summer diary

日記らしきページ

クラギとアコギ

2023年09月15日 | Weblog
 私はクラシックギターを主体としてクラシック曲が練習曲のほぼ全てなんだけど、気晴らしにポピュラー曲も弾いて楽しむこともある。 アコギも持っているんもで、ポピュラー曲はアコギの方がなんとなくしっくりと馴染む気もするが、クラシックギターでももちろんとても良い音色で落ちつた音色はどんな曲でも表現できる。 
ギターに関してあまり知らない人はギターと言うと、アコギやエレキを思い浮かべる人が多そうだが、クラシックギターの魅力を知ったら、おそらくクラギの方がギターらしいと思えるのだろう。 
去年末までに私は所有しているアコギやエレキ、フルアコなどを全て処分して、今後はアコギなどを買うことはないだろうと思っていたが、最近になって、同級生のリコーダーグループからの誘いがあり、ギターで伴奏をするようになった。 はじめはクラシックギターで参加していたが、数回程度でやはりアコギの方がストロークでコード弾きがメインなので、良いと思った。 そこで、アコギを改めて購入することになった。 
なので、普段、家で弾くことはあまりないのであるが、少しは練習する必要もあるので、ポピュラー曲を弾いたり(これはソロの演奏なので、指弾きだが)
している。 アコギの良い点は弦の寿命だろう。 スチール弦はそもそもクラシックギターで使用するナイロン弦とは違って、弦の伸びがほとんどないし、
コーティング弦なら錆もほとんどないので、半年以上、いやもっと長く使用することも可能である。 もちろん、使用頻度にもよるが、ある程度劣化しても、音色の変化を感じるほどにはならない。 
なので、年間に必要な弦に費やすお金も少ないので、1本持っていても悪くはない。 さらに言えば、アコギの弦はナイロン弦に比較しても価格は安いので、仮に半年に一回程度交換しても全く負担にはならない。 
逆にクラシックギターの弦は最低でも3か月に1回は交換しないと弦の劣化もあるが、音色が格段に違うので、私も以前は3か月程度使用していたが、今では2か月以内での交換をしている。 
なので、弦に費やす金額も年間で計算するとかなり高額になる。 ナイロン弦は1セットで比較してもスチール弦よりも高額なので、さらに費用は高くなる。 こうした点などもあり、ギターを始める人の多くは(特に若い人達は)アコギなどから始める人がほとんどだ。 それと、ギターの特徴の違いもあるだろう。 アコギのネック幅は一般的に45mmから42mm程度でクラギに比較しても10mm程度幅が狭い。 これはコードを押さえるにはとても有利なサイズだろう。 ただし、スチール弦は押弦の指先への圧力が強く感じるので、最初指先が慣れない間はクラギのナイロン弦に比較すると指先が痛くなることがある。 
ナイロン弦でもギターを弾いたことがない人は、当初は指先が痛くなるのは同じだけど。 
1か月も過ぎると、指先の皮膚が厚くなって痛みはなくなってくるが、その間には痛みをこらえて練習する期間がある。 この時点で脱落する人も少なくないし、さらに、人差し指でフレット全体を押さえるセーハなどでどうしても音が出せない人が少なくなく、そこで断念する人が多々いるだろう。 
特にアコギの場合には、セーハはいきなりフレット全体を押さえるようなコードがほとんどなので、どうしてもその時点で断念することになる。
特に女性の場合には指の力も弱いし、指が短いことや、柔らかいこともあり、Fとか、Fm、B♭、Bmとか、押さえることに苦労する。 
話がそれたけど、クラシックギターは基本的にもピックは使用しない。 ストローク奏法もそれほど多用することもないし、(フラメンコなどは、人差し指から小指まで使用して弦を鳴らすような奏法、セコ、ラスゲアードなど)もあるが、クラシックギターの曲の基本的な奏法としてはアルペジオやトレモロなどが主な奏法だ。 
基本は小指は使用することはなく、親指から薬指の4本で爪弾くのがほとんどの曲の要素となる。 
この指弾きのむつかしさは各指が独立して動くことにある。 一般的な普段の生活では動かすことがない動作をしなければいけないので、そうした動作をスムーズに時には相当なスピードで動かすことになる。
ギターのむつかしさは、その右手ではなくて、実際には弦を押さえる左手(左指)の動きなのである。 こちらは小指も使用して弦を押さえる。 親指はネック裏側で手を支えるので、押さえるのは人差し指から小指の4本だ。 
この4本の指で6本の弦の必要な指板の位置を押さえる必要がある。 これが、特に難しい。 同位置のフレットや3フレット程度の位置ならそれほどでもないが、4フレット、5フレット離れた位置を同時に押さえるには相当に指が開くことになる。 それと、曲によってはフレットを大きく移動する必要もあるし、その移動して押さえる位置に即座に指を持っていくことは簡単なものではない。 ギターのむつかしさはこうしたフレット間の押弦、フレットを大きく移動して即座に押さえることが出来るかどうかでスムーズに弾けるかどうかに関わる。 
そもそも、人間の普段の生活で指を大きく開いたり、即座に移動したりするような動作など全く必要としていない。 なので、普段とは全く異なる動きを手や、指、腕が思っている動きや速度で機能するには、相当な練習が必須だ。 
これは子供が言葉を覚えたり、走ったり、何かを作ったりする動作以上に難し。 普段の生活がそのまま反映されるような言葉や動作は特に学習することがなくても、生活の中で鍛えられて、身につくのだから。 
もちろん、特定のスポーツや言語や読み書きなどは学習する必要はあるが、それでも、そうしたものも一般的な人間の生活の基本動作の延長なので、身に着ける時間や上達する速度ははるかに速い。
ギターの動作はそうした物とは別物で、まったく人間の基本動作とは無縁な動作を取得することだ。 譜面を読み解くことも一般的に言語などとは違って、普段の生活には全く必要もないことだし、さらに譜面を楽器に落とし込む作業はもっと私生活からは離れている動作や思考だろう。 

さて、どうでもいいことを長く書いた。 ギターの練習に戻ろう。











肘の痛み?腕の痛み?・・

2023年09月15日 | Weblog
 先日は右肘、右足付け根の痛みで接骨院で治療をしていただいたことを、何度か書いた。 それから3日が経過して、肘の痛みが少しづつ増してきたようだ。
治療前に比較すると痛みは軽減していることも確かだけど、今は右肘だけではなく、左の腕や肩などにも多少の痛みを感じる。
右足付け根の痛みは逆にかなり少なくなっていて、治療の効果はかなり高いと実感。 ギターの練習も少し減らしているし、手の形なども以前に比べて負担が掛からないように意識している。 
もちろん、それでもギターを弾くことはそらなりに負荷がかかるので、最低でも1時間毎に10分以上の休憩を取ることを意識している。 
そもそも、寝起きはかなり身体全体が痛みを感じるので、これも運動不足が原因だろうと思うけど。 もう少し痛みがなくなったら筋トレも再開したいと思うのであるが、かなり重量を下げて、軽めの運動程度から始めることにしたい。 
今日も蒸し暑さが強く、気温も真夏日になる予報だし、朝から日差しの強さを感じて、エアコンを常時稼働することになる。 
東向きの私の部屋は日差しが良く当たる部屋なので、窓の雨戸、カーテンを開けていると相当に気温が上がる。 なので、最近は窓の雨戸、カーテンも閉め切った状態でいる。 ギターを弾く時は窓は閉めるので、窓を閉めるなら、雨戸、カーテンも閉めている方が、防音にも効果があるし、日差しを遮って部屋の温度が上がらないようにできる。 
もちろん、部屋の電灯は必須だけど、エアコンの効率を良くする方が電気料金は格段に差がでるだろう。 電灯は今ではすべての部屋の電灯はLEDなので、以前の電球、蛍光灯に比較しても1割程度に抑えることもできるので、窓を全て閉め切って部屋の温度が上がらないようにした方がエアコンの稼働率も下がるだろう。 

今日も特に用事もないので、家でギターを弾いて過ごす。 腕の痛みは何とか少し緩和しているので、休憩を取りながら弾くことは可能だ。 
来週は接骨院に行く予定にしているので、しばらくは通って、完全に痛みが完治できればうれしい。 
ギター講座の課題曲はそれほど難しい曲ではなく、テキスト通りに進んで行くなら、発表会のような難度がある曲もまだまだ先のことなので、気持ち的にも楽である。 カルカッシ教則本の練習曲も第三部中等科の50曲の4曲目に進んで、今は3曲程度を常時練習している。 そして、第二部中等科の練習内容はギターの特殊奏法やポジション毎の練習をする内容で、第二部、第三部は同時進行で練習することが求められている。 
実際に、第三部よりも第二部の方が技術的にも難しいし、ポジションの音符と指板の位置、音を同期することが必須だし、ギター講座もハイフレットの練習、セーハの練習が出てきた。 
ギターのテクニックの大きな境目はこのハイポジションを完全に把握して、譜面の音をどの指板の位置でもすぐに押さえることが出来るか、そして、セーハを全てのフレットで綺麗な音を出すことが出来るかだろう。
ローポジションの音階を覚えるのは初心者レベル、初級レベルの必須のことだが、その上のポジション、5フレットから12フレットまでの音と音符、指板の位置が即座に認識できることがこの先のギター上達には必須だ。 
実際にはこれは意外と時間も経験も必要で、音符や譜面を見て、即座にハイポジションの位置を押さえることが出来るまでには、何度も繰り返して、ポジションを確認しながら、ローポジションの音、ハイポジションの音を確認しながら、記憶する作業を繰り返すことになる。 
ローポジションの音階を覚えることと同じだが、実際にはギターの指板の位置と音は同じオクターブでも弦と指板の位置で数か所存在するので、それを同期するには難しいのだ。