in a schale

シャーレにとじ込めたありふれた日常。

2016.04.30 DEZERT“Cure World Visual Festival”at 新木場スタジオコースト

2016-05-02 15:55:30 | ライブレポート


Cure主催フェス、途中離脱しちゃいましたが観てきました。4ステージで31バンド出演。

DYNAMITE STAGE:通常のメインステージ

SPARK STAGE:メインフロアの上手に設営されたサブステージ

HEAT STAGE:アゲハで言うと、ドリンクカウンター奥のラウンジ・DJブースのところ

BURN STAGE:外にあるステージ。コインロッカー奥のテント小屋みたいなところ





開場時間通りに行こうと思ったのに、案の定寝坊…。ダッシュしたら間に合うはずと、BURN STAGEのザアザアから観ようと思ったのですが、到着したらまさかの入場規制で入れず(死)。
てか、コーストは腐るほど行ってるものの、この外のステージの存在を今日知りましたわ。テントみたいな小屋なんですけど、もともとあったんでしたっけ。




しばらくザアザアの音漏れを聴きながら絶望してましたが、我にかえってメインフロアに行くことに。

上手前方の扉は封鎖されていたので、入口は後方の一か所のみ。バルコニーエリアの後方はまぁまぁ余裕があったけれど、下のフロアはかなり埋まっていて、階段も人でいっぱいでした。
バルコニーで観る場合、下手端に行くか、階段を降りて下に行くかしないと、SPARK STAGEの全体は見えない造りになってまして(第二の死)。転換時に人の流れにのって、なんとか下のメインフロアに降り、SPARK STAGEに近いところにたどり着けました。まだ1バンドも観ていないのに疲弊!



■■■DIAURADYNAMITE STAGE

yo-kaさんは最初フードつきのマントを羽織っていて、教祖様みたいでした。演奏もしっかりとバンドとしてのまとまりがあって、ワンマンライブのような貫禄。個人的な感覚ですが、DIAURAは小箱で観るよりこれくらい大きい場所で観たほうが宗教感あっていいなーと思いました。

「新木場! 新木場ー! ここは今、俺たちが独裁する!」といったyo-kaさんの宣言から「赤い虚像」。フリの話ですが、この曲のサビのテンポが上がって手扇子になるところ、ゼロ年代感があって好きかも。拳ヘドバンにジャンプもあって、トッピング全部乗せみたいな感じですよね。

ラストは「お前らのマスターは誰だ!?」と何度も煽って、「MASTER」。4曲と短いステージでしたが、定番曲もいい具合に盛り込んで、会場の熱をグンと上げていました。捌け際には、翌日の赤坂BLITZワンマンの宣伝もちゃんとしていて、いい意味で「なんて優等生なんだ~」と感動。



■■■DEZERTSPARK STAGE

先日のAREA公演同様に、転換中にSORAさんのドラムが聴こえてきて、そのまま幕が開きスタート。ステージにはSORAさんと、荒ぶるSaZさんの姿が。さっちゃんテンション高い!

SORAさんの髪がアッシュがかった金髪になっていました! 夏! 髪型自体はAREAのときと似たようなアシンメトリーな雰囲気。ドラムはハコのものだと思われるYAMAHAのセット。ボリュームは若干小さめな気がしました。

SaZさんはマスクなしで、黒縁メガネ(1曲目で外してましたが)。額にはいつものヒッピーバンド風の紐。私服なのか、背中にアディダスの赤いロゴが入ったブルゾンを着ていました。
そんなSaZさんがステージセンターに躍り出て、「包丁の正しい使い方~終息編」のイントロを奏で始める。

そして、Miyakoさんと千秋さん登場。みーちゃんは丸首の黒いシャツにジャケットだったかな。千秋さんは白シャツに緩く締めた黒ネクタイ姿でオールバック、白かグレーのカラコン。

イントロ中、いきなり千秋さんがいなくなったと思ったら、なんとDYNAMITE STAGEに立っていました(笑)。黒い幕の前に立った千秋さんに赤いスポットライトが当たっていたんですが、日の丸を背負っているような絵面でカッコよかった。

そのまま、“絶望!”の合図でフロアはWOD。ここで下がる人がちらほらいたように思います。1曲目ですが、観客をふるいにかけた感がありましたね…。バンドは意図していないかもしれないけれど、ついて来られるヤツだけついて来い的な。

自分たちのステージに戻った千秋さん、フロアへペットボトルを高く投げ入れる。「きみたちの歌を唄います」との言葉から「「遺書」」へ。アカペラになる部分では、“さぁ遺書を書こう こんな静かな夜に”という歌詞を“こんな静かなお昼に~!”と歌い、ちょっと和むフロア。千秋さん自身、素で笑ってました。

昼間のライブだからか、何度も「ハロー! ハロー!」と連呼。頼むから笑わせないでくれ!

「胃潰瘍とルソーの錯覚」では2サビだったか、千秋さんがマイクスタンドごと上手に移動して、そこで歌う場面もありました。
Miyakoさんのギターソロ時にもスタスタと千秋さんがやってきて、弦をいじってプチ妨害(血のりをつけてたのかも)。キレないみーちゃん優しい・・・。ピックも奪ったみたいで、そのあと下手に行ったときにフロアに投げ入れてました。

「後ろーー! 見えないけど!」と煽り、「大塚ヘッドロック」。この曲も序盤は上手で歌っていて、“左腕のない娼婦が泣きながら歌ってたよ”という歌詞を、フロアをガン見しつつ、“左腕のないブスが泣きながら歌ってたよ”と言っていました。泣きながら歌うブス・・・。
“偽りの午前0時の車窓”のところでは、右手の親指と人差し指で「0」を作っていました。←こんな感じのOKサイン。
千秋さんの手で魅せるパフォーマンス好きなんですよねー。

「SPARK STAGEという名のサブステージです! あーーーDYNAMITEがよかったなぁ~~!!!」と千秋さんが駄々をこねて「「殺意」」
さっちゃんが腰をかがめて上手へ突進! そのままフロアに降りる! その後千秋さんも、ステージから身を乗り出して「前に詰めろ!」と叫び、観客に支えてもらいつつグイグイ前へ。「中指立てろ! おれに!」
直後、支えきれなくなった前方が崩れてぐちゃぐちゃに。スタッフさんが介入して、千秋さんもステージに戻り持ち直しましたが。

演奏終了後、真っ先にステージをあとにする千秋さん。SaZさんとMiyakoさんも退場。が、なぜかギターを持って千秋さん再登場。ジャーン!とやって帰って行かれました。弾きたかったのか、最後キメたかったのかなんだったのか(笑)。
それを見届けたSORAさんが、片手を挙げて最後に去って行きました。

この日のライブのテンション感はすごくよかったなと思いました。こういうふうに、自分たちのことを好いている人ばかりではない、不特定多数の人が観ている場所で、がむしゃらにライブしているときこそ本領を発揮するような気がしました。そこで共鳴した人がどんどん彼らの元に集まっていっているイメージ。

【SET LIST】
01.包丁の正しい使い方~終息編~
02.「遺書。」
03.胃潰瘍とルソーの錯覚
04.大塚ヘッドロック
05.「殺意」




Dayzy Stripperはちら見したんですけども、チアリーディングみたいな女の子ダンサーをたくさんしたがえて、フロアに大きな風船を降らせていました。パリピやん…と目が点になってしまったんですが、夕霧さんが「踊れパーリーピーポー!!!」と叫んでいて、あっ…(納得)と思いました。

外に出てLONDBOYを観ようと思ったんですが、またも入場規制で入れず。少し休憩して再びメインフロアへ。



■■■Blu-BiLLioNSPARK STAGE

実は曲とボーカルの声が好きでたまに聴いているブルビリ。

序盤2曲の「S.O.S」「Miss Mermaid」では、ミケさんがインカムで歌っていました。うたのおにいさん。
手持ちぶさたになることなく、両手で動きをつけながら歌っていたのがかわいかったです。後ろやバルコニーのお客さんのこともちゃんと見ていたような。

ただ、SPARK STAGEはやっぱり音が小さいかも! 宗弥さんのギターソロ、いつもはもっと抜け感あってきれいなんですが、良さが半減していた~。

でも、キラキラしたイメージだけじゃなく、楽曲の良さもがっつりアピールできていたいいライブだと思いました。ブルビリは観終えたあとに100%幸せな気持ちになれるんです。



■■■A9DYNAMITE STAGE

「死んでくれーー! 死んでくれーーー!」

と、将さんが叫んでスタートしたA9。
この前リリースされた2nd EP「LIGHT AND DARKNESS」のダンサブルでエレクトロな雰囲気が好みだったので、ライブで聴きたいと思っていたんですが、まぁ見事に演りませんでしたね! 超会議のほうが新譜を入れたセトリだった模様。

でも、アリス九號.時代の「闇ニ散ル桜」「DEAD SCHOOL SCREAMING」を聴けました。最近の曲かと思ったくらい太くどっしりとしたサウンドで、ネオヴィジュアル系と呼ばれていた時代のイメージをぶっ壊されました。沙我様とNaoさんのリズム隊が熱かった。
ちなみにリズム隊は下手、ギター隊は上手という立ち位置で、それぞれ端にいるヒロトさんと沙我さんが縦ヘドバンしているから、フォーメーションが美しかった。

将さんが、「A9(エーナイン)です! アリスナインって言ったほうが早いかな!!?」とちょっと自虐的なMCをしていたのですが、もう正式変更から半年経つし、A9です!で押し切ってもいいような(笑)。
そんなA9の皆様、なんと前日は郡山でライブ→深夜にニコニコ超会議リハ→日中に超会議本番ライブ→そして今ここ!というハードスケジュール(しかも、これ終わったら金沢に移動らしい…)。

そのせいなのかわからないですけど、将さんがやたらハイテンションで、(中二階の観客を煽ろうとして、そこは)バルコニーって言うのぉ」「(メインフロアの観客に向かって)アリーナぁぁと叫んでいました。

いやでもホントいまのA9、自由でカッコいい。また観たい!



the Raid.はバルコニーの後ろのほうで観ていたので、ほぼ音だけ聴いてました。ヒィロさん(ex.ν[NEU])がサポートで入っていたみたいです。でも思い出そうしても、あまり記憶がない…。ファンの暴れっぷりがすごかった。拳ヘドバン首もげそう。モッシュ曲もあって、とにかく運動量がすごい。
ボーカルの星七さんは、ちょっと緊張感してるという話をしていました。あと、「どすこーい!」とみんなで言うのが定番らしく、会場をまとめ上げて全員で\どすこーい!!/。「おつかれいどー!」と元気に去っていきました。

MEJIBRAYは序盤の2曲だけ観ました。聴くというより観る。メトさんのドラムはLEDでカラフルに光ってるし、恋一さんはミッキーマウスの手をはめて出てくるし、MiAさんは貴族だし、綴さんは半裸だし。メンバー1人1人が濃い、濃すぎる…。
もう彼らは、登場するだけで人を喜ばせる力を手に入れている感すらあった。それはそれですごいことだと思うのだ。



■■■Phoenix AshHEAT STAGE

最後はまったりfrom San Franciscoのバンドを拝見。fromサンフランシスコだけど、ボーカルとベースの方はアジア系の顔立ちでした。

バンドマンも結構偵察に来てましたね。が! 4曲中3曲がカバー。なんてこったい!
LUNA SEAの「STORM」、ONE OK ROCKの「The Beginning」(実写るろ剣の主題歌)、MONGOL800「小さな恋のうた」を披露。日本語詞もそつなく歌いこなしてました。

MCは英語でしたが、簡単な言葉で話してくれていたのでそれとなーく理解。日本でライブするのは初めてなんだ、だから嬉しい!とかそんな雰囲気。メンバー紹介もあり。

ラストは、オリジナル曲をやるね!ということで、英詞と日本語詞の入り混じった楽曲を演ってくれたんですけど、こっちの演奏のほうが断然いい!
カバーは音がスカスカで、パンク路線…?なのかな?という感じだったのですが、オリジナル曲はイントロからズン!と音に気迫がこもっていて、地に足がついた演奏でした。カバー1曲で3曲持ち曲のほうがよかったのでは、と思ってしまった。5/5にはアルタ前でのフリーライブに出演するみたいです。


体力があるうちに帰ろうと思ってここで退散。入場規制で観られないバンドがあったのは心残りですが、普段なかなか観られないバンドのライブも観られたのでよかったよかったー。

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