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日本人の謎-3-

2018-11-02 05:32:10 | 社会科こぼれ話
『「日本人の謎」が面白いほど分かる本!』より、授業のネタに使えそうな?おもしろネタを紹介します。



第3回は、「銀座」には江戸幕府がつくった銀貨鋳造所があった!

「銀座」は、中近世に、貨幣の鋳造および銀地金の買売を行った場所のことです。

「座」とは、商工業者や芸能者による同業者組合のことで、閉鎖的な集団です。これに対して、信長などが行った「楽座」は、「座」に対する規制緩和、開放政策です。

すなわち、「銀座」は、その場所以外での貨幣鋳造が厳しく取り締まられたことを意味します。

銀座には、鋳造、極印打および包封を行う常是役所、および座人が会同する銀座役所がおこれました。

家康による銀座は、慶長6年(1601)京都・伏見に設けられた銀貨鋳造所が発祥です。現在も京阪電鉄の「丹波橋駅」から伏見桃山駅方面にに向かうと「銀座」という地名が残っています。

続いて、家康の住む駿府に銀座がつくられました。
大坂にも銀座がつくられた後、駿府の銀座が江戸に移転しました。
これが、今の銀座のルーツなのです。
当時は、金座もありました。








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