緒方さんがなくなりました。
朝日新聞
・ 英語新入試 身の丈発言が示すもの
・ 緒方さん死去 「人間を守る」精神貫く
読売新聞
・ 高校の国語 文学に親しむ機会失わせるな
・ 緒方さん死去 今に続く難民支援の現場主義
毎日新聞
・ 萩生田氏・身の丈発言 「本音」が不信増幅させた
・ 緒方貞子さん死去 現場と人間中心を貫いた
日本経済新聞
・ 日本のクルマ離れを好機に変えるには
・ アルゼンチン次期政権に難題
産経新聞
・ マラソンの札幌案 IOCも責任の一端負え10.30 05:00
・ 若い世代のがん 治療と支援の充実進めよ
中日新聞
・ 緒方貞子さん 現場主義を全うした
・ 「身の丈」発言 制度の欠陥認め見直せ
※ 4社が緒方さんを取り上げました。
毎日です。
日本人として初めて国連難民高等弁務官を務めた緒方貞子さんが死去した。冷戦終結後の世界で、故郷を追われた難民らに寄り添い、その救援に全力を尽くした。
貫いたのは、徹底した現場主義と人間中心主義だった。小柄な体を防弾チョッキに包み、イラクや旧ユーゴスラビアなどの紛争地に自ら出向き、難民らの声に耳を傾けた。
弁務官に就任した1991年、湾岸戦争でイラクからトルコ国境に多数のクルド人が向かった。保護任務の対象でない「国内避難民」だったが、人道的視点から救援に乗り出した。難民支援の転機となった。
ちょうど冷戦構造によって封じ込められていた民族・宗教対立が表面化した時期だった。それだけに、人道支援が紛争当事者に政治利用されないよう細心の注意を払った。
「一番大事なのは人間です」。従来、国家を守る枠組みで語られてきた安全保障の領域において、国家に守られない個々の人々を守る「人間の安全保障」の重要性を提起した。
国際社会で活躍する日本人女性の先駆けでもあった。退任後は国際協力機構(JICA)初代理事長として人道支援と開発の連携を進めた。
すばらしい方でした。
朝日です。
民間試験は英検など7種の中から受験生が自分で選ぶ。入試として受けられるのは2回までと決まっているが、別途、腕試しは何度でも自由にできる。
受験料(1回約6千~2万5千円)に加えて会場までの交通費、場合によっては宿泊費もかかるため、都市部の裕福な家庭の子とそうでない子とで条件が違い過ぎると、懸念の声があがっている。生徒の側に「受けない」という選択肢はなく、予備校通いと同列に論じられる話でないのは明らかだ。
入試には貧富や地域による有利不利がつきまとう。その解消に努めるのが国の責務であり、ましてや不平等を助長することはあってはならない。それなのに教育行政トップが「身の丈」を持ちだして不備を正当化したのだ。格差を容認する暴言と批判されたのは当然である。
民間に頼るのはおかしいと私は思います。
産経です。
現場に混乱を招いておいて、責任は負わないのか。東京五輪のマラソン・競歩について、国際オリンピック委員会(IOC)が示した札幌開催案は、課題が次々と指摘されている。
費用負担をめぐり、東京都や大会組織委員会などが繰り広げる責任の押し付け合いにもIOCは頬かむりしており、腹立たしさを覚える。決定が遅れれば、迷惑を被るのは選手たちだ。夏の暑さばかりが取り上げられ、東京の印象まで悪くなりかねない。
都や組織委は30日から、IOC調整委員会と協議を行う。開催地決定が急を要するのは当然だが、一方的な発表で札幌案を既成事実化したIOCのやり方は乱暴に過ぎる。開催都市をかやの外に置いた今回の経緯に東京側は抗議し、説明を求めるべきだ。
IOCは札幌ドームを発着点とする案を示したが、出入り口の狭さから改修工事が必要となるなど実にお粗末な中身だ。発着点の候補に挙がっている大通公園も夏祭りの期間中という課題がある。
朝日新聞
・ 英語新入試 身の丈発言が示すもの
・ 緒方さん死去 「人間を守る」精神貫く
読売新聞
・ 高校の国語 文学に親しむ機会失わせるな
・ 緒方さん死去 今に続く難民支援の現場主義
毎日新聞
・ 萩生田氏・身の丈発言 「本音」が不信増幅させた
・ 緒方貞子さん死去 現場と人間中心を貫いた
日本経済新聞
・ 日本のクルマ離れを好機に変えるには
・ アルゼンチン次期政権に難題
産経新聞
・ マラソンの札幌案 IOCも責任の一端負え10.30 05:00
・ 若い世代のがん 治療と支援の充実進めよ
中日新聞
・ 緒方貞子さん 現場主義を全うした
・ 「身の丈」発言 制度の欠陥認め見直せ
※ 4社が緒方さんを取り上げました。
毎日です。
日本人として初めて国連難民高等弁務官を務めた緒方貞子さんが死去した。冷戦終結後の世界で、故郷を追われた難民らに寄り添い、その救援に全力を尽くした。
貫いたのは、徹底した現場主義と人間中心主義だった。小柄な体を防弾チョッキに包み、イラクや旧ユーゴスラビアなどの紛争地に自ら出向き、難民らの声に耳を傾けた。
弁務官に就任した1991年、湾岸戦争でイラクからトルコ国境に多数のクルド人が向かった。保護任務の対象でない「国内避難民」だったが、人道的視点から救援に乗り出した。難民支援の転機となった。
ちょうど冷戦構造によって封じ込められていた民族・宗教対立が表面化した時期だった。それだけに、人道支援が紛争当事者に政治利用されないよう細心の注意を払った。
「一番大事なのは人間です」。従来、国家を守る枠組みで語られてきた安全保障の領域において、国家に守られない個々の人々を守る「人間の安全保障」の重要性を提起した。
国際社会で活躍する日本人女性の先駆けでもあった。退任後は国際協力機構(JICA)初代理事長として人道支援と開発の連携を進めた。
すばらしい方でした。
朝日です。
民間試験は英検など7種の中から受験生が自分で選ぶ。入試として受けられるのは2回までと決まっているが、別途、腕試しは何度でも自由にできる。
受験料(1回約6千~2万5千円)に加えて会場までの交通費、場合によっては宿泊費もかかるため、都市部の裕福な家庭の子とそうでない子とで条件が違い過ぎると、懸念の声があがっている。生徒の側に「受けない」という選択肢はなく、予備校通いと同列に論じられる話でないのは明らかだ。
入試には貧富や地域による有利不利がつきまとう。その解消に努めるのが国の責務であり、ましてや不平等を助長することはあってはならない。それなのに教育行政トップが「身の丈」を持ちだして不備を正当化したのだ。格差を容認する暴言と批判されたのは当然である。
民間に頼るのはおかしいと私は思います。
産経です。
現場に混乱を招いておいて、責任は負わないのか。東京五輪のマラソン・競歩について、国際オリンピック委員会(IOC)が示した札幌開催案は、課題が次々と指摘されている。
費用負担をめぐり、東京都や大会組織委員会などが繰り広げる責任の押し付け合いにもIOCは頬かむりしており、腹立たしさを覚える。決定が遅れれば、迷惑を被るのは選手たちだ。夏の暑さばかりが取り上げられ、東京の印象まで悪くなりかねない。
都や組織委は30日から、IOC調整委員会と協議を行う。開催地決定が急を要するのは当然だが、一方的な発表で札幌案を既成事実化したIOCのやり方は乱暴に過ぎる。開催都市をかやの外に置いた今回の経緯に東京側は抗議し、説明を求めるべきだ。
IOCは札幌ドームを発着点とする案を示したが、出入り口の狭さから改修工事が必要となるなど実にお粗末な中身だ。発着点の候補に挙がっている大通公園も夏祭りの期間中という課題がある。