日本野鳥の会神奈川・東京が主催する「多摩川河口の自然を考えるシンポジウム 2015」へ行ってきました。
(共催:(公財)日本野鳥の会、(公財)世界自然保護基金ジャパン、(公財)日本自然保護協会)
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シギ・チドリ類を始め干潟生物の宝庫である東京湾で最大規模の河口干潟がある多摩川河口。
その干潟に(仮称)羽田連絡道路の建設(橋の建設)が予定されています。
多摩川河口部
干潟の上に橋が出来ると、シギチへの影響はどうなのでしょうか?
■講演内容
持続可能性アセスメントと合意形成 | 原科幸彦(千葉商科大学) |
多摩川河口干潟のシギ・チドリ類 | 守屋年史(バードリサーチ) |
水面からみた東京湾と羽田空港の浜辺 | 長谷川 充弘(大森青べかカヌークラブ) |
世界のウェットランドの現状と問題 | 前川聡(世界自然保護基金ジャパン) |
羽田空港周辺・京浜臨海部の連携強化 ((仮称)羽田連絡道路の整備) |
川崎市 |
川と海の繋がりを考える社会システム | 清野聡子(九州大学) |
■パネルデスカション
鈴木茂也(日本野鳥の会神奈川支部)・葉山政治(日本野鳥の会)・志村智子(日本自然保護協会)井口利枝子(とくしま自然観察の会)・原科幸彦・守屋年史・長谷川 充弘・前川聡・清野聡子
<<感想>>
シンポジウムに参加して分かった事柄について
・市民へ事前説明が無く、橋の建設決定を報道で知ったということ。
・道路が必要かどうか住民の合意が無い計画であること。
・更には近くに首都高速や国道もあり迂回しても15分程度で、それほどメリットが無いとの意見が多数あること。
・また、交通渋滞も高速や地下トンネル道路で既に解決しています。
上記のことから、きちんと環境アセスメントや住民の合意を得なければ、税金の無駄使いになるのではないでしょうか。
最近話題の「2020年東京オリンピックの国立競技場」問題と重なって見えてしまいます。
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■参考
詳細は下記、「日本野鳥の会神奈川支部」のHPをご覧ください。
http://www.mmjp.or.jp/wbsj-k/2014kakouhozen.htm
ご丁寧にコメントありがとうございます。
こちらこそよろしくお願いいたします。