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8月25日の社説は・・・

2019-08-25 05:38:40 | 社説を読む
パラ大会まで1年です。

朝日新聞
・ ロボット兵器 法規制に向けて議論を

読売新聞
・ 気象データ 産業利用の裾野を広げたい
・ 科学で探る先史 日本人の起源を解明できるか

毎日新聞
・ パラリンピックまで1年 記録映画残す方策探ろう
・ 米露のミサイル開発 東アジアの安定を損なう

日本経済新聞
・ 米中は世界経済への責任を自覚せよ
・ 国立公園の魅力高め守ろう

産経新聞
・ パラ大会1年 満員のスタンドが見たい

中日新聞
・ 笑って損した者なし 週のはじめに考える

※ パラ大会は2社でした。

朝日です。
ロボット兵器の規制をめぐる専門家会合がスイス・ジュネーブで開かれ、3年間にわたった議論を報告書にまとめた。示された指針には、ロボット兵器の行為にも国際人道法を適用することや、その使用には人間が責任を持つことなどが盛り込まれた。当然の結論といえる。

 だが、条約などの形で法的拘束力をもつ規制とするまでの合意には至らなかった。専門家会合は今後も話し合いを続けるという。実効性のある具体的な制度づくりに向けて、さらに検討を深めなければならない。

 対象は、人工知能(AI)を備え自律的に作動して敵を殺傷する兵器だ。自律型致死兵器システム(LAWS)といい、殺人ロボットとも呼ばれる。

 米国やロシアをはじめとする開発を進める国と、中南米、アフリカ諸国など禁止条約を求める国との溝は深い。人間の関与が必要という点ではほぼ一致しても、「関与」の程度をめぐる認識は大きく隔たっている。


宗教界から発言を望みます。


注目されるのが、古い人骨からDNAを採取し、遺伝情報を読み取るゲノム(全遺伝情報)解析だ。読み取り装置が進歩し、世界で先史研究に活用されている。

 国立科学博物館などの研究チームは、北海道礼文島にある3800~3500年前の縄文遺跡で見つかった女性人骨のゲノム解析に成功した。奥歯の状態が良かったことが幸いした。

 目が茶色く、肌の色が濃かった。酒に強く、脂肪の多い肉を食べていた。ゲノム解析で、この縄文女性の特徴が浮かび上がった。石器や土器の分析、人骨の観察といった従来の調査では得られなかった成果だと言えよう。

 現代の本州の人が、縄文人のゲノムの約10%を受け継いでいることも分かった。現代人のルーツを考える上で興味深い。

 日本人の起源を巡っては、縄文人が住んでいたところに、北東アジア系の弥生人が流入し、混血が進んだという説が有力とされてきた。先史人の遺伝情報が各地でさらに収集できれば、こうした説の検証が可能になろう。

 国立遺伝学研究所などの研究チームは、100人以上の古人骨をゲノム解析するプロジェクトを始めた。縄文文化はどう拡大したか。縄文人と弥生人とはどんな関係にあったのか。先史をより詳しく描くことが期待できる。


おもしろい。


 他の科学的手法も開発されている。2010年代に普及した「酸素同位体比年輪年代法」は、遺跡から出土した木材の年輪に含まれる酸素を分析することで、その年代を1年単位で特定する。

 「放射性炭素(C14)年代測定法」は、土器に付着したススなどから年代を測る。国立歴史民俗博物館がこの手法で、弥生時代の始まりが通説より500年も早く、3000年前まで遡るとの見解を導き出したことで知られる。

 C14年代測定法の精度は以前と比べて向上した。有効に活用し、研究に生かしてほしい。


どちらもこのブログで取り上げています。
ぜひごらんください。

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