小学館ウィーンフィル魅惑の名曲 vol.26 マゼール指揮「ニューイヤー・コンサート」を聴き直しました。
元日恒例のウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートは、Wikipediaによれば、次の人が指揮をしています。
クレメンス・クラウス(1939, 1941~1945, 1948~1954)
ヨーゼフ・クリップス(1946, 1947)
ヴィリー・ボスコフスキー(1955~1979)
ロリン・マゼール(1980~1986, 1994, 1996, 1999, 2005)
ヘルベルト・フォン・カラヤン(1987)
クラウディオ・アバド(1988, 1991)
カルロス・クライバー(1989, 1992)
ズービン・メータ(1990, 1995, 1998, 2007,2015)
リッカルド・ムーティ(1993, 1997, 2000, 2004,2018)
ニコラウス・アーノンクール(2001, 2003)
小澤征爾(2002)
マリス・ヤンソンス(2006,2012,2016)
ジョルジュ・プレートル(2008,2010)
ダニエル・バレンボイム(2009,2014)
フランツ・ウェルザー=メスト(2011,2013)
グスターボ・ドゥダメル(2017)
ご覧のように、初期のクラウスやボスコフスキー以後では、マゼールが最多の指揮をしています。
指揮者選びは、楽団員の投票で行われるので、マゼールの人気の高さが分かります。
そのマゼールは、以前にも紹介しましたが、8歳の時にニューヨーク・フィルを、9歳でフィラデルフィア管弦楽団を、11歳でNBC交響楽団を指揮するという天才です。
今回の演奏は、4年間の抜粋です。
ニューイヤーは、遊び心で揺れる演奏が多いのですが、さすがマゼール。構成がくっきりとしたメリハリのある演奏で、なおかつウィーン情緒を感じさせる、上質な演奏です。
本誌の内容です。
◆ウィーン・フィルをめぐる断章
・マーラーの時代のウィーン
◆マエストロの横顔
・ロリン・マゼール
ニューイヤー・コンサートの人気が世界化
◆ウィーン・フィル 音の小宇宙
・ニューイヤー・コンサート
◆作曲家の肖像
・シュトラウス・ファミリー1
ウィーンの伝統を引き継ぐ「ワルツ王」一家
◆曲の情景
・シュトラウスの枠を現代に伝えるニューイヤー・コンサート
◆名曲をより楽しく聴くためのキーワード
★CD
・ワルツ≪美しく青きドナウ≫作品314
・≪ラデツキー行進曲≫作品228 ほか
指揮:ロリン・マゼール