日本中央競馬会に16年ぶりに誕生した女性ジョッキー藤田菜七子さんが、公営競馬でとは言いながらも2勝を挙げて大人気である。
今週の土日は中山競馬に参戦し、JRA初勝利を目指しているらしい。
彼女目当てで観客は増えているし、馬券の売り上げも伸びていると聞く。
ヒロイン誕生をうかがわせるし、活躍してほしい。
競馬とは40年近くご無沙汰であるが、時々封切られる競馬を題材とした映画は見ている。
何百キロものソリを曳き障害を越える輓馬(ばんば)のレース“ばんえい競馬”を舞台にした根岸吉太郎監督の「雪に願うこと」があった。
ゲイリー・ロス監督の「シービスケット」というノスタルジックな競馬を描いたアメリカ映画も見た。
杉田成道監督の「優駿 ORACION」も思い出す。

「雪に願うこと」では、ばんえい競馬の厩舎や雪景色、早朝の追い切りの競走馬のシルエット、馬体から湧き上がる湯気など幻想的な風景を写しながら、人々のささやかな希望を描いていく。
ささやな生き方とささやかな希望が時折語られて、少しばかりのアクセントになっていた。
力むことなくサラリと語られるのだが、その手法が最初から最後まで貫かれているので、見終わってからもじわじわと味わった感動が押し寄せてきた作品だった。

この手の映画を作らせると流石にアメリカ映画界は懐が深いと思わせ、キャストのみならず、脚本、撮影とスタッフなどに人材の豊富さをうかがわせたのが「シービスケット」だ。
映画は大恐慌と並走するように進行していって、人々は一夜にして財を失い路頭に迷う人も出てくる。
家族が離散せざるを得ない人も出てくるし、生きていくために金になることなら何でもやらないといけない時代だ。
やがて人々はシービスケットの活躍と歩調を合わせるように再生していく。
実話をもとにしているらしいが、当時の人々がシービスケットに夢を託した気持ちは我々にも理解できるものがある。
封切時の僕の感想文を再読。
主人公は怪我したシービスケットを再び馬に戻すと言うが、それは恐慌にあっても強いアメリカを取り戻した事があると米国民を鼓舞しているように感じたのは僕の深読みかな?とある。
「優駿 ORACION」は3本の中では一番出来が悪い作品だと思うが、一番観客を集めた作品だったように思う。
ヒロイン斉藤由貴の大きな瞳が印象的で、オラシオンがダービー制覇をして1着でゴールするシーンは迫力に欠けるが、それでも競馬ファンが一応の納得をきたせるドラマにはなっていたと思う。
懐かしい。
今週の土日は中山競馬に参戦し、JRA初勝利を目指しているらしい。
彼女目当てで観客は増えているし、馬券の売り上げも伸びていると聞く。
ヒロイン誕生をうかがわせるし、活躍してほしい。
競馬とは40年近くご無沙汰であるが、時々封切られる競馬を題材とした映画は見ている。
何百キロものソリを曳き障害を越える輓馬(ばんば)のレース“ばんえい競馬”を舞台にした根岸吉太郎監督の「雪に願うこと」があった。
ゲイリー・ロス監督の「シービスケット」というノスタルジックな競馬を描いたアメリカ映画も見た。
杉田成道監督の「優駿 ORACION」も思い出す。

「雪に願うこと」では、ばんえい競馬の厩舎や雪景色、早朝の追い切りの競走馬のシルエット、馬体から湧き上がる湯気など幻想的な風景を写しながら、人々のささやかな希望を描いていく。
ささやな生き方とささやかな希望が時折語られて、少しばかりのアクセントになっていた。
力むことなくサラリと語られるのだが、その手法が最初から最後まで貫かれているので、見終わってからもじわじわと味わった感動が押し寄せてきた作品だった。

この手の映画を作らせると流石にアメリカ映画界は懐が深いと思わせ、キャストのみならず、脚本、撮影とスタッフなどに人材の豊富さをうかがわせたのが「シービスケット」だ。
映画は大恐慌と並走するように進行していって、人々は一夜にして財を失い路頭に迷う人も出てくる。
家族が離散せざるを得ない人も出てくるし、生きていくために金になることなら何でもやらないといけない時代だ。
やがて人々はシービスケットの活躍と歩調を合わせるように再生していく。
実話をもとにしているらしいが、当時の人々がシービスケットに夢を託した気持ちは我々にも理解できるものがある。
封切時の僕の感想文を再読。
主人公は怪我したシービスケットを再び馬に戻すと言うが、それは恐慌にあっても強いアメリカを取り戻した事があると米国民を鼓舞しているように感じたのは僕の深読みかな?とある。
「優駿 ORACION」は3本の中では一番出来が悪い作品だと思うが、一番観客を集めた作品だったように思う。
ヒロイン斉藤由貴の大きな瞳が印象的で、オラシオンがダービー制覇をして1着でゴールするシーンは迫力に欠けるが、それでも競馬ファンが一応の納得をきたせるドラマにはなっていたと思う。
懐かしい。