ハイドン:交響曲第77番変ロ長調 (スコア付き)
フランツ・ヨーゼフ・ハイドン: 交響曲第77番変ロ長調 Hob. I:77 (スコア付き) 作曲年代:1782年 演奏:オルフェウス室内管弦楽団
00:00 第1楽章 Vivace (変ロ長調) 06:27 第2楽章 Andante sostenuto (ヘ長調) 13:40 第3楽章 Menuetto: Allegro — Trio (変ロ長調) 16:13 第4楽章 Finale: Allegro spiritoso (変ロ長調)
《交響曲第77番変ロ長調》は、ヨーゼフ・ハイドンが1782年に作曲した交響曲である。当時のハイドンはオーストリア元帥のニコラウス・ヨーゼフ・エステルハージに仕えて作曲活動を行っていたが、イギリスでも高い人気を誇っていた。イギリスへの訪問はエステルハージが難色を示したため、結局エステルハージの死後の1791年まで実現しなかった。一方でハイドンは後のイギリス訪問に備え、《第76番変ホ長調》《第77番変ロ長調》《第78番ハ短調》の3曲を作曲しており、これらは「イギリス交響曲」と呼ばれる。 《第77番変ロ長調》は3つの「イギリス交響曲」の中でも完成度が高いと評価されている。クラリネット、トランペット、ティンパニを欠いた小さな編成ながら、第1楽章の比較的規模の大きい展開部や、第4楽章の対位法など、随所に工夫が見られる。