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週刊 日本の100人 第86号 上杉鷹山

2019-10-05 05:20:25 | 歴史関連情報
週刊日本の100人 上杉鷹山

シリーズ第86号は上杉鷹山です。



 ケネディが最も尊敬する日本人に挙げたり、小泉首相や安倍首相が言葉を引用したりと、上杉鷹山はよく話題になります。

 米沢に行くと、上杉鷹山ゆかりのものがたくさんあり、今でも愛されていることがわかります。
 その師・細井平洲が愛知の人のなので、親近感を抱きます。

 鷹山は、1751-1822の江戸時代中期の大名です。
 寛延4年7月20日生まれ。
 秋月種美の次男で、上杉重定の養子となり、米沢藩主上杉家9代をつぎました。
 養子といっても、母が上杉家の血を引いているので、鷹山も上杉の血を引いています。

 当時の上杉家は、関ヶ原の戦いで家康を敵に回したこと、吉良家の財政支援、藩主の放漫経営により財政がパンク状態でした。
 そのような中で、鷹山に白羽の矢があたります。

 倹約を奨励し、農村復興・殖産興業政策などにより藩財政を改革しました。
 そこには、鷹山の誠実、かつ強力なリーダーシップがあったからこそです。
 細井平洲の教え、鷹山に従った家臣達、多くの努力により成し遂げられたものです。

 さらに、米沢藩は、経済(産業・財政 など)と 倫理(学問・教育文化など)のバランスのとれた、良質な藩運営をめざしました。これも、細井平洲の力によるものが大きく、さらにいえば、歴史から学んだことを、実践した成果といえるでしょう。

 跡継ぎの治広にあたえた家訓「伝国之辞」は有名です。

 参考「現代の指針 上杉鷹山」  http://f.tukiyama.jp/bunka/c/okitama/pdf/55youzan23.pdf

 本誌の内容です。

■特集
上杉鷹山
 なせばなる なさねばならぬ何事も

■ライフ&タイム
米沢の復興に身を捧げた謹厳な名君主の72年
 少年に託された名門/心にともる改革の火種
 天が与えた試練/2度目の財政再建へ
 積年の夢、ここに結実

■ヒューマンエピソード
私心を捨て、他人に尽くす聖人君子

■クローズアップ
実践教育こそ改革の要 藩校・興譲館今昔物語

■人物スクランブル
上杉鷹山 人物相関図
 細井平洲/松平定信/ジョン・F・ケネディ/吉田松陰

■後世への遺産
 工芸品、米沢織、かてもの……中興の祖が遺した文化

■評伝アラカルト
 上杉鷹山考
  内村鑑三/海音寺潮五郎/童門冬二
  鈴村 進/藤沢周平/徳富蘇峰

■ビジュアル人物事典
 正岡子規/真崎甚三郎/益田 孝/松岡洋右
 松尾芭蕉/松方正義/松下幸之助/松平容保

■日本の100人ミュージアム

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