やんばるの森の続きです。
やんばるの森と言えば、「ヤンバルクイナ」ですね。
ヤンバルクイナは1981年、山階鳥類研究所によって発見され、鳥の世界で未知の鳥であることが発表されました。 その推定生息数が約1800羽だったのが、2005年には717羽と激減。
環境省のレッドリストで、絶滅のおそれの高い「絶滅危惧IA類」として記載されています。
やっと見つけました。
こちらの存在は分かっていると思いますが、意外にもすぐには逃げません。飛べないばかりではなく、こののんびりした性格もあだとなり数を減しているのでしょうか。
これまで平和に暮らしてきたヤンバルクイナですが、交通事故も多いそうです。
■ヤンバルクイナをめぐる問題として・・・
ヤンバルクイナの生存を脅かすものとしては、主に以下のような原因が挙げられます。
1. マングースや、ノネコ・ノイヌによる捕食
2.交通事故などのロードキル
3. 林道建設や森林伐採などによる生息地の減少や分断
ヤンバルでは、道路のあちらこちらに、このような標識があります!
ヤンバルクイナ生態展示学習施設
「ヤンバルクイナ」の生態が見れる施設ですが・・・この日は定休日でした。
ヤンバルクイナ展望台
ヤンバルクイナの生息数は、10年程前は1,000羽を下回ったが、毒蛇のハブ退治として沖縄本島に導入されたが、ハブよりもヤンバルクイナを捕食していたマングースの除去事業の効果が現れてきて、近年は1,600羽前後にまで回復してきているそうです。
ヤンバルクイナが安心して暮らしていける森に一日でも早くもどってほしいのもですね。