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世界を見る目が変わる50の事実-36-

2010-10-28 06:34:06 | 社会科こぼれ話
国連ミレニアム開発目標(MDGs)サミットにちなみ、ジェシカ ウィリアムズの評判の書 『世界を見る目が変わる50の事実』(草思社)の内容を社楽的に読むシリーズ。



第36回は、武力紛争による死者よりも自殺者のほうが多い

これは、自殺者の多さを問題にしています。

世界保健機関(WHO)によると、 2000年には世界で約100万もの人が自殺して亡くなったそうです。

その3分の2にあたる人が、自殺をしたときうつ病だったそうです。


WHOでは、2020年には、うつ病が世界で2番目に多い病気になると予想しています。
そして、そのころには、毎年の自殺者は150万人にもなるだろうとも・・・。

うつ病の原因は何らかの強いストレスがきっかけですが、人はだれもがうつ病になる可能性があると言われています。

しかし、治療を受ければ、その約60~70%は治るそうです。

ジェシカ ウィリアムズは、最後に、詩人で哲学者のジョージ・サンタヤーナという人の詩を紹介しています。

「人生は生きるに値するもだという前提ほど大切なものはない。 そう思わなければとても生きていけない」


ちなみに、各国の自殺死亡率(人口10万対)をみると、
男では、高い国は「ロシア」70.6、「ハンガリー」51.5、「日本」36.5となっており、
女では、高い国は「ハンガリー」15.4、「日本」14.1、「ロシア」11.9となっています。

日本は、死亡率が高いワースト3に入っているのです。





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