ViSULOG主催のイベントに行ってきました。会場は半蔵門にあるTOKYO FMホール。「ホール」だから、座席あり公演だ~、座れる~!と思ってチケットを購入したんですが、よくよく受付画面を見たら「オールスタンディング」の文字が。早とちりとはいえちょっとショック! 公演によってオールマイティーに対応できるホールなんですねー。スタンディングだと450~500人収容くらいかなあ。
白い壁に板張りの床、高い天井というようにnotライブハウスな空間です。ステージのすぐ上に天井がないだけで、結構発表会感が。ステージは高く作られていて、メンバーの腰から上は余裕で見えました。
■■■Chanty
トップバッターのChantyは、キャッチーで盛り上がる「おとなりさん」からスタート。変拍子がクセになる「ミス・アンバランス」やしっとり聴かせるバラード「とある星空の下」なども披露し、バランスのいいセットリストでした。イベントに強いのかなとも思ったり。
上手ギターのshia.さんは職人気質で、下手ギターの千歳さんは、芥さんとリンクするように顔で弾く感情型なギタリストに見えました。野中さんはライブ序盤でベースを回転させたり、千歳さんとアイコンタクトをとったりもしていました。
「とある星空の下」は、天井の高い会場の特性とあいまって、Chantyの良さがあふれていました。shia.さんの溜めをたっぷりとったコードストロークから曲に入るという構成。千歳さんとアイコンタクトとりつつ音を重ね、芥さんの伸びやかな歌声が観客を引き寄せ包み込んでいく。これこそまさにChantyの世界! ミラーボールもまわっていて幻想的でした。
芥さんの少し悲しげな表情でふっと笑うのはamber gris 手鞠さんそっくり。あまりにっこり笑顔では歌わないんだなと発見。ラストは芥さんが先にはけ、その後楽器陣のプチセッションでフロアを盛り上げ終演。
【SET LIST】
01.おとなりさん
02.ミス・アンバランス
03.絶対存在証明書
04.とある星空の下
05.フライト
■■■WING WORKS
↑オフィシャルサイトより引用。なんかすごい。
観るのは2回目なんですが、未来からやってきた設定があるのを今回初めて知りました。
ダウナーなトラックに語りを載せる曲からスタート。初めて見る人も巻き込むというよりは世界観推しなのかな? 黒縁メガネをかけたサポートベースの方が直立不動で弾いていて、おもしろいステージングだなと思っていたらSATOさんでした。反対に激しい曲ではノリノリでツーステ。マニピュレーターは赤く光る宇宙人のようなマスクをつけていて、いろんな意味で注目を集めてました。
最初に記したように「命を燃やせ」がWING WORKSのテーマなのですが、ライブ中の煽りにもバリエーションがありまして。「命を燃やしていこうぜ!」「命の燃やし方教えてやるよ!」「命を燃やして声出してこい!」などなど。で、親指と人差し指でL字を作った手を逆さにして額に当てる「命を燃やせ」ポーズもあります。これをメンバーがやるたび、おもしろがって笑うバンギャルちゃんもいるから、ホントつられて笑いそうになる。笑っちゃいけない雰囲気なのがまた。
某☆STARDUSTみたいに振り切ってやっているなら笑いもありだと思うんですが、RYO:SUKEさんのはどこか本気モードを感じて反応に困るところがありますな…。楽曲は流行りのEDMを取り入れているんですが、ガッツリ固めた設定とか、銀色のキラキラした衣装とかは古き良きヴィジュアル系で。そのチグハグ感も個性として受け入れて楽しめるかどうかがキモだなと思いました。
余談。終演後はける際にRYO:SUKEさんが上手ギター、マニピュレーターとグータッチ。ドラマーにもアピールしたものの気づいてもらえず、あきらめてお水飲んでました。
■■■DEZERT
夏にイベントで観てからハマり始めたDEZERT。この日で観るのは3回目です。
歪ませたギターによるSEでメンバー登場。SORAさんがスーツのポケットに手を突っ込み、肩を揺らしながら歩いてきたのでヤンキーというか、893の舎弟のように見えてこそばゆい感情になった。鼻と顎に黒い布も巻いたSaZさんもジャケット姿。
サポートギターの「みーちゃん」はうわさ通りex.Mバンドのvさんでした。ご本人ブログを見たら正式公表していないとのことだったので頭文字で。イタリアンカラーっていうのかな、とがった大きな襟の白シャツを着て首元をすっきりと開け、黒のジャケットを羽織っている。
すでにうっすら血糊が飛び散っている白いシャツとジャケット、ゆるめたネクタイを着けた千秋さんが登場し「「殺意」」へ。SORAさんが出演したテレ玉『HOT WAVE』でこの曲について触れていたのであえて1曲目に持ってきたのかもしれません。
フロアの柵とステージの間には人が1人通れるくらいの隙間があり、曲が始まると同時に千秋さんがそこへ真っ先に降りて上手の観客を煽る。みーちゃんは1サビの前のギターフレーズでもたついてちょっとミスってました。
「脳みそくん。」ではマイクスタンドの前で千秋さんもギターを掻き鳴らします。転調パートでフロアはモッシュ。
このギターってグレッチなんでしょうか。セミアコ? fホールがあったのでめずらしいなと。椎名林檎さんの「丸の内サディスティック」には“そしたらベンジー、グレッチであたしを殴って”というフレーズとともに、銀座、後楽園、池袋と丸の内線の駅名が登場しますが、DEZERTの「大塚ヘッドロック」の歌詞にも新宿、高田馬場、池袋と山手線の駅名が出てくるっていう。インスパイアされているんだとしたら腑に落ちるなーと。
「チョコレートクリームチェーンソー 」でも千秋さんは引き続きギターを弾きながら歌っていましたが、途中でSaZさんのベースを奪います。その間SaZさんは背ダイで飛んでくるオーディエンスの手首をつかんで引っぱり上げてました。上手では千秋さんが同様にステージから身を乗り出してお客さんを引っぱり、飛んできた男性に「おっさん! おっさん! 飛んで来いよ!」とピンポイントで煽る。男!とかほかに呼び方あるだろうにおっさんとはヒドイ(苦笑)。
SORAさんはポーカーフェイスなんですが、みーちゃんは時折ニコッと笑いながらステージを動きまわります。でも、ゆるふわ~な感じではなくて、外国の映画に出てくる悪ガキみたいな雰囲気なので、意外と激しいバンドも似合うなと思いました。
しかしみーちゃん小柄すぎる! 記憶曖昧なのですがレスポールを持っていたような。それで余計に小柄に見えまして。前バンドではテレキャスとストラト使いだったようなので、DEZERTにおいては変えているのかもしれないですね。
「不透明人間」の前に、千秋さんが手首に着けていたヘアゴムで髪をおもむろにひとつ結びに。この日は9月の赤坂BLITZワンマンのときと同様に、逆毛を立ててボリュームのあるヘアセットだったんですが、それが崩れようともおかまいなしな様子。
この曲ではメンバーもステージ上を縦横無尽に動きまわります。みーちゃんが上手端で幕の紐に絡まっていてヒヤヒヤ。自分で解いてましたが。
「ホールっていうから椅子あると思ったのにさぁ! なんで椅子ないんだよー! なんで椅子ないんだよ!」と千秋さんが叫び、「「秘密」」へ(おそらく椅子があったらあったで、なんで椅子あるんだよ!とか言いそうである)。WOD&土下座ヘドバンでフロアも大運動会状態。
時間を気にしたのか腕時計を見やる千秋さん。ラストの曲は、9月の赤坂BLITZワンマンで無料配布されたミドルナンバーの「追落」。紙コップに入った水を頭からかぶり、髪から水滴が滴っていました。曲の途中で一瞬ふっと笑っていたんですが、なにを意図して笑っていたのか感情が読めず。余韻を残したまま終演。
【SET LIST】
01.「殺意」
02.脳みそくん。
03.チョコレートクリームチェーンソー
04.「不透明人間」
05.「秘密」
06.追落
■■■Mix Speaker's,Inc.
ここからはまったり遠まきに観てました。『Ghost House』が現在のテーマであるMSI。登場前に「ゴーストたちは臆病なので…」というようなアナウンスがあり、メンバーコールはなしで、ただSEのみが鳴り響く中メンバーが登場。ステージの上手、下手それぞれにはかかしのような人形も配置されていました。
メンバーの衣装とメイクを見ているだけでもMSIは楽しいですよね。seekさんはとてつもない厚底を履いているのか身長が2mくらいあり、ボーカル2人の2倍くらいの大きさ。でもライブ中はお客さん1人1人の顔見るようにして盛り上げていて、いい人オーラがあふれ出ていました…!
NIKAさん加入後は初見だったのですが、違和感はまったく感じさせませんでした。MIKIさんとのフリのコンビネーションもかわいい。
わかった曲は「JUNK STORY」だけだったんですけどね。この曲でMIKIさんが「~コウモリにバイバイ」というフレーズを歌うんですが、この「バイバイ」の歌い回しが好きなんですよね。
ライブというよりショーを観ているようなハッピーなステージでした。
■■■Dear Loving
今年結成22年目だというディアラヴィ。MCでボーカルのMASAさんが話していたのですが、中学の同級生で結成されたそう。
さらに今年コロムビアから再デビューを果たしたという。純粋に、バンドをここまで続けてきたというのが本当にすごい。
だからこそ、ポジティブかつストレートな楽曲、歌詞にも説得力が生まれるわけで。前向きな歌って陳腐に聴こえがちで、あまり好んで聴かないんですが、すんなり入ってきたんですよね。
ギターのYUKIさんがおもしろいキャラクターで、陽気なBGMにのせて「まわりに気づかれず鼻毛を抜くタイミング」を披露していました。謎!
MASAさんは若いバンドに囲まれてカルチャーショックを受けたそう。1バンド目のChantyが終わってお客さんがドドッとフロアを出て行くのでビックリしたと。「みんなチェキを買いに行くんやな~。俺たちの出番で誰もいなくなってたらどうしようかと思ったわ! 残ってくれてありがとう!」
各バンドについて話しているくだりで、DEZERTのSaZさんについても触れていました。
「seekはよく知ってるんやけど、ほかのバンドとは初めましてやから仲良くなれるんかな~と。会場着いたらChantyは一番手やからすでにメイク終わってキラキラしとって。うわあ、仲良くなれる人、話せる人おるかな!?と思って、ふと横を見たらDEZERTのSaZがいて。あ、おったわ!と(一同笑)。彼はね、愛しい!」
YUKIさんが隣で「俺とどっちが愛しい!?」としきりに聞いて、MASAさんが「おまえのほうが愛しいで♡」と言うオチつきでした(笑)。ちなみにChantyはボーカルの子(の髪型)が鬼太郎、WING WORKSは宇宙からやってきた、MSIはDEZERTと同じくベースが愛しい、だそうです。
~セッション~
ディアラヴィのステージに各バンドを呼び込むスタイルでした。
Chantyからは芥さん以外の楽器陣4人、WING WORKSは宇宙に帰ってしまったため不在(制作作業があった模様)。DEZERTからはSaZさん、MSIからはAYAさん、seekさんが登場。
メンバー紹介の際、SaZさんはMASAさんに「愛しい!」とまたいじられてました。そうしたらseekさんが「DEZERTはZEAL LINKツアーで一緒やったんですけどいいバンドですよ」と。
seek「9月に(DEZERTは)赤坂BLITZでワンマンやりまして」
MASA「くわしい!」
seek「この間の(11月)13日にはAREAでやってましたよね」
MASA「えっ、メッチャくわしない!?」
SaZ「……(コクコク頷きつつニコニコ)」←愛しいリアクション
seek「いやあ、もうね、僕はヴィジュアル界のミヤネ屋ですから(一同笑)」
そんなこんなでセッション曲はディアラヴィの「Fry high」。
Chanty 千歳さん(g)、DEZERT SaZさん(b)もなぜかボーカル。2人にもソロパートが割り振られていて、千歳さんはロックシンガーばりに熱唱していたんですが、SaZさんは恥ずかしいのか歌わずに、アイドルばりに観客へマイクを向けてリズムだけとってました。サビはちゃんと歌ってましたけどね。
ライブ翌日のMASAさんツイッター。
お肉ちゃん書かれとるやん(笑)。
【おまけ】
今回初めてスマチケを使ってみました。スマチケとは、イープラスの専用アプリでチケットをダウンロードし、その画面を会場入り口で提示すると入場できるっていうやーつ。
こんな感じ。
でも、入場時の動員集計は紙で行なっているため、「ちょっとまってくださいね~」とスタッフさんが受付デスクあたりをごそごそ。結局紙の半券らしきものをもらった。
ワンマンならまだしも、イベントだと資源削減にもならないし、逆に手間が増えているような気が。チケットもCD同様アナログが好きですね~。
白い壁に板張りの床、高い天井というようにnotライブハウスな空間です。ステージのすぐ上に天井がないだけで、結構発表会感が。ステージは高く作られていて、メンバーの腰から上は余裕で見えました。
■■■Chanty
トップバッターのChantyは、キャッチーで盛り上がる「おとなりさん」からスタート。変拍子がクセになる「ミス・アンバランス」やしっとり聴かせるバラード「とある星空の下」なども披露し、バランスのいいセットリストでした。イベントに強いのかなとも思ったり。
上手ギターのshia.さんは職人気質で、下手ギターの千歳さんは、芥さんとリンクするように顔で弾く感情型なギタリストに見えました。野中さんはライブ序盤でベースを回転させたり、千歳さんとアイコンタクトをとったりもしていました。
「とある星空の下」は、天井の高い会場の特性とあいまって、Chantyの良さがあふれていました。shia.さんの溜めをたっぷりとったコードストロークから曲に入るという構成。千歳さんとアイコンタクトとりつつ音を重ね、芥さんの伸びやかな歌声が観客を引き寄せ包み込んでいく。これこそまさにChantyの世界! ミラーボールもまわっていて幻想的でした。
芥さんの少し悲しげな表情でふっと笑うのはamber gris 手鞠さんそっくり。あまりにっこり笑顔では歌わないんだなと発見。ラストは芥さんが先にはけ、その後楽器陣のプチセッションでフロアを盛り上げ終演。
【SET LIST】
01.おとなりさん
02.ミス・アンバランス
03.絶対存在証明書
04.とある星空の下
05.フライト
■■■WING WORKS
閉塞した現代社会に【命を燃やせ】というメッセージを伝えるべく、荒廃した2033年から送り込まれた音楽型近未来アンドロイド。
↑オフィシャルサイトより引用。なんかすごい。
観るのは2回目なんですが、未来からやってきた設定があるのを今回初めて知りました。
ダウナーなトラックに語りを載せる曲からスタート。初めて見る人も巻き込むというよりは世界観推しなのかな? 黒縁メガネをかけたサポートベースの方が直立不動で弾いていて、おもしろいステージングだなと思っていたらSATOさんでした。反対に激しい曲ではノリノリでツーステ。マニピュレーターは赤く光る宇宙人のようなマスクをつけていて、いろんな意味で注目を集めてました。
最初に記したように「命を燃やせ」がWING WORKSのテーマなのですが、ライブ中の煽りにもバリエーションがありまして。「命を燃やしていこうぜ!」「命の燃やし方教えてやるよ!」「命を燃やして声出してこい!」などなど。で、親指と人差し指でL字を作った手を逆さにして額に当てる「命を燃やせ」ポーズもあります。これをメンバーがやるたび、おもしろがって笑うバンギャルちゃんもいるから、ホントつられて笑いそうになる。笑っちゃいけない雰囲気なのがまた。
某☆STARDUSTみたいに振り切ってやっているなら笑いもありだと思うんですが、RYO:SUKEさんのはどこか本気モードを感じて反応に困るところがありますな…。楽曲は流行りのEDMを取り入れているんですが、ガッツリ固めた設定とか、銀色のキラキラした衣装とかは古き良きヴィジュアル系で。そのチグハグ感も個性として受け入れて楽しめるかどうかがキモだなと思いました。
余談。終演後はける際にRYO:SUKEさんが上手ギター、マニピュレーターとグータッチ。ドラマーにもアピールしたものの気づいてもらえず、あきらめてお水飲んでました。
■■■DEZERT
夏にイベントで観てからハマり始めたDEZERT。この日で観るのは3回目です。
歪ませたギターによるSEでメンバー登場。SORAさんがスーツのポケットに手を突っ込み、肩を揺らしながら歩いてきたのでヤンキーというか、893の舎弟のように見えてこそばゆい感情になった。鼻と顎に黒い布も巻いたSaZさんもジャケット姿。
サポートギターの「みーちゃん」はうわさ通りex.Mバンドのvさんでした。ご本人ブログを見たら正式公表していないとのことだったので頭文字で。イタリアンカラーっていうのかな、とがった大きな襟の白シャツを着て首元をすっきりと開け、黒のジャケットを羽織っている。
すでにうっすら血糊が飛び散っている白いシャツとジャケット、ゆるめたネクタイを着けた千秋さんが登場し「「殺意」」へ。SORAさんが出演したテレ玉『HOT WAVE』でこの曲について触れていたのであえて1曲目に持ってきたのかもしれません。
フロアの柵とステージの間には人が1人通れるくらいの隙間があり、曲が始まると同時に千秋さんがそこへ真っ先に降りて上手の観客を煽る。みーちゃんは1サビの前のギターフレーズでもたついてちょっとミスってました。
「脳みそくん。」ではマイクスタンドの前で千秋さんもギターを掻き鳴らします。転調パートでフロアはモッシュ。
このギターってグレッチなんでしょうか。セミアコ? fホールがあったのでめずらしいなと。椎名林檎さんの「丸の内サディスティック」には“そしたらベンジー、グレッチであたしを殴って”というフレーズとともに、銀座、後楽園、池袋と丸の内線の駅名が登場しますが、DEZERTの「大塚ヘッドロック」の歌詞にも新宿、高田馬場、池袋と山手線の駅名が出てくるっていう。インスパイアされているんだとしたら腑に落ちるなーと。
「チョコレートクリームチェーンソー 」でも千秋さんは引き続きギターを弾きながら歌っていましたが、途中でSaZさんのベースを奪います。その間SaZさんは背ダイで飛んでくるオーディエンスの手首をつかんで引っぱり上げてました。上手では千秋さんが同様にステージから身を乗り出してお客さんを引っぱり、飛んできた男性に「おっさん! おっさん! 飛んで来いよ!」とピンポイントで煽る。男!とかほかに呼び方あるだろうにおっさんとはヒドイ(苦笑)。
SORAさんはポーカーフェイスなんですが、みーちゃんは時折ニコッと笑いながらステージを動きまわります。でも、ゆるふわ~な感じではなくて、外国の映画に出てくる悪ガキみたいな雰囲気なので、意外と激しいバンドも似合うなと思いました。
しかしみーちゃん小柄すぎる! 記憶曖昧なのですがレスポールを持っていたような。それで余計に小柄に見えまして。前バンドではテレキャスとストラト使いだったようなので、DEZERTにおいては変えているのかもしれないですね。
「不透明人間」の前に、千秋さんが手首に着けていたヘアゴムで髪をおもむろにひとつ結びに。この日は9月の赤坂BLITZワンマンのときと同様に、逆毛を立ててボリュームのあるヘアセットだったんですが、それが崩れようともおかまいなしな様子。
この曲ではメンバーもステージ上を縦横無尽に動きまわります。みーちゃんが上手端で幕の紐に絡まっていてヒヤヒヤ。自分で解いてましたが。
「ホールっていうから椅子あると思ったのにさぁ! なんで椅子ないんだよー! なんで椅子ないんだよ!」と千秋さんが叫び、「「秘密」」へ(おそらく椅子があったらあったで、なんで椅子あるんだよ!とか言いそうである)。WOD&土下座ヘドバンでフロアも大運動会状態。
時間を気にしたのか腕時計を見やる千秋さん。ラストの曲は、9月の赤坂BLITZワンマンで無料配布されたミドルナンバーの「追落」。紙コップに入った水を頭からかぶり、髪から水滴が滴っていました。曲の途中で一瞬ふっと笑っていたんですが、なにを意図して笑っていたのか感情が読めず。余韻を残したまま終演。
【SET LIST】
01.「殺意」
02.脳みそくん。
03.チョコレートクリームチェーンソー
04.「不透明人間」
05.「秘密」
06.追落
■■■Mix Speaker's,Inc.
ここからはまったり遠まきに観てました。『Ghost House』が現在のテーマであるMSI。登場前に「ゴーストたちは臆病なので…」というようなアナウンスがあり、メンバーコールはなしで、ただSEのみが鳴り響く中メンバーが登場。ステージの上手、下手それぞれにはかかしのような人形も配置されていました。
メンバーの衣装とメイクを見ているだけでもMSIは楽しいですよね。seekさんはとてつもない厚底を履いているのか身長が2mくらいあり、ボーカル2人の2倍くらいの大きさ。でもライブ中はお客さん1人1人の顔見るようにして盛り上げていて、いい人オーラがあふれ出ていました…!
NIKAさん加入後は初見だったのですが、違和感はまったく感じさせませんでした。MIKIさんとのフリのコンビネーションもかわいい。
わかった曲は「JUNK STORY」だけだったんですけどね。この曲でMIKIさんが「~コウモリにバイバイ」というフレーズを歌うんですが、この「バイバイ」の歌い回しが好きなんですよね。
ライブというよりショーを観ているようなハッピーなステージでした。
■■■Dear Loving
今年結成22年目だというディアラヴィ。MCでボーカルのMASAさんが話していたのですが、中学の同級生で結成されたそう。
さらに今年コロムビアから再デビューを果たしたという。純粋に、バンドをここまで続けてきたというのが本当にすごい。
だからこそ、ポジティブかつストレートな楽曲、歌詞にも説得力が生まれるわけで。前向きな歌って陳腐に聴こえがちで、あまり好んで聴かないんですが、すんなり入ってきたんですよね。
ギターのYUKIさんがおもしろいキャラクターで、陽気なBGMにのせて「まわりに気づかれず鼻毛を抜くタイミング」を披露していました。謎!
MASAさんは若いバンドに囲まれてカルチャーショックを受けたそう。1バンド目のChantyが終わってお客さんがドドッとフロアを出て行くのでビックリしたと。「みんなチェキを買いに行くんやな~。俺たちの出番で誰もいなくなってたらどうしようかと思ったわ! 残ってくれてありがとう!」
各バンドについて話しているくだりで、DEZERTのSaZさんについても触れていました。
「seekはよく知ってるんやけど、ほかのバンドとは初めましてやから仲良くなれるんかな~と。会場着いたらChantyは一番手やからすでにメイク終わってキラキラしとって。うわあ、仲良くなれる人、話せる人おるかな!?と思って、ふと横を見たらDEZERTのSaZがいて。あ、おったわ!と(一同笑)。彼はね、愛しい!」
YUKIさんが隣で「俺とどっちが愛しい!?」としきりに聞いて、MASAさんが「おまえのほうが愛しいで♡」と言うオチつきでした(笑)。ちなみにChantyはボーカルの子(の髪型)が鬼太郎、WING WORKSは宇宙からやってきた、MSIはDEZERTと同じくベースが愛しい、だそうです。
~セッション~
ディアラヴィのステージに各バンドを呼び込むスタイルでした。
Chantyからは芥さん以外の楽器陣4人、WING WORKSは宇宙に帰ってしまったため不在(制作作業があった模様)。DEZERTからはSaZさん、MSIからはAYAさん、seekさんが登場。
メンバー紹介の際、SaZさんはMASAさんに「愛しい!」とまたいじられてました。そうしたらseekさんが「DEZERTはZEAL LINKツアーで一緒やったんですけどいいバンドですよ」と。
seek「9月に(DEZERTは)赤坂BLITZでワンマンやりまして」
MASA「くわしい!」
seek「この間の(11月)13日にはAREAでやってましたよね」
MASA「えっ、メッチャくわしない!?」
SaZ「……(コクコク頷きつつニコニコ)」←愛しいリアクション
seek「いやあ、もうね、僕はヴィジュアル界のミヤネ屋ですから(一同笑)」
そんなこんなでセッション曲はディアラヴィの「Fry high」。
Chanty 千歳さん(g)、DEZERT SaZさん(b)もなぜかボーカル。2人にもソロパートが割り振られていて、千歳さんはロックシンガーばりに熱唱していたんですが、SaZさんは恥ずかしいのか歌わずに、アイドルばりに観客へマイクを向けてリズムだけとってました。サビはちゃんと歌ってましたけどね。
ライブ翌日のMASAさんツイッター。
昨日のイベントで良かったことは、seekとayaちゃんと久しぶりにゆっくり話せたこと。
やっぱPsychoチーム全員好きやなー
会えるだけで嬉しい。
あと、DEZERTのベースのお肉ちゃんがチャーミングですごく愛くるしかった♡ pic.twitter.com/BNOZ9zCX4d
— MASA☆@12/5新宿ReNY (@dearlovingmasa) 2015, 11月 16
お肉ちゃん書かれとるやん(笑)。
【おまけ】
今回初めてスマチケを使ってみました。スマチケとは、イープラスの専用アプリでチケットをダウンロードし、その画面を会場入り口で提示すると入場できるっていうやーつ。
こんな感じ。
でも、入場時の動員集計は紙で行なっているため、「ちょっとまってくださいね~」とスタッフさんが受付デスクあたりをごそごそ。結局紙の半券らしきものをもらった。
ワンマンならまだしも、イベントだと資源削減にもならないし、逆に手間が増えているような気が。チケットもCD同様アナログが好きですね~。