを落とし、終演。SORAさんだけ、いつものように客席に向かって片手を挙げてステージをあとに。
終演時刻はちょうど19:30くらいだったので、約2時間のライブでした。感覚としてはもっと長くやっていたような気がしたので時計を見てびっくり。
ぶっとんでいてなんかよくわからんけどカッコいい!っていうところと、人間味があるところをいったりきたりしているようなライブだったなと思います。でも嫌な振り幅ではなくて、ずっとぶっとべるようにがんばってるんだけど、体力がついていかない、みたいな感じでした。全部ぶっとんでいたらぶっとんでいたで、恐ろしいイメージしかわかないけれど(笑)。ツアーでどう変化していくのか楽しみになる初日でした。おつかれさまでしたー。
【SET LIST】
1.「あー。」
2.「君の子宮を触る」
3.「殺意」
4. 大塚ヘッドロック
5.「ここにラブソングを」
6.「追落」
7.「排泄物」
8. 包丁の正しい使い方~実行編~
9.「おいしい脾臓は笑わない」
10.包丁の正しい使い方~思想編~
11.「秘密」
12.「セイオン」
13.「切断」
14.「宗教」
-EN-
15.包丁の正しい使い方~実行編~
16.脳みそくん。
17.チョコレートクリームチェーンソー
18.doze.
19.包丁の正しい使い方~終息編~
20.「ピクトグラムさん」
DEZERTの“楽しい食卓ツアー”初日、仙台MACANA! マカナって、アーケードの中にあるんですね。商店が立ち並ぶ通りに、さりげなくある。
ホールは地下なのですが、天井が高くて音が良かった。ステージも高いので、後方でもドラムまでばっちり見えました。
スタッフさんも土地柄なのか、気さくで穏やかな雰囲気でしたし、いいハコだなーと思いました。
開演前のBGMは、THE BEATLESの「Hello Goodbye」エンドレスリピートでした(これまでは「Yesterday」)。
18:44ごろ暗転。
シンフォニック要素のあるSEが流れ、メンバーが1人ずつ登場。SORAさんはターバンスタイル復活。Miyakoさんはツンツンヘア。千秋さんも全体的に髪を立たせていて、黒シャツ、ハーフパンツにハイソックス。SaZさんはヒッピーバンドを着けていました。
ちょっと話が脱線しますが、ツアー特設サイトのURLがこれ→ http://dezert.hippy.jp/dezertevent/tokusetsu2016a.html なんですけど、なぜゆえに「デザート ヒッピー ドットジェーピー」なのか(笑)。デザインもインターネット初期みたいになってるし、わざとなのかしら。
ライブの話に戻ります。
千秋さんが咳払いして「「あー。」」からスタート。最初はマイクスタンドを立てていたのですが、曲中に外して初っぱなから激しいパフォーマンス。「「君の子宮を触る」」は、2/7のアウトストアイベントのときもそうだったのですが、サビの“戻れない場所だとしても”の“しても”を、音程を下げてアレンジし歌っていました。指折り数える動きもあり。SaZさんとMiyakoさんが立ち位置を入れ替わっていたのも、たしかこの曲。スムーズな入れ替わりだったので打ち合わせてたのかなーとも思いました。「「殺意」」「大塚ヘッドロック」のヘドバン+モッシュのコンボでフロアはヒートアップ。
千秋さんが「おれが神か!? おまえが神か!? …ぼくが神だ!! 「ここにラブソングを」」とタイトルコールし、SORAさんの高速ドラム炸裂。ヘドバン→折り畳み→手扇子というめまぐるしいフリ展開が楽しい。
「「追落」」はMiyakoさんがギターをE-II TE-7からテレキャスにチェンジ。このときのみーちゃんのギタープレイ、スーパー良かった! 単音のメインフレーズの終わりに、歪ませたカッティングをかぶせるように入れていて、グッときた。カッコ良すぎてちょっと泣いた。SORAさんのバスドラの音の抜けもきれいで、これまで聴いた「「追落」」の中で一番良かった気がします。メンバー全員、丁寧に紡いでいました。曲の最初のほうの照明もきれいだった。Miyakoさんにイエロー、SaZさんにブルーが当たっていて、二分割されている感じ。
「「排泄物」」のサビは千秋さんがファルセットを出しづらそうにしていて、一部地声に近い声でがなるように歌っていました。曲が終わって静かになったところで、ドラム台のほうを向いて“明日にしよっ”とかわいくリピート。
「包丁の正しい使い方~実行編~」は、ほぼヘドバンな曲なので、千秋さんがオーディエンスに「バテてんじゃなーい」と一喝。でも、千秋さん自身も結構キツそう。続く「「おいしい脾臓は笑わない」」で、息がきれて歌えていない箇所もあったり。八つ当たり(?)なのか、フロアやMiyakoさんに水の入った紙コップを投げつけていたのも、たしかこのあたりでした。みーちゃんは笑ってましたけど。
そんな千秋さん、「包丁の正しい使い方~思想編~」の前に、「ぼく、もう、バテちゃったぁぁああ」「しんじゃう~~~」と自己申告(笑)。
「「秘密」」のイントロ部分では「しんじゃえー! しんじゃえー!」と矛先を外に向ける。この曲、モッシュ&土下座ヘドバンパートがあるのですが、フロア後方はぎゅうぎゅうすぎてホント死ぬかと思いました(笑)。ちなみにMiyakoさんとSaZさんは結構スタミナあって、崩れないんですよね。安定。
「「セイオン」」の前にも千秋さんがなにか叫んでいたんですけど聞き取れなかった。「ぼくたちの、正しい音で!」と、歌詞みたいなニュアンスだったんですが。それがすごくカッコ良くて、この曲からペースを取り戻してきた感じでした。4人の佇まいが堂々としていて、なんかロックだった。いいバンドだなーと思えた場面でした。
「「宗教」」の後半ではSaZさんとMiyakoさんがヘドバンしていて、みーちゃんがブンブンと縦ヘドバンしていたのにシビれた。男らしさを感じました。エフェクターの残響音を残して本編終了。
アンコール。
楽器陣はツアーTシャツ姿。千秋さんは白シャツで、髪はもう修復不可能なのかへたったまま登場。楽器陣に向かって、「なんだよ、いけしゃあしゃあとTシャツ着てきてさー」と言っていたのですが、どうして急に「いけしゃあしゃあ」なんて言葉が出てきたんだろう(笑)。あと、軽く風邪ひいたらしいです…。インフルではないそうですが。きみらに感染す!と言ってました。
「あんな、さっき『実行編』で歌詞間違えて。“もしもまた 生まれ変わり~”って2回歌っちゃって! もうそっからパニックでなんも覚えてない(真顔)。 楽屋戻ってからもおれ、それしか言ってなかったからね」
「(メンバーと観客に向かって、歌詞を間違ったこと)気づいた? 気づいてないでしょ? ほら、どうせぼくの歌なんか聴いてないんだ!」
ここで、わたし的本日のハイライトなんですが、この千秋さんの発言のときに、SORAさんが「そんなことない」と言わんばかりに、真顔で首を横に振ってたんですよね。大川くんこそが、ここにいる誰よりも千秋さんファンだ…!と思いましたね。千秋さんはまったくSORAさんのほうを見ていなかったけれども!!
すみません話に戻ります。
「仙台は嫌いです。あ、今は好きになりました。昔バードランドってところでやってたんやけど。鳥、住めるのか?っていうとこ。そのときは最前が近くて、こーんな感じで目の前で歌ってて(体をかがめて再現する)。ここ(MACANA)もね、柵をもっと前にもっていけるって言われたんだけど、『いや、そのままでいいです』って即答して。………SaZくんが」
SaZさん、めっちゃ首を横に振ってますけど(笑)。
「SaZくんが『いや、そこでいいです』って。おれはちょっとね、近いのダメなんで(←ゴメンね!って顔しつつ/一同笑)。誰のおかげでそこに立ててるんだ? 誰のおかげでベース弾けてるんだ? ……おれだろ!」
千秋:あー、もう実行編パニックだったから。♪なにげなくー!右手にもつー(自分に言い聞かせるように歌う) ……その刃物を取り戻しに行きたい!
他メンバー&客席:(お、おぅ…)
千秋:しーーーーん! (メンバーに向かって)煽れよ!
でも、Miyakoさんが前に出てジャーン!とやったらやったで、「煽るのヘタ」とディスる!
そんなわけで、アンコール1曲目は、千秋さんのために再び「包丁の正しい使い方~実行編~」でした。例の歌詞の部分は自分の言葉を確かめるように、しっかりとした発音で歌う千秋さん。でも、曲中にまた「ぼくの声なんて届かないんだ!」とも言ってました。
「ちょっと待ってて!」と、一瞬千秋さんが下手袖に引っ込み、赤いストラトタイプのギターを手に現れる。そして「脳みそくん。」へ。男も女もホモも!(ニュアンス)と叫び、なぜか照明さんのことも煽っていました(笑)。
「チョコレートクリームチェーンソー」は、バレンタイン前だっからやったのかな?とちょっと思ったり。曲中に千秋さんがドラムソロ!ギターソロ!ベースソロ!と無茶ぶりも。SORAさんはダメ出しくらって2回、みーちゃんは一発でばっちりキメました。SaZさんはそもそもタイミングを逃して「あ、あ…」みたいな状況になって床にへたり込む。
そこで千秋さんが、じゃーSaZくんはギターソロねという感じで、自分のギターとSaZさんのベースを交換しようと近づいていったのですが、さっちゃんのベースのヘッドが千秋さんの口元強打! その場に崩れ落ち悶絶する千秋さん。慌てるさっちゃん。手を引っぱって起こしてあげてました。で、SaZさんがギターソロをステージのセンターで弾いたのですが、プリングとパワーコードのハッタリソロ(笑)。
ワンマンのため、逆ダイパートをこれでもかと何度もリピート。千秋さんが「とべ! どうせ人生なにもつかめないんだ! でも、おれらが(それを見て)なにかをつかむかもしれない!!」「トンでる!?」と煽る。演説みたいなテンション感で、これこれこうだからとべ!と煽っているのですが、めちゃくちゃすぎて笑った。途中でSaZさんがフロアに乱入する場面も。
そして「doze.」を畳みかけ、千秋さんの「はやく!」の一言で徐々にテンポアップ。続けざまに「包丁の正しい使い方~終息編~」を投下し、フロアでは“絶望!”の合図でWODが。
アンコールらしく終始はちゃめちゃだったのですが、終息編のあとにひと呼吸おくような間があり、Miyakoさんのカッティングから「「ピクトグラムさん」」。
アウトストアイベントで披露したときは、イントロの出だし4小節のギターとドラムは同期だったのですが、みーちゃんのギターオンリーの生演奏になっていました。もうこの時点で鳥肌。ちょっと荒削りだけど、断然こっちのほうがいい。
さっきまで一緒に遊んでたのに、いきなり大人びてカッコ良くなった! ギャップ!みたいな感覚でした。4人の点と点が線でつながっていて、末永く続いてほしいなーと思った。
「またどこかで会いましょう」とつぶやいた千秋さんがゴトリとマイクを落とし、終演。SORAさんだけ、いつものように客席に向かって片手を挙げてステージをあとに。
終演時刻はちょうど19:30くらいだったので、約2時間のライブでした。感覚としてはもっと長くやっていたような気がしたので時計を見てびっくり。
ぶっとんでいてなんかよくわからんけどカッコいい!っていうところと、人間味があるところをいったりきたりしているようなライブだったなと思います。でも嫌な振り幅ではなくて、ずっとぶっとべるようにがんばってるんだけど、体力がついていかない、みたいな感じでした。全部ぶっとんでいたらぶっとんでいたで、恐ろしいイメージしかわかないけれど(笑)。ツアーでどう変化していくのか楽しみになる初日でした。おつかれさまでしたー。
【SET LIST】
1.「あー。」
2.「君の子宮を触る」
3.「殺意」
4. 大塚ヘッドロック
5.「ここにラブソングを」
6.「追落」
7.「排泄物」
8. 包丁の正しい使い方~実行編~
9.「おいしい脾臓は笑わない」
10.包丁の正しい使い方~思想編~
11.「秘密」
12.「セイオン」
13.「切断」
14.「宗教」
-EN-
15.包丁の正しい使い方~実行編~
16.脳みそくん。
17.チョコレートクリームチェーンソー
18.doze.
19.包丁の正しい使い方~終息編~
20.「ピクトグラムさん」