土曜日ですが、箕輪町と辰野町で午前中仕事。
伊那への帰り道、昼食を摂って行くことにしました。
大型農道沿いに、結構美味しい店があるんですよね。
1店、前から気になっていた和食レストランがあったのを思い出しました。
「てまり」(伊那市西箕輪大泉新田)という古い佇まいの店。
駐車場が広いのが有り難い限り。
ただ、入口のドアが曲者で、手動の開き戸に後から自動ドアの装置を取付けたタイプ。
これが、センサーの前に立っても開かないんだ。
「開かないときは手動で!」という貼紙が無いと、お客、帰っちゃいますよ。
店の中は、薄暗く、内装・テーブル・イス・石油ストーブ---が何とも昭和レトロな雰囲気。
昭和レトロ---と感慨に浸っていたら、前の席で食事をしていた初老のおじさんが私に会釈。
おー、なんと中学校の同級生でありました。
まさに、昭和レトロそのもの(笑)で驚きましたよ。
私がオーダーしたのは、「かつ重」(税込1,050円)。
初めての店では、ソースかつ丼(重)、実践です。
まず、運ばれて来たのは「野菜サラダ」。
キャベツとピーマンの千切りを塩ベースのドレッシングで食べます。
ベジファースト、いいですね。
次、次に運ばれてきたのもメインではありませんでした。
「揚げ餅」、鏡開きで切り出した餅を揚げたもののお裾分け。
南天の実まで飾りに付いていて、これは正に縁起物。
「冷奴」、こんなお洒落な冷奴ありますか!?
ここにも南天の実、あと白菜の浅漬け。
「野沢菜漬け」、冬の信州の定番ですね。
以上3皿が2番目に出て来た品々です。
3番目に運ばれて来たのが、メインの「ソースかつ丼」と「味噌汁」です。
ん!?
かつ重のはずですが、かつ丼が来ましたよ。
まあ、いいんです。値段は同じですから。
器が重箱と丼の違いだけ。
かつは、大きくも小さくも無く普通サイズ。
食べてみると、肉は柔らかくてジューシー。
脂身が少ないのがちょっと残念ですが、美味しい肉でした。
キャベツが粗い千切りなので、凄いシャキシャキ食感でありました。
そして、肝心のソースだれ。
甘目のちょっと酸味があるサラサラソースだれですね。
一番ではありませんが、割と好きな感じのソースだれです。
しかし、これが相当のつゆだく。
適度に、ご飯に染みているのが好きですが、まあ、こういうのも有りかも知れません。
結構、底が深い丼なので、ご飯が1合くらいはありそう。
お腹いっぱいになりました。
お会計を済ますと、お土産に果物の「かりん」を1個頂戴しました。
1,050円払っただけの一見客に、ここまでサービスするか~と一気にファンになりましたよ。