(またまた、山梨・中西部の続きです。)
クロジ♂
全身青黒色でほんとうにキレイですね。まさに「いぶし銀!」
繁殖期は、おもに山地帯から亜高山帯の林床に笹の茂ったブナ林や針広混交林に生息すします。雄は、「ホーイチヨチヨ」などと聞こえる大きな声で囀ります。
冬期は平地の薄暗い林に数羽の群れで生息し、地鳴きは「ツッ」とアオジに似ています。
クロジ♀
雌は全身黒味のある黄褐色で、胸から腹にかけて縦斑があります。
雌はアオジに似ていますが、アオジより少し黒っぽく、飛翔時、外側尾羽が白くないことで識別できます。
クロジもこの時期しかじっくり姿を観察できない鳥です。
今日はなんと贅沢で幸運な日なんだろう・・・と思わずにはいられませんでした。
[確認した鳥]
キジバト、コゲラ、アオゲラ、ウグイス、センダイムシクイ、ヤブサメ、キクイタダキ、キセキレイ、セグロセキレイ、ハクセキレイ、エナガ、メジロ、シジュウカラ、ヤマガラ、ヒガラ、コガラ、ゴジュウカラ、キバシリ、オオルリ、ミソサザイ、コマドリ、コルリ、キビタキ、クロツグミ、アカハラ、クロジ、ホオジロ、モズ、ソウシチョウ、ガビチョウ、ヒヨドリ、カケス、ツバメ、イワツバメ、ハシブトガラス
少し足をのばして山梨へ
標高1500mのブナ林
夜明け間近、アカハラ、ミソサザイ、ヒガラそしてコマドリの囀りが聞こえてきます。
到着してすぐに・・・姿を現してくれました。
様子を伺っているのでしょうか。
コマドリ♀ (オレンジも褐色で上胸と下胸の色彩の境目が不明瞭)
すぐ近くでコマドリの囀りが・・・
コマドリ♂ (頭部から上胸にかけてオレンジ色が濃い、胸と腹の境界線に細く黒いラインがある。)
コマドリ♀(左)、♂(右)
こまどりの「こま(駒)」とは、「馬」のこと。 「ヒンカラカラ」とさえずる声が、馬のいななきに似ているところから、馬(駒)の鳥で「こまどり」と呼ばれるようになったとか。
5月にも関わらず、早朝の気温1℃とかなり冷え込みましたが、近くで囀りが聞こえ、じっくりコマドリを見ることができたため、寒さも忘れて探鳥することができました。