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本願寺とは…

2009-06-30 06:28:55 | 社会科関連情報
 昨日は築地本願寺を取り上げましたが、そもそもどうして本願寺は西と東があるの?
 話は簡単ではありません。ここでは、概略のみ紹介します。
 本願寺は浄土真宗のお寺です。浄土真宗は、鎌倉時代初期に、親鸞が法然の教え(浄土宗)を発展させたものです。ただ、親鸞自身は、独立しようとは思っていませんでした。
 親鸞のひ孫が本願寺を建て、八代蓮如の時に、「講」を基礎組織にして発展します。一向宗と呼ばれ、戦国時代には歴史の渦に巻き込まれます。
 秀吉の時代に、顕如が京都で本願寺を再興します。一方、その長男である教如は、家康から土地を与えられ、いわゆる東本願寺を建てます。ここで、東西が分かれたのです。
 現在、「真宗十派」と言われるほど分派がありますが、最大の派が「浄土真宗本願寺派」(西本願寺)、これに次ぐのが「真宗大谷派」(東本願寺)なのです。
 その流れから、東海・北陸地方には、真宗大谷派の寺院が多くあります。

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