気が重いよ…伊那篇

落ちるところまで落ちた男の日記

御嶽海、三たび五分に!

2022-05-15 18:35:50 | 鶴竜・御嶽海&大相撲
御嶽海は痛みに弱いのですが、休場はしません。
瞼を切って何針も縫った時も、出場し続けました。
しかし、他の力士のように痛いのを忘れて頭から当たることが出来ないので、あの時も苦戦していましたね。
皆さん、あまり知らないでしょうが、入門3場所目の2015年名古屋場所、御嶽海が新十両の場所ですよ。
優勝争いのトップ8勝1敗で迎えた10日目の常幸龍戦。
常幸龍は、日大時代に学生横綱、序ノ口からの連勝記録27(1位)、所要6場所で十両(1位タイ)へ駆け上がった元小結。
新十両・御嶽海がこのまま1敗で優勝し、所要1場所で新入幕するのが、自身のプライドから許せなかったのですね。



立合いから、常幸龍、もの凄い張り手。
本当に、もう止めてくれ!という程の強力な張り手でしたね。
口から流血して、御嶽海、破れました。
これにより、御嶽海は口の中を15針縫う大ケガ。
翌日から、やっぱり頭から当たれなくなりました。
変化を多用して、何とか11勝4敗で終了。
ちなみに、十両優勝を果たしましたがね。
出場する!という根性はあるのですが、痛みに弱く、楽な勝ち方に行ってしまうのです。







今場所も、どうやら右の肩から腕にかけて負傷している模様です。
本人の口からは、どこを怪我してるって絶対に言いませんが、やはり相撲の取り口に出ています。
昨日の大栄翔戦も、右が全然使えませんでした。
そして、一昨日の北勝富士戦が上手出し投げ。秒殺。
今日、中日の遠藤戦も叩き込み。秒殺。
まあ、負傷して右腕が使えないので仕方ないと言えばそれまでですが、ファンとしては複雑です。
十両時代のように、あからさまな変化がないだけ、今場所はマシですが。
でも、御嶽海は相手を良く見ていますよ。
今日の遠藤も、物凄く低い姿勢で御嶽海の前みつを取りに入って来ましたからね。
あれは、叩き込みしかないかも。
これで4勝4敗。今場所3回目の五分に。





とは言え、あとまだ7日ありますからね。
どこまで、星を伸ばせるか---。
試練は続きます。

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